気仙沼



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5月22日(火)

2日目の朝は中川司祭の司式によるミサで始まった。
ホテルの直ぐ下に「お魚いちば」がある。
「お魚いちば」店内。
鮮魚、海産物、その他宮城県の名産品がずらりと並ぶ。
ここでもお店の許可をもらてから写真撮影。
鮮度が保たれるなら買って帰りたい気持になる。
手前の立派なブリは1尾3,100円で買える。
駐車場も整備されている。場内に乃木坂46の曲が流れていて、少し明るい気分にさせられた。
「お魚いちば」隣接のトイレもよく整備されていて清潔な感じ。
石けん、ハンドドライヤーも設置され、便座はシャワー式だった。
観光客の受け入れ態勢を整えているように見えた。
気仙沼の漁港は、ちょっと北欧の港を思わせるような美しさだった。
ここだけ見ていると被災の激しさはあまり感じられないが、この後で訪問する約1km北の鹿折(ししおり)地区では全く異なる被災の光景に接する。
気仙沼復興のシンボル的な存在の復興屋台村 気仙沼横丁。
物販店と屋台、計約20店が軒を連ねる。地元の水産物を販売する店、民宿経営のオーナたちが再起をかけて開店した居酒屋、震災後一念発起して讃岐うどんの名店で修行の後オープンしたうどん店等々、決意と努力が込められた店の集団である。
プレハブの狭い店舗のため、鮮魚を扱おうにも冷蔵、さばき場所に不自由するなど困難があるという。
昼前の訪問だったので、まだ開店していない店も多く、この時間気仙沼横丁は閑散としていた。
鹿折地区の陸上に取り残された第十八共徳丸。
海岸からも離れており、この巨体を海に戻すのは困難では?
大きい!!
これだけの大きさの船舶が流されてきたことを思うと、津波の力の凄さを改めて感じる。
運休中のJR大船渡線鹿折唐桑(ししおりからくわ)駅。
列車の来ない錆びたレールは寂しい。
第十八共徳丸の位置より僅かに高台のためか、駅周辺の家屋には目立った損傷は見られなかった。
鹿折交差点の真新しい交通信号機の調整作業。ちょうど我々が滞在している間に稼働を始めた。


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