2017年8月13日      聖霊降臨後第10主日(A年)

 

司祭 アントニオ 出口 崇

もうちょっとケリュグマ

 「ケリュグマ」―「宣教」―み言葉を宣べ伝えること

 「もうちょっとケリュグマ」というテーマでJ’sキャンプを行いました。台風5号の影響で開始が1日遅れましたが、28名の中高生が8月10日まで集まりました。

 キャンプ準備の話し合いの中で、「ケリュグマ」「宣教」って良くわからない、み言葉を宣べ伝えるって何するの?色々話し合われ、「ねえ、ちょっと聞いて聞いて!」と言う嬉しい出来事を伝え合う、聴き合うことなのかな。ということになりました。

 イエス様と出会ってうれしかったこと。イエス様と出会った人たちの、「ちょっと、聞いてよ!」といううれしい物語が福音書には多く記されております。
 その最も大きな出来事がイエス様の十字架と復活でした。
 み言葉を宣べ伝えなさい、と命令されて2000年以上教会は「ちょっと、聞いてよ!」というイエス様と出会ったうれしい出来事を伝えています。

 湖の上を歩かれたイエス様のすばらしさは、他の福音書に書かれるほどすばらしい、偉大な出来事でしたが、弟子たちが最も宣べ伝えたかったこと、最も聞いて欲しかったことは、「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」と、励ましてくださり、助けを求める手を捕まえてくださった。
 そんな手の温かみを、私たちにも思い起こさせてくれるのではないでしょうか。

 今年のキャンプでも、みんなと出会い、共に祈り、一緒においしくご飯を食べることが出来ました。神様ありがとう。