大内恵子さんが「日米青年平和と和解の旅」へ参加しました

Keiko Ohuchi All Members
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www.dfms.org/myp/japanese.htm
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www.dfms.org/myp/ pilgrimage.htm
(ニューヨークにある米国聖公会センターの青年セクションのページより)
米国聖公会の雑誌、episcopal-life

日米青年
平和と和解の旅

大内恵子
京都教区報「つのぶえ」より

 8月1日から16日まで「日米青年平和と和解の旅」に参加しました。このたびはハワイから始まり沖縄、長崎、広島そして再び沖縄へと日米の青年がともに平和と和解について考えていくというものでした。

 各地では戦争関係の資料館や戦跡巡り、証言、その地の人々との交わり、礼拝、分かち合いがありました。見ること、聞くこと、話すことがたくさんありながら不十分な英語で思いもあまり伝えられず、途中何度か自分の思っている事、考えていることがよく分からなくなりました。しかしそれは当たり前だと思いました。沖縄戦や米軍基地問題のことは恵まれた環境で生まれ育った私にはあまりにも大きな出来事で、日常生活ではまずそういうことを考える機会がないという現実があるからです。

 今回の旅の中で特に印象に残ったのは長崎にある「岡まさはる記念長崎平和資料館」を訪問したことでした。あまりにもショックな事と、知らなかった事がたくさんあって三分の一程しか見られませんでした。アジアの国の人々に対して日本が行った行為は心のある人間がやることではない、そして戦争は人の命を簡単に奪ってしまうし傷つけてしまう。そしてそれは今でもいろいろな形で続いています。

旅から帰って約2週間経ちますが、まだ自分の中で整理がつかず自分としては何をすべきかよく分かりません。しかし自分がこの旅で体験してきた事、そしてその地で会った人々の思いはたくさんの人たちに伝えなければならないと思っています。旅の終わりに私たちはこれからどうするかブレーンストーミング式に意見を出し合って話し合いました。私たち青年はまだまだ知らないことがたくさんあり、事実を知るべきです。自分たちの国を被害国としてだけではなく加害国としてももっと学ぶべきだと思います。少しずつでも小さな事でも時間がかかるかもしれないけれど行動していけたら、そしてそれが日米だけではなく世界中の人たちと大きな輪をつくれら・・・と思っています。

 本当は旅の報告をしたかったのですが16日間という日程で報告したい事がいっぱいあり、まとめる事が出来ませんでした。旅のメンバーで報告書を作成するという案やホームページを作るという案がでています。是非実現したいと思っています。機会があれば見てください。

 日時は未定ですが教区の青年たちと夏休みの報告会をしようと計画しています。たくさんの人たちと分かち合い、各教会へ持って帰れたらと思っています。

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