18:28 2018/10/15 東京聖テモテ教会 - 主日の福音

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★太田信三 司祭による主日の福音

★主日の福音(2018年12月9日)
「神の言葉がヨハネに降った」(ルカによる福音書3:1−6)
 本日の福音の前半には、当時の社会的、宗教的権力者たちの名前が列挙されています。これから語られる出来事が歴史上の事実であることを示すためだと考えられますが、この記述から当時のパレスチナが野心や欲望に満ちていたことがうかがい知れます。そして注目すべきはこの直後の記述です。
「アンナスとカイアファとが大祭司であったとき、神の言葉が荒れ野でザカリアの子ヨハネに降った。」 前半の記述のあとに「神の言葉」が突然現れるところにハッとさせられます。人の思惑の混沌の中に、神の言葉が降ったのです。しかもそれは、権力や権威を求めて人々がうごめく社会の中心ではなく、「荒れ野」のヨハネに降りました。神の言葉が降ったヨハネは、悔い改めの洗礼を宣べ伝えました。
 今日の福音ではイザヤ書が引用されています。「主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ。谷はすべて埋められ、山と丘はみな低くされる。曲がった道はまっすぐに。でこぼこの道は平らになり、人は皆、神の救いを仰ぎ見る。」これは今日のバルク書にも見られる箇所ですが、「谷はすべて埋められ、山と丘はみな低くされる。」というところはすべて受動態です。つまり。それらは神によってなされる、ということです。主は道を整え、真っすぐにするようにと呼びかけますが、谷を埋め、平地にしてくださるのは神なのです。わたしたちは「悔い改めて神の方を向こう、主を迎えるために道を整え、備えよう」と決心しても、山や谷に直面すれば狼狽し、曲がりくねったでこぼこ道に怖気づいてしまいます。しかし、悔い改めて備えようと決意するなら、神がわたしたちを助け、その道を完成させてくださるのです。
 主イエスの御降誕を待ち望む降臨節にあって今日、世の権力者たちの声に惑わされることなく、ヨハネの呼びかけを聴き、悔い改めを決意したいと思います。主なる神は必ずわたしたちを助け、曲がったり、でこぼこの道を真っ直ぐにしてくださいます。わたしたち一人ひとりの内にその道が通ったとき、主イエスがその道を通って来てくださいます。

★主日の福音(2018年12月16日)
「自己中心的な思いではなく、主イエスを迎えよう」(ルカによる福音書3:7-18)
 救い主を迎える道備えのために、神の言葉がヨハネに降り、洗礼者ヨハネは悔い改めの洗礼を宣べ伝えました。
「蝮の子らよ、我々の父はアブラハムだなどと思うな。」 ヨハネの強烈な言葉です。これはイスラエルの民に対し、自分たちは選民で、救いが約束されているなどと勘違いしてはならないと迫るものでした。神から離れ、隣人への愛を失っているなら、イスラエルの民であっても例外なく怒りの裁きを受けるのです。人々にとってヨハネの叫びはショッキングなものでした。しかし、当時のイスラエルは偽メシアや偽預言者が横行するほどに、人々は救いを求めていました。救いを切望する人々にとって、ヨハネの叫びは恵みの告知でもありました。群衆はヨハネに問いました。
「では、わたしたちはどうすればよいのでしょうか。」 この真剣な問いは、ヨハネの裁きの告知によって引き起こされました。裁きは人を恐れさせるものです。しかし、その裁きの告知により、生き方への問いが生まれ、悔い改めに結ばれるなら、それは恵みとなります。裁きと恵みとは、切り離すことができない神さまからプレゼントなのです。
 さて、洗礼者ヨハネの強烈な説教を聴き、自分の生き方を反省した人々は、生活の劇的な変革が求められることを予想したでしょう。しかし、ヨハネの答えは拍子抜けするほど平凡でした。「分け与えなさい」、「規定額以上を取り立てるな」、「ゆするな、自分の給料で満足しなさい」…つまりヨハネは「隣人を大切にすること」を求めたのです。信じることは必ずしも日常を捨てることではありません。そうではなく、自己中心的な生き方から離れて、来るべき救い主を中心に生きることが求められているのです。自分の中の自己中心的な思いを取り除き、そこにイエス様をお迎えするなら、わたしたちは隣人を大切にして生きることができます。そこにまことの平和が実現するのです。  自分ひとりの救いを求めるのではなく、隣人と共に、神さまによる救いを待ち望むのが神の民です。まことの救い主を迎えるため、自己中心的な思いから離れ、来るべき日に備えましょう。

★主日の福音(履歴)
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