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　それぞれに異なる背景をもつプロテスタント諸教派・教団・教会が、キリストによる一致を旗印に、大きな節目となる記念の年の集会を７月８日・９日、パシフィコ横浜国立大ホール・会議センターを会場に開催した。テーマは「『キリストにあってひとつ』〜主イエスの証し人として〜」。実行委員長は諸教団教派の姿を反映するように３人が勤め、事務局を日本聖書協会内に置くなど、同協会をはじめとする各教派間の協力・協賛シフトは驚嘆に値すると思わせる運営振り…。
　 ２日間で、Ａ＝記念フェスティバル・開会礼拝、Ｂ＝記念式典、Ｃ＝講演会・分科会・派遣礼拝の３プログラムに集約して展開し、延べ１万６千人が参加した。単なる教団教派の集合体祝典催事にとどまらない、「キリストにあって一つである福音共同体」という宣教・奉仕・改革姿勢をみごと発信していたようであった。福音派による演出であろうか、随所に会衆も一体となる賛美プログラムが組まれ、若い人たちの証しや伝道への思いも熱く語られていた。　　
　 日本聖公会は今秋（９月２２日・２３日＝東京カテドラル聖マリア大聖堂）、独自に記念礼拝催事を実施する関係もあり、プロテスタントの１教派ではあるが今回は「後方支援的な参加」との位置付け。日本に福音の種を播いた海外宣教師派遣３団体への感謝状贈呈では、真っ先に米国聖公会から臨席された代表者が…。記念式典を締めくくる祝祷では、輿石勇司祭（北関東教区）が日本キリスト教協議会議長として壇上に立った。