NSKK 日本聖公会 東京教区
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復活祭を迎える

主教 植田仁太郎

 

 毎年移動する教会の祝日である復活祭、今年は3月23日です。言うまでもなく、教会とクリスチャンにとって一番大切な祝日です。もちろんイエス・キリストの誕生日であるクリスマスよりも大切な日です。
  イエス・キリストの誕生と生涯ということだけでは、私たちの信じるキリスト教というものは生まれなかったでしょう。歴史の中に生まれ、生き、そして死んだイエス・キリストが「復活した」からこそ、この方が永遠に憶えられることになりました。
  イエス・キリストの復活についての最初の記述は、十字架上で刑死したイエスが葬られた墓に、死後三日目に訪れた女性達に起った出来事を記した、あの物語ではありません。イエス・キリストの復活を、文書でレポートとした最初の人はパウロです。
「最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受けたものです。すなわちキリストが……死んだこと、葬られたこと、また聖書(旧約)に書いてあるとおり三日目に復活したこと」(コリントの信徒への手紙15章3節以下)とパウロは伝え、さらに何人もの人々に復活したキリストが現れ、ついには「月足らずで生まれたような私にもあらわれました」と証言しています。
  復活とは、息をふきかえしたのでもなく、幻視の結果でもありません。イエス・キリストが全く新しいいのちをもって、「生きて」いることを示しています。
  その復活のキリストを信じ、従う私たちも、その全く新しいいのちにあずかることができる――その深い喜びが、復活祭の喜びです。