18:28 2018/10/15 東京聖テモテ教会 - 主日の福音

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★太田信三 司祭による主日の福音

★主日の福音(2026年4月12日)
(復活節第2主日、A年)「見ないのに信じる」(ヨハネによる福音書20:19-31)
 ご復活のイエスが弟子たちに前に現れた時、トマスはそこにいませんでした。それを知ったトマスは、まるで悔しがる子どものように頑なになり、「傷を見るまでは信じない」と言いました。トマスはなぜ頑なになってしまったのでしょうか。それは、トマスが他の弟子たちがご復活のイエスに会ったことが羨ましくてたまらなかったからではないでしょうか。トマスは、不信仰だと咎められるものかもしれませんが、トマスのように素直に、嫉妬して、ふてくされるほどにイエスを求める、それもまた信仰者の尊い姿に思えます。何よりも、私たちはトマスがいてくれたおかげで、イエスの優しさを知ることができます。傷を見るまで信じないと言ったトマスにもイエスは現れ、ご自分の傷に触れるようにと声をかけてくださいました。ここにイエスの深い愛を感じます。その愛を受けたからこそ、トマスは傷に触れるまでもなく、「わたしの主、わたしの神よ」と、イエスを「神」と信仰告白したのです。これは、それまでどの弟子たちもできなかった信仰告白です。トマスは疑いました。しかし、疑いの先にイエスに出会い、その愛に触れ、イエスへの深い信仰へと導かれたのです。
「見ないのに信じる人は、幸いである。」この言葉は、トマスにだけ向けられた言葉では留まりません。この言葉は、イエスを直接目にすることができない今を生きる私たち、この言葉を聴くすべての者に向かって語られています。「見えなくとも、わたしはあなた方と必ず共にいる。そのことを信じなさい」とイエスは仰っているのです。イエスがはじめに弟子たちに現れたのも、そしてトマスに現れたのも「週の初めの日」、つまり日曜日でした。私たちは毎週、その日曜日に主の復活を祝って礼拝をささげています。この主日にあって、あらためてトマスに訪れたイエスの愛の出来事を自らに感じたいと思います。イエスは閉じられた戸も超えて弟子たちのなかに立たれたように、「あなたがたに平和があるように」と、私たち一人ひとりを祝福し、私たち一人ひとりにも神の息吹を注いでくださっています。そして、私たちが疑おうとも、近づいてきてくださるのが主イエスです。今、あらためてイエスのその深い愛に触れ、弟子たちのように新しい命に与りたいと願います。そして、トマスが変えられたように、この復活節、私たちが「見ないのに信じる」幸いな者とされますように。

★主日の福音(2026年4月19日)
(復活節第3主日、A年)「二人の目が開け、イエスだと分かった」(ルカによる福音書24:13-35)
 エマオへの道中、二人の弟子はそれまでに起こった出来事について語り合っています。自分たちが見た主イエスの受難と死、そして空っぽの墓の出来事の意味を理解しようと、互いに意見を交わしていたのかもしれません。この二人に、ご復活の主イエスが現れ、共に歩き出します。しかし、二人の目は遮られていました。彼らは主イエスの死という圧倒的な現実に直面し、「死」に囚われていました。彼らの目が遮られていたのはこのためです。そんな彼らには「復活した」という天使の声は聴こえるわけもありませんでした。目の前に復活の主イエスがいてくださっても、分かるはずもない。彼らの話に主イエスは黙って耳を傾けます。そして主イエスは、「物分りが悪く、心が鈍い」と言って、彼らの頑なな心を嘆かれました。しかし主イエスは、心の鈍いこの弟子たちを見捨てることはありませんでした。主イエスは彼らに伴い、目を開くのです。今日のみ言葉では、ここから物語の主役が変わります。これまでは、二人の弟子たちが語りの中心でしたが、ここからは主イエスが二人を導きます。死に留まる者から、命を与える者へと物語の主役が代わるのです。
 主イエスは二人に聖書を語り聞かせます。それは、創造に始まる、神が人に命を与えた話し、神が人を愛し抜かれた話しです。死に囚われていた彼らのまなざしが、命を与える神の救いへと向けられていきます。死に留まっていた彼らの心に再び光が灯され、彼らの心が再び燃えるのです。この主イエスの話しを聞き、心燃えた二人の弟子は、先へ行こうとする主イエスを無理に引き止めます。しかし、まだ彼らの目は遮られていました。み言葉を聞いて感動しているだけでは、心燃えるだけでは目は開かれないのです。遮られていた二人の目は、共に食卓についてパンが裂かれたときに開かれたのでした。ご復活された主イエスに出会うことができるのは墓ではなく、主イエスと共に歩き、み言葉に耳を傾け、裂かれたパンを共に食すときだったのです。こうして彼らは、失望のうちに下ってきたエマオへの道を、今度は希望をもってエルサレムへと上って行きました。そして起こったことを仲間に知らせました。
 わたしたちも信仰の道を歩むなかで、共にみ言葉を聞き、共に語り合うとき、そこに主イエスがいてくださいます。今日の福音書が描かれた聖画は多くあります。それだけ共感する画家が多かったからではないか、と私は思います。スイスの画家ロバート・ズンド作『エマオへの道』は、二人の弟子の真中を白い衣の主イエスが歩いている絵です。この絵の真中の主イエスを隠してみると、私たちのリアルな現実があるように感じます。私たちが誰かと語り合っているとき、私たちが礼拝を通して共にみ言葉を聞き、パンを裂いて共に分かち合うとき、ご復活の主イエスは共におられます。

★主日の福音(履歴)

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