6月号その2


日本基督教団 阿佐ヶ谷教会
    松原郁哉さん(信徒)

 さて「母子室」の件ですが、当教会では二階席の奥に一室設けております。(「ベビールーム」と称しています)礼拝堂に面した壁を二重のガラスにして遮音し、礼拝の音はスピーカーを通して聴くようになっています。毎週1〜3組の親子が利用しているようです。
 メリットとしてはお互い気兼ねなく礼拝が守れる点です。ただベビールームではやはり普通席と同じとはいきません。どうしても隔離された感じがして礼拝に集中しにくいのは否めません。ともすれば親同士のおしゃべりに花が咲きがちです。ある程度は仕方ないと思いますが、設計上にも多少問題があるようです。絨毯を敷いて床に直接座るようになっているのですが、座ると講壇が見えないのです。距離的にも一般席より講壇から遠くなっています。
 先日名古屋の愛知守山教会の礼拝に参加しました。ここは母子室がなく礼拝中に子どもの泣き声がしていましたが、皆が一つとなって礼拝が守れて良かったと思います。暖かな雰囲気を感じました。
 それぞれの教会の状況で母子室があった方が良いかどうかは異なると思いますが、母子室があっても多少の泣き声くらい受け入れるような寛容さはあると良いなと思います。

聖公会中部教区
 岡谷聖バルナバ教会
  市原信太郎さん(信徒)

 私の過去の経験をいくつかお話します。
1・東京聖マルチン教会(東京教区)のこと
ここの「母子室」は、礼拝堂の隣の小部屋で、その奥はベストリーになっていますが、この部屋自体は「こどもれいはいしつ」と位置づけられています。礼拝の内容はマイクで拾ってスピーカーで聞くことができますし、ガラス窓を隔てて様子も分かります。
基本方針は「礼拝堂でいっしょに礼拝するのが基本。子供の様子に応じて適宜利用する」ということにはなっていますが、実態としてはどうでしょうか。私ももう離れてかなりになりますので今の様子はよく分かりませんが、私がいたころのことを思い出すと、やはり「隔離部屋」の性格がそれなりにあったことを感じます。特に、子供の泣き声等が嫌いな大人がいると、どんどん子連れの人がそっちの部屋に追いやられるという雰囲気も感じました。他方、おむつ交換、授乳などを礼拝の雰囲気の中で行なうことができるのはいいと思いました。
2・カトリック北浦和教会(浦和教区)のこと
ここの子供部屋は聖堂の最後部にあり、部屋正面のガラス窓を隔ててそのまま聖堂です。ただし、ドアにあたるところが開いていますので、空間としては連続です。ガラス窓も大きいので、閉鎖感はありません。ですから子供が騒いだりしたときに「隔離」する効果はありませんが、不思議にこの教会で子供の泣き声で礼拝が妨げらると感じたことはありません。この部屋の中だけはじゅうたん引き(聖堂自体は土足)になっており、子供が寝そべったりすることもできます。絵本なども一部用意されています。
3・岡谷聖バルナバ教会(中部教区)のこと
非常に小さいところなので、改めて子供部屋を作るような必要は感じていません。そもそも聖堂自体が畳敷きですので、子供連れにはいい環境かも知れません。どうしても隔離したスペースが必要な場合には、礼拝堂が集会部屋とつながっており、その間仕切りのドアを閉めれば集会部屋が隔離部屋として使えますが、ほとんど使ったことはありません。


 以上、本当にたくさんのご返信、ご意見をいただきました。改めて感謝いたします。マリア教会の礼拝堂建築については、信徒の私たちだけでなく、他教会の方々、他教派の方々も大変注目していただいている、とても期待していただいていることが解ります。また、母子室問題のみならず、建築にあたってのいろいろな問題を、マリア教会内レベルではなく、もっと外へも目を向けたスタンスで、現在のことだけでなく、20年後、50年後の社会、生活に眼を向けた広い視野で考えていかなければならないことがよく解りました。
 この母子室問題についても、これらを読んでいただいて、少し意見の変わった方もおられるのではないでしょうか?近々、この母子室について、何かの形で話し合いをする機会を作りたいと思っています。なんといっても、現役の母親、すでに母子室を使う母親を卒業した方々、将来母親になる女の子、という女性のご意見を聞かせてほしいのです。
 もちろんコイノニアへの投稿も大歓迎、お待ちしております。 (し)


