大斎節第3主日 日曜学校教話 2007.3.11
 
パウロ 中村 淳

 ルカによる福音書 13:1〜9
 

「神様、ごめんなさい」

 先生が、みんなの前でお話をするのは今日が最後になります。まず最初にみんなに「ありがとう」と言います。これはみんなに「お話を聞いてくれてありがとう」と言うことと、「みんなにあわせてくれてありがとう」と神様に言うことの二つの意味があります。

 そして、みんなに「ごめんなさい」と言います。これはみんなにうまくお話が出来なくて「ごめんなさい」と言う意味です。
 先生は今までは、みんなと同じように「教えてもらう人」でした。でも4月からは「教える人」になります。神様のことをお話しする人になります。そのために、今までうまくお話が出来なかったことを「ごめんなさい」と言って、もっともっと上手にお話が出来るようになろう、と考えました。

 みんなはどんなときに「ごめんんさい」と言いますか?
お父さんやお母さんに叱られたとき、お友達とけんかをして仲直りをするとき、自分が失敗をして人に迷惑をかけてしまったと思うとき、こんなときに「ごめんなさい」と言うのではないでしょうか?

 それでは、神様に「ごめんなさい」と言うことがありますか?
これはなかなか難しいことです。何をごめんなさいと言って良いかわかりにくいですよね。でも、神様にごめんなさいというのは何でもいいのです。どんなことでもいいのです。大事なことは神様に「ごめんんさい」と言おう、と言うことが大切だからです。言おうと思うことが大切だからです。

 「ごめんなさい」を言おうと思うことは、自分を考えていることです。自分が自分をどう思っているかを考えることです。自分が悪いことだな、と思うことは何でも神様に「ごめんなさい」と言って良いのです。
その「ごめんなさい」を神様は必ず聞いてくださいます。そしてゆるしてくださいます。そうすると、不思議なことに「ごめんんさい」を言った人も「もう一回がんばろう」と思えるのです。

 今の時期は教会のカレンダーで「大斎節」と言って、「神様、ごめんなさい」を言う時です。大人の人もみんなそのようにしています。そして、4月になったらイースターがやってきます。

 先生も4月から、新しい教会でがんばろうと思っています。みんなも今、神様に「ごめんなさい」を言って、4月からの新しい生活のために用意しましょう。

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