■日本聖公会エキュメニズム委員会について

現在様々な教派に分かれているキリスト者たちが、それを越えて主にある一致を共に生きようとする働きを「エキュメニズム」と呼びます。聖公会は歴史上、この働きの中で重要な役割を担ってきました。日本聖公会においてこの働きを担当するのが「エキュメニズム委員会」です。現在は「聖公会−ローマ・カトリック教会合同委員会」「聖公会−福音ルーテル教会教会協議会」という二つの会合を持ち、話し合いを続けています。
現在は聖職4名、信徒3名の委員と担当主教1名によって構成されています。


■ARCIC報告書

世界の聖公会の交わり(アングリカン・コミュニオン)とローマ・カトリック教会は、このエキュメニズムに関わる働きの一つとして、両教派の神学者同士による委員会を結成し、1970年以来対話を続けています。

この委員会がARCIC(Anglican-Roman Catholic International Commission、聖公会-ローマ・カトリック教会国際委員会)で、その活動は時期を経て3つのフェーズに分けられますが、その活動の成果は都度報告書として公にされてきています。そのこれまでの働きは、Anglican Communionホームページ内のUnity Faith and Order - Dialogues - Anglican Romanにまとめられています。

これらの文書については、両教派の合意事項というよりも、この委員会の中での議論の報告という性格のものであり、また40年以上にわたる長い活動の結果、現代の教会の神学的理解と必ずしも一致しない部分も見られます。ARCICの報告書については、これらを承知した上で理解することが必要と考えられます。



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権威という賜物
2001年4月15日発行 47P
ユーカリストと奉仕職に関する合意文書の特定の問題点の明示
1997年11月1日発行 24P
交わりとしての教会
1993年6月1日発行 35P
救いと教会
1990年8月15日発行 35P
聖公会とローマ・カトリックは一つになれるか
1988年4月3日発行 41P
最終報告
1984年4月22日発行 158P




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