募金委員会報告

まあ みなさん
ちょっと きいてください

クレネ人シモン 南 寛

 毎月建築募金の整理をするたびに、多くの人達の礼拝堂に対する思いの重さを実感させられます。その思いに応えるためにも、募金状況と委員会の活動を報告していきたいと思います。
 現在募金委員会では、外部への募金呼び掛けの準備をしています。外部といっても幼稚園、ボーイスカウト、他教会など対象は様々ですので、趣意書と対象別に募金への気持が高まるような添え書きをつけて、七月中に発送する予定です。
 また、納骨堂についても議論しています。納骨堂に対する献金は、募金目標を二億円に設定する際の前提になっていましたが、「納骨堂を資金捻出の手段として利用してよいのか」という根本的な議論が起こってきました。納骨堂の意義や募金の在り方について、みなさんのご意見をコイノニア編集部までお寄せください。

目指せ2億円
 募金累計 44,533,251円
       (5月末現在)


各部からの
報告とおしらせ

=日曜学校=
 先月号コイノニアの時点では、夏の北小松キャンプの日程が7月26日、27日になっていましたが、それ以降変更になりました。正しい日程は、7月20日(日)、21日(月・振替休日)です。くわしくは左ページをご覧ください。
=ジュニアチャーチ=
 4月29日(火・祝)の春の遠足で作製した近江八幡・水茎焼の陶芸作品は、大変すばらしい出来で、6月8日(日)に教会会館に展示、礼拝出席者のみなさんに人気投票をしていただきました。第一位・佐々木恭子(トトロ)、第二位・津田祐理子(小鉢)、第三位・浦地愛(ツボ)でした。
 ジュニアチャーチ恒例夏の芦生キャンプが8月9日(土)、10日(日)当教会芦生キャンプサイトにおいて行われます。お手伝いいただける方、募集しています。詳しくは吉村伸まで。
=青年会=
 青年会は毎月一度、お誕生会と称して、集会を持つようにしています。六月度は6月18日(水)に銀閣寺・串八において、浦地先生と前田潤くんのお誕生日を祝いました。7月度は場所日時未定。我こそは青年という7月生まれの方、お申し出ください。お待ちしています。
 青年会芦生キャンプは、9月14日(日)、15日(月・祝)ですが、場合によっては13日(土)からの二泊になる可能性もあります。
=婦人会=
 6月15日(日)午後1時30分より、幼稚園ホールに於いて6月例会。礼拝のあと、現在勤務中の片山謙神学生に、お話をしていただきました。阪神大震災後の神戸における貴重な体験を聞かせていただきました。その後、聖光教会信徒の安藤邦子さんをお迎えして、古今聖歌集増補版についてのお勉強会をしました。ギター伴奏も入り、ともに歌い、その意味を理解し、楽しいひとときを過ごしました。(当番=新実、吉田、野本、平田、森田、塩見、久保田)
=幼稚園=
 6月30日(月)お誕生会。7月2日(水)七夕笹飾り渡し。7月12日以降、午前中保育。7月15日(火)宿泊保育説明会。7月18日(金)お楽しみ会。7月19日(土)終業式。7月23日(水)〜25日(金)福岡県にて日本聖公会保育連盟保育者大会。
=ボーイスカウト=
 7月5日(土)午後6時30分より、ホテルサンフラワーにおいて「小林育成会長の還暦をお祝いする会」。
 夏のキャンプは、ビーバー隊・8月9日(土)、10日(日)近江八幡八王子保育園、カブ隊・8月1日(金)〜3日(日)美山町、ボーイ隊・8月14日(木)〜17日(日)芦生にて行われます。ご予定ください。
=幼稚園母の会=
 マリア幼稚園オリジナルロゴ入Tシャツ、ポロシャツの販売にご協力ありがとうございました。おかげさまで大好評でした。間もなくお渡しいたします。


投稿
私の礼拝堂

アグネス 津田祐理子(小6)

