3月27日(月)〜30日(木)まで上野聖ヨハネ教会で「J'sキャンプ@伊賀」が行われました。中高生合同としたこのキャンプも沖縄→九州に続き、今年で3回目を迎えました。参加はキャンパー12名、スタッフ5名でした。
 当たり前のことですが、自分達が楽しまなければ他の人も楽しくないし…、自分達だけが楽しくても他の人は楽しくないし…、とにかくいろんなことを体験し、話し合って、一緒にキャンプをすることを大切に考えました。

 1日目の開会礼拝では、