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★太田信三 司祭による主日の福音 ★主日の福音(2026年4月26日) (復活節第4主日、A年)「まことの羊飼いの声を聴くこと」(ヨハネによる福音書10:1-10) 今日の福音書に登場するファリサイ派の人々は、自分たちは律法を良く知っていて、人々を裁く権利があると思っていました。今日のたとえは、羊の群れについて語られていますが、言うなれば、当時、羊たちが生きる柵の中はこのファリサイ派の人々のような者が支配する世界でした。そこは、イエスが言うように、盗んだり、屠ったり、滅ぼしたりし合う世界、人間が神に成り代わり、裁き合う世界でした。羊が裁き合う柵の中では、「ふさわしくない」とされた羊は外へと追い出され、餌を求めてさまよって生きるしかありませんでした。イエスは、そのような現実を前にして、「羊飼いは自分の羊の名を呼んで連れ出す。自分の羊をすべて連れ出すと、先頭に立っていく。」と言いました。イエスは柵から追い出された人のことを救い出すため、いや、未だ柵の中にいる人々をも救い出し、神の支配する柵の中へと導くために来られたのです。イエスはご自分のことを「門である」とも言います。イエスは人々を、イエスが門としておられる新たな囲い、イエスが羊飼いとしておられる新たな世界へと導くためにこの世に来られたのです。そのまことの羊飼いの声に聞き従うならば、人は良い羊飼いのもとで命を受ける、しかも豊かに受けることになる、とイエスは仰ったのです。 私たちが生きる今のこの世界にも、当時のファリサイ派の人々のように、「自分こそが正しい」という声が溢れ、盗んだり、屠ったり、滅ぼしたりし合っています。また、自分自身の内にも、神よりも自分が正しいとしてしまう思いがあります。そして、この世の多くの価値観、声の中で、私たちは迷い、戸惑いつつ生きています。どれが正解か分からず、時として誘惑の声に従ってしまうこともあります。しかし、イエスの声をこそ聴くことが人の生死を分けるのです。イエスはヨハネによる福音書8章で、「真理はあなたがたを自由にする」と仰っています。イエスの言葉にこそ、本当の自由が、真理があります。ならば、私たちは主の声が聴こえるように、「自分こそが正しい」「分かっている」という思いから離れ、いつも自分を開いていなければなりません。そのために祈り続け、神との対話に身を置き、真の正しさを問い続けなければなりません。 ヨハネに福音書と同じ著者のヨハネの手紙Ⅰは、以下の言葉で終わります。 「わたしたちは知っています。わたしたちは神に属するものですが、この世全体が悪い者の支配下にあるのです。わたしたちは知っています。神の子が来て、真実な方を知る力を与えてくださいました。わたしたちは真実な方の内に、その御子イエス・キリストの内にいるのです。この方こそ、真実の神、永遠の命です。子たちよ、偶像を避けなさい。」 私たちが偶像の声ではなく、主イエスの声をこそ聴く群れでありますように。 ★主日の福音(2026年5月3日) (復活節第5主日、A年)「業を行う者とされている」(ヨハネによる福音書14:1-14) 今日の福音でイエスは、「私を信じる者は、私が⾏う業を⾏うだろう。そればかりか、もっと⼤きなことを⾏うであろう。」と言いました。イエスを信じる者は、イエスが行うよりもさらに「大きな業」を行うようになる、というのです。なぜなら、「⽗が私の内におり、その業を⾏っておられるのである。私が⽗の内におり、⽗が私の内におられると、私が⾔うのを信じなさい。」とイエスが言っている通り、イエスを信じることは、この神とイエスとの交わりに生かされることになるからです。この交わりに迎えられるなら、「大きな業」を行う者とされるのです。「私はそんなことできない、できていない」と思うかもしれません。しかし、たとえばイエスの愛に動かされ、誰かに優しくしようとするとき、それはもう「業」を行なっているのです。ある人があなたと出会って、優しさを感じたなら、その人はあなたを通してイエスの、神の優しさに触れたのです。あなたの業を通してイエスに出会う、み言葉が伝わる、ということが起こる。イエスと神との交わりにあなた自身が生かされているなら、あなたを通してその交わりに人が迎え入れられる。誰かを赦そう、愛そうと大げさに構えずとも、今日一日を感謝して過ごそう、クリスチャンとして目の前の人との交わりを大切に生きよう、イエスの愛によって生きようとする日々の営みの中でなされる一つ一つが、「業」に他ならないのです。 たしかに、その一つ一つは小さなものかもしれません。しかし、かつて地中海地方の小さなクリスチャンの群れでなされた小さな「業」が、2000年後の今、世界中に伝播し、大きな「業」となっているのです。この現実に目を向けるとき、イエスがおっしゃったことが「本当だ」と頷かずにいられません。