竹田主教の諸聖徒日メッセージ
   -1999.11.05-

みなさん今日は。今年の夏は非常に暑くて大変だったと思いますが、11月になりだいぶ涼しくなりました。

11月は教会では特別な期節がまいります。それは11月1日、2日、それぞれ「諸聖徒日」また「諸魂日」、いろいろな魂を記念する日です。つまり世を去った方を記念する月であります。

キリスト教では日本の古来の死者の葬り方と違って、「供養する」ということではなくて、死んだ方は神様の永遠の命に与っている…そういうことで、私達が死んだ方と一緒に交わりをもって、やがて私達も永遠の命に与るという希望を再確認し、また死んだ方々と「交わっている」ということを記念する、そういう期節であります。

私達は死者を記念したり、あるいは墓地に行って墓地で礼拝をしたりしますが、それは私達が常に死んだ方と共に神様の恵みのもとで暮らしていく…そういうことを再確認して終わりの日を希望をもって迎えるということを学ぶ時であります。皆様もそのことを覚えて神様の恵みのもとで終わりの日まで過ごしていただけるようにお祈りいたします。

神様の恵みをお祈りいたします。