三 光 教 会 と は

三光教会は、全世界165か国以上に広がるアングリカン・コミュニオンの一員である日本聖公会東京教区に属する教会です。
日本聖公会はイングランド教会(The Church of England)の流れを汲む、宗教改革に基づいたキリスト教会派です。16世紀英国の宗教改革は、イエス・キリストに従い、信じた初代教会の信仰と伝統を受け継ぐことを目指していました。日本聖公会、三光教会は、初代教会そしてイエス・キリストへの信仰に通じているのです。

 

三光教会の歩み 

三光教会は、1912(大正元年)112日芝白金三光町の地で、聖ステパノ教会、聖十字教会、喜望教会の三つの教会が合同、一つの教会として誕生しました。「三光」という名前は「白金三光町で生まれた教会」という意味に加え、三つの教会が合同した教会ということにも由来しているのです。 1940(昭和15)現在の品川区旗の台に移った直後、戦火により礼拝堂が焼失しますが、1954(昭和29)に念願の再建を果たします。2010(平成22)に入口部分を残して建て替えが行われ、三廊式の礼拝堂として献堂されました。
2012
年に創立100年を迎えた歴史ある教会なのです。

 

三光教会の礼拝 

聖公会の礼拝においては、「建築」「音楽」「書物(祈祷書)」「祭具」の多くのシンボルを用います。聖堂に足を運び、音楽を聴き、歌い、祈祷書を見る、聖書のみ言葉や説教を聴く、香を嗅ぐ、式中の所作や動作をすることなどを通して、「五感で礼拝を経験する」といってよいでしょう。
三光教会では、司式する司祭、補式者、複数のアコライト(侍者)、十字架奉持者、香炉を持つ奉仕者、聖歌隊、オルガニスト、聖書の朗読者、聖堂にお迎えする者、礼拝前後に聖具を準備し整える者など多くの奉仕者そして会衆が協力して、イエス・キリストの死と復活の記念という一つの大きな象徴的行為に関わり、ともに創り上げていく礼拝を大切にしています。
礼拝に参加するということも、神から与えられた大切な役割です。


 

香蘭女学校 

三光教会のお隣は「香蘭女学校」です。
香蘭女学校は、英国聖公会主教により創られて以来130年以上の伝統をもつミッションスクールです。キリスト教信仰に基づいた女子教育を旨とし、現在も日本聖公会と深い関わりをもつ、三光教会とは親戚ともいえる学校です。
授業の一環に定められた交流プログラムのほか、香蘭のバザーと三光オープンチャーチの同日開催、成人式礼拝、クリスマスイブ礼拝への香蘭聖歌隊の参加等多岐にわたって交流を深めています。

 

 

 

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