 私は小さいころから一緒だったレンガの礼拝堂がすごく大好きでした。私は、ずっとずっとあの礼拝堂で結婚式をあげたいと思っていました。
 それなのに、去年、地しんのためにとりこわされて、すごく悲しかったです。私は「地しんなんておこらなければよかった」と思いました。今になっても時々思い出して少しさみしくなります。
 私は、たまに礼拝堂のビデオを見るときがあります。やっぱり見ていると、「なんで地しんが来たんだろう」「なんでかみさまはそういうふうにしたのだろう」・・・「でも、これはかみさまがおきめになったことなんだ」と、自分に言いきかせています。
 きっとこのマリア教会に来ている人はみんな「はやくいい礼拝堂がたってほしい」と思っていると思います。だから、私もレンガの礼拝堂みたいに、教会に来たらみんなの心が気持ちよくなるように、あたたかな、気持ちのでる礼拝堂になってほしいと思います。
 だから、きれいでいい礼拝堂をがんばって作ってください。


日曜学校北小松キャンプのお誘い

 今年も日曜学校のキャンプが7月20.21日に行われることになりました。
 日曜学校の子供達はキャンプが大好きで、主日の出席人数も、キャンプシーズンが来るたびに人数が増え、それが一年間でだんだん減っていくけれども、また、次の年のキャンプで人数が戻ってくる、という状態が続いていました。そのキャンプが近年途絶えていたため、人数は減る一方になっていたのです。この悪循環を解消しようと、昨年、5年ぶりのキャンプ復活にこぎつけたのですが、その結果は、スタッフの心配を吹っ飛ばすような、参加者数と盛り上がりを見せました。この勢いをもっと増幅し、日曜学校の主日礼拝参加者を50名にするために、「今年もキャンプをやるぞー!!!」ということになりました。
 日曜学校のキャンプですので、メインは日曜学校の子供達です。でも、お気軽に参加してください。何か一つでも、キャンプのためになることをしてもらったら結構なのです。もちろん、将来日曜学校の礼拝に毎週参加してくれる小さなお友達もお待ちしています。但し、小学生未満の参加者には、保護者の参加をお願いします。
 今年は、昨年度の反省・要望にあった、ファミリー単位での参加にも一工夫し、いく張りかのテントも用意することを考えています。その他、新しい提案等、お気軽にお申し出ください。
 参加者には詳しいご案内を差し上げます。大勢の参加をお待ちしております。

日 時:1996年7月20日(日)・21日(月・振替休日))
場 所:復活学園湖畔学舎北小松キャンプ場
参加費:ひとり5,000円(同伴の未就学児童についてはご相談に応じます)
申 込:6月30日(月)までにマリア教会 浦地愛まで。

キャンプ長のごあいさつ

ステパノ 深見康弘

もうすでにご存じの方も多いと思いますが、「日曜学校のキャンプ」をします。
今年のキャンプ長は私、深見康弘が、任されることになりました。普段なかなか礼拝にもでられず、時々、各部からのお誘いで、陰ながらお手伝いするのが精一杯の人間が、なんとキャンプ長をしなければいけないのです。これはもう、みなさんの多大な協力なしでは、うまくいきません。いろいろな方に、お手伝いをお願いすることになると思いますが、そのときは、快く引き受けてくださいますよう、心からお願いします。
 自分の経験、青年会のみなさんのお話からも教会生活において、キャンプはとても大切なイベントだと思います。将来の教会を背負ってたってくれる子供達と一緒に過ごせる数少ないチャンスだとも思います。昨年のように多くの参加をお願いするとともに、みなさんの貴重な意見、経験、才能、等を、提供していただきたいと思います。
 キャンプのスタッフは、結構大変な仕事です。昨年は久しぶりだった
こともあり、青年会のみなさんには、相当苦労をかけました。今年もまた大変だと思います。準備段階だけのお手伝いも大歓迎です。どんどんお申し出ください。

 7月6日(日)昼食後キャンプの準備会をします。キャンプのしおり制作、食事のメニューの決定、備品の準備、役割分担、等、盛りだくさんです。

 7月13日(日)1時30分より キャンプ参加者のための説明会をします。


6月号次ページへ