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聖ルシヤ教会は


1973年に南海沿線の伝道所として創設された教会で「日本聖公会」の組織の中では若い教会です。

その歩みは「聖ルシヤ教会30年の歩み」(PDF:475KB)で述べられているとおりです。

日本聖公会は、日本語で「聖公会」と訳されているAnglican Church(イギリス国教会)の日本の組織です。

日本聖公会の教会は、明治の初期にキリスト教の宣教が解禁された後にイギリス、アメリカ(注1)、カナダなどの宣教師によって宣教されて教会が設立されています。したがって100年以上の歴史を持ち、今では5代、6代も続く信徒がいる教会が多いのです。この日本聖公会は国内に11の教区を持っています。聖ルシヤ教会は大阪教区に属します。(注2)

イギリス国教会は16世紀のイギリスで「祈祷書」と呼ばれる共通の祈りのもと、多様な見解を併せ持つものとして成立しました。それは主教、司祭、執事の3聖職、ニケヤ信経の等の信経、洗礼、聖餐のサクラメント(聖奠)という過去との連続性を大切にする一方で、聖書と人の救いを優先した宗教改革の精神との緊張関係の中で生まれました。それ以後、変化する社会状況の中でも「解釈し続ける」共同体として、共通の祈りによる一致を大切にしています。

このような伝統を重んじる組織の中にいますが、教会は、独立してイエス・キリストを信じその福音を宣べ伝える人々の集まりです。


(注1)アメリカの聖公会はEpiscopal Churchと呼ばれます。
(注2)聖公会は、国民が信徒であるというイギリス国教会の性格上、教育、福祉にも関心が強く、日本に宣教するに際しても学校、病院、福祉施設などの社会基盤にも力を注ぎました。大阪教区では桃山学院、プール学院、聖バルナバ病院、博愛社、聖ヨハネ学院などがあります。