ルカによる福音書 24:36〜48
イエス様が食べられた魚
復活されたイエス様が、弟子達の前で「焼いた魚」を食べられた」ことが、ルカ伝24章41節〜43節に出ています。弟子のペテロ達もガリラヤ湖の漁師だったわけですが、その頃、ガリラヤ湖にはどんな魚が棲み、人びとはどんな魚を食べていたのでしょうか。
マタイ17・24〜27には、ペテロが釣った魚の口から銀貨を見つけ、神殿税として納めたことが出ています。この魚は「ペテロの魚」と呼ばれるようになり(日本名、クロスズメダイ)、口の中で卵をかえして育てる性質があるそうです。食べても淡白な味でおいしい魚で、イエス様が召し上がって見せたのも、多分、この魚でしょう。
初めはイエス様の姿を見て、幽霊ではないかと思った弟子達も、手足の釘打たれた傷を見、食事をされる姿を見て、それが復活されたイエス様だと信じることができました。その場に居なかったトマスは最後まで信じませんでしたが、イエス様の手足と脇腹の傷にさわらせていただいた時、「わが主よ」と言って信じたのです。
その時、イエス様は、「あなたは見たので信じたのか。見ないでも信じる人は幸いである。」と言われました。
私達は時代が違うので、自分の眼でイエス様の姿を直接見ることはできません。しかし、信じることはできます。私達は今もイエス様が一緒に居て、いつも暖かく見守って下さることを信じて、これからも元気に生きて行きましょう。