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★太田信三 司祭による主日の福音

★主日の福音(2018年4月15日)
「心の目」を開いてくださる主イエス(ルカによる福音書24:36b〜48)
 ご復活の主イエスは弟子たちの真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と声をかけました。けれども彼らは亡霊だと思い、恐れおののきます。その弟子たちに主イエスは「なぜうろたえ」「どうして心に疑いを起こすのか」と語りかけます。疑い、恐れにとらわれた人間には、目の前で起こっている神の業を見ることができないからです。主イエスはその疑いや恐れを、彼らとの交わりのなかで取り除いていきます。主イエスはご自分の手と足の傷を見せました。その傷跡は主イエスであることのしるしです。そしてそれは、裏切った弟子たちの罪を担った主イエスの愛のしるしです。しかしまだ彼らは不思議がります。さらに主イエスは食べ物を求め、かつてのように弟子たちと食事を共にしました。しかしそれでも、疑いや恐れにとらわれた彼らは、目の前で起こっている出来事を悟ることはできません。主イエスはいよいよ決定的な働きかけをなさいます。彼らの「心の目」を開かれたのです。心の目が開かれなければ、人は真理を見ることができないからです。
 肉の目だけで人は正しく物事を捉えきることなどできません。わたしたちは同じ世界で、同じものを見ていてもそれぞれ違うものが見えていることがあります。聖書ではそのことが繰り返し語られています。主イエスをメシアとして見る人間もいれば、そうでない人間もいる。主イエスは弟子たちの恐れや疑いを取り除き、心の目を開き、この世界に真に実現している神さまの業を見えるようにし、主イエスの復活の証人にされたのです。
 主イエスはわたしたちの心の目を開いてくださいます。わたしたちクリスチャンがこの世にあって、心の目が開かれた者として、今も働かれる神の業の証人となるためです。わたしたちを恐怖から解放するために、ご復活によって、死という「終わりの象徴」に勝利され、もうお終いだと目をつぶってしまうような現実の先にも必ず希望が備えられていることを示してくださいました。疑いから解放するために、裏切った弟子たちに現れ、どんな罪も赦されることを示してくださいました。主イエスはこうして、わたしたちを「うろたえ」「心に疑いを起こす」あらゆるものから解放し、心の目を開いてくださいます。

★主日の福音(2018年4月22日)
わたしを知ってくださるイエスさま(ヨハネによる福音書10:11〜16)
 主イエスは、「わたしは自分の羊を知っており、羊もわたしを知っている。」と言われます。ここで「知っている」と訳されている単語は、ただ知識として「知っている」というのではなく、両者の深い交わりを表す単語です。主イエスは、わたしたち一人ひとりを知っておられる。それも「父がわたしを知っておられ、わたしが父を知っているのと同じ」ほどに、わたしたち一人ひとりのことを知っておられるというのです。
 主イエスは肉体をとられました。わたしたちの近くに来て、わたしたちと交わり、わたしたちを「知る」ためです。主イエスは、その交わりのなかで、ご自分の命を捨ててくださるほど、わたしたちを愛してくださいます。その交わりとは、心底愛している相手を知りたい、大切にしたい、という肉体も精神も含まれる全人格的な交わりです。相手を知るためには自分のあらゆる感覚、感情を持ち出さなければならないのと同じように、主イエスとの全人格的な交わりに身をおくなら、わたしたちは主イエスを、その愛を知ることができます。そして、その主イエスの愛を知るなら、わたしたちは神の愛をも知るのです。これは、主イエスがわたしたちと同じ肉体をとり、わたしたちのところへ来てくださったから実現することです。そして、このことのゆえに、主イエスこそがわたしたちのまことの良い羊飼いなのです。主イエスこそが、危険を犯してわたしたちのところへ来てくださり、ご自分の命を捨ててまでも、わたしたちをまことの愛へと導いてくださるからです。
 良い羊飼いなる主イエスは、わたしたち一人ひとりのことを知っていてくださいます。そして、わたしたち一人ひとりと交わり、関わることを求めておられます。たとえわたしたちが主イエスを見失ったとしても、「わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなればならい」と言われる主イエスは、必ずわたしたちを見つけ、わたしたち一人ひとりをご自身との交わりへと招いてくださいます。「羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる」と言われるように、わたしたちといつまでも関わり続け、神との深い交わりにある一つの群れへと導いてくださいます。

★主日の福音(履歴)
→ 2018年4月8日
→ 2018年4月15日
→ 2018年4月22日



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