1997年10月号
捨てる―救いを得るためのカギ
司祭 イザヤ 浦 地 洪 一
「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」 (マルコ8−34)
右にあげた聖書の言葉は、イエスさまの言葉です。そして、この言葉の中には、いずれも「捨てる」という言葉が用いられています。新約聖書には、まだ外にも「捨てる」という言葉がたくさん出てきます。
日焼けと思い出を残して 夏はキャンプの季節。湖に山に、子供も大人もよく遊び、よく学び、日焼けとともに多くの思い出を残しました。普段から教会内で顔を合わせているメンバーでも、丸々数日間一緒に生活すると違った側面を発見し、今までとは異なった愛し方?も芽生えます。また、自然は飽くことなくいつも最良の遊び相手であり、先生でもあることも実感します。神の御技は、その時々にかないて美しいことを感じる、そんな夏の一時を紹介します。 週一度ペースでの委員会を開いて、よりよい礼拝堂建築を目指す建築委員会は、委員会でのある程度の合意をまとめた「京都聖マリア教会礼拝堂建築について」を、教会委員会に提出し、教会委員会名で一般信徒のみなさんに内容を公開し、ご意見をうかがう機会をもちました。 内容は左記の通り。 日曜学校 7月20日(日)から21日(月)、今年も北小松キャンプ場において、キャンプが行われました。総勢102名の大家族キャンプとなりました。1泊2日というとても短い間でしたが、お天気にも恵まれ、子ども達は充分に水泳・キャンプファイヤーなどを楽しみ、おいしいご飯を気持ちの良い屋外でいただくことが出来ました。今年もキャンプができたことに神さまに感謝し、また、色々な形でみなさんにお手伝い・ご協力いただいた事に感謝しています。
ジュニアチャーチ ジュニアチャーチの夏といえば芦生キャンプです。今年は8月9日〜10日、キャンパー4人、スタッフその他17人という編成で行われました。少人数ながらキャンパー、スタッフ共にそれぞれのタラントを生かし、プログラムに沿って楽しい時を持つことができました。今年の聖研の箇所は「ノアの方舟」。みんなで模造紙をつなぎあわせて大きな舟を折り、周りに溶かしたロウを塗って補強し、その中にストーンペインティングで作ったつがいの動物たちを乗せて川に浮かべました。その作業を通して、一人一人が少し、旧約聖書の時代に思いを馳せたひとときでした。お天気も大きくくずれることもなく、良いキャンプができたことを、神様に感謝します。
青年会
京都聖マリア教会の青年会は、教区中でも最も活動の活発な青年会だそうです。この「ほっこりキャンプ」には京都聖マリア以外の他教会の青年たちがたくさん参加してくれました。京都復活教会、大津聖マリア教会、桃山基督教会、アグネス教会、そして、桑名エピファニー教会と、どんどん輪が拡がり、まるで教区キャンプの同窓会のようになりました。
GFS 7月31日から8月2日まで、沖縄県宣野湾市において第42回GFSリーダー研修会が開催されました。京都教区からは私、立石みどりと速水純子姉他3人が参加。「私たちの耳を、私たちの口を、私たちの目を開いてください。」とのテーマのもとに、普通の観光では訪れることのできない場所、つまり真の沖縄を目のあたりにし、触れ、未だ消えることのない人々の苦しみを知り、感じました。今回の研修で得たことをいかにして伝えるかが今後の課題ですが、詳細につきましては10月4日に、教区センターで報告させていただきますので、合同礼拝への出席を重ねてお願いします。
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