今年もたくさんの人々に支えられ、2002年7月31日(水)〜8月3日(土)・3泊4日の日程で、教区中学生キャンプを行うことができました。琵琶湖の北西部に位置する広い北小松キャンプ場に、キャンパー9名、スタッフ12名の計21名がのんびりと、そして熱く楽しい時を過ごしました。水泳あり、スイカ割りあり、キャンプファイヤーやバーベキューありのいわゆるキャンプらしいプログラム。そして、なんと言っても中学生キャンプのメインイベントは自主プロ。中学生自身がキャンプ長を選出し、1日の時間を話し合って決め、実行していくという「自主プログラム」です。
1年生3人、2年生5人、3年生1人というメンバー構成でしたが、2年生が中心となり、3年生を心の支えとして、ゲームや踊り、スタンツや肝試しといったプログラムを組んで、最後にはみんな汗びっしょりになって踊り狂い、スタッフも含め全員を胴上げして互いの健闘を讃え合いました。初参加の1年生は「なんだこの盛り上がりは?」と少し驚いたかもしれませんが、全国に名高い京都教区の盛り上がりを体験したことと思います。今回は「向かいあう」〜○+○=∞〜というテーマのもと、不思議な力によって集められた仲間と向かい合い、助け合いながら何か一つのことを成し遂げていく喜び、自分たちにはこんなに楽しめるパワーがあるんだということを実感して欲しいという願いが込められていました。
○という1人の存在では小さなことしか出来なくても、それが2人、3人と集まれば、そこにはイエスが共にいてくださり、無限の可能性が生まれてくるということをスタッフも、キャンパーも一緒になって実感できたと思います。「心の時代」といわれる昨今、自分自身と向きあい、隣人と向きあうとき、他者に対する配慮、根本の部分で繋がっていられる喜びが生まれてくるのだと思います。最終日には、「本当に楽しかったね。また春に会おうね。一緒にキャンプしようね。」と抱き合い、涙を流して励まし合い、別れを惜しんでいました。
普段の学校ではなかなか味わえない熱い思いと経験、そして繋がりができたキャンプでした。この交わりを励みに、中学生・スタッフ一人一人が、それぞれの現場で、リーダーシップを発揮し、教会や社会を支えて行く者の一人として歩んで行ってくれることを願います。送り出してくださった家族の方々、教会の方々、祈りのうちに覚えて支えてくださっている多くの方々に感謝いたします。こんな素晴らしいキャンプを21人だけで味わっているのはもったいない!!!という意気込みでいますので、これからも、変わりないご支援とお祈り、宣伝のほうよろしくお願い致します。主にあって。