私たちはこの闇が支配しているようにすら感じられる世界のなかで、また、心騒ぐ日常のなかであっても、イエスを信じ、その道において愛と赦しに与るなら、力が与えられるのです。そして、その力によって、たとえ小さくとも、闇のなかで光の業を行うことができるのです。 「わたしは道であり、真理であり、命である。」 これが、十字架に向かうイエスが弟子たちに伝えたかった言葉です。私たちの救い主は、私たちが心騒ぐことを放ってはおかず、イエスと神とともに「住むところ」を用意するために命を捨ててくださり、そこに至る道にまでもなってくださるのです。心騒ぐこともある。どうにもならない後悔にとらわれることもある。しかし、「信じなさい」とイエスは言っています。イエスを信じ、父なる神、子なる神の交わりに迎えられ、小さくとも光の業を行う者とされ、この世界に派遣されてまいりましょう。 ★主日の福音(履歴) B年(2023~2024年) → 2023年12月3日 → 2023年12月10日 → 2023年12月17日 → 2023年12月24日 → 2023年12月31日 → 2024年1月7日 → 2024年1月14日 → 2024年1月21日 → 2024年1月28日 → 2024年2月4日 → 2024年2月11日 → 2024年2月18日 → 2024年2月25日 → 2024年3月3日 → 2024年3月10日 → 2024年3月17日 → 2024年3月24日 → 2024年3月31日 → 2024年4月7日 → 2024年4月14日 → 2024年4月21日 → 2024年4月28日 → 2024年5月5日 → 2024年5月12日 → 2024年5月19日 → 2024年5月26日 → 2024年6月2日 → 2024年6月9日 → 2024年6月16日 → 2024年6月23日 → 2024年6月30日 → 2024年7月7日 → 2024年7月14日 → 2024年7月21日 → 2024年7月28日 → 2024年8月4日 → 2024年8月11日 → 2024年8月18日 → 2024年8月25日 → 2024年9月1日 → 2024年9月8日 → 2024年9月15日 → 2024年9月22日 → 2024年9月29日 → 2024年10月6日 → 2024年10月13日 → 2024年10月20日 → 2024年10月27日 → 2024年11月3日 → 2024年11月10日 → 2024年11月17日 → 2024年11月24日 C年(2024~2025年) → 2024年12月1日 → 2024年12月8日 → 2024年12月15日 → 2024年12月22日 → 2024年12月25日 → 2024年12月29日 → 2025年1月5日 → 2025年1月12日 → 2025年1月19日 → 2025年1月26日 → 2025年2月2日 → 2025年2月9日 → 2025年2月16日 → 2025年2月23日 → 2025年3月2日 → 2025年3月9日 → 2025年3月16日 → 2025年3月23日 → 2025年3月30日 → 2025年4月6日 → 2025年4月13日 → 2025年4月20日 → 2025年4月27日 → 2025年5月4日 → 2025年5月11日 → 2025年5月18日 → 2025年5月25日 → 2025年6月1日 → 2025年6月8日 → 2025年6月15日 → 2025年6月22日 → 2025年6月29日 → 2025年7月6日 → 2025年7月13日 → 2025年7月20日 → 2025年7月27日 → 2025年8月3日 → 2025年8月10日 → 2025年8月17日 → 2025年8月24日 → 2025年8月31日 → 2025年9月7日 → 2025年9月14日 → 2025年9月21日 → 2025年9月28日 → 2025年10月5日 → 2025年10月12日 → 2025年10月19日 → 2025年10月26日 → 2025年11月2日 → 2025年11月9日 → 2025年11月16日 → 2025年11月23日 A年(2025~2026年) → 2025年11月30日 → 2025年12月7日 → 2025年12月14日 → 2025年12月21日 → 2025年12月28日 → 2026年1月4日 → 2026年1月11日 → 2026年1月18日 → 2026年1月25日 → 2026年2月1日 → 2026年2月8日 → 2026年2月15日 → 2026年2月22日 → 2026年3月1日 → 2026年3月8日 → 2026年3月15日 → 2026年3月22日 → 2026年3月29 日 → 2026年4月5 日 → 2026年4月12 日 → 2026年4月19 日 → 2026年4月26 日 → 2026年5月3 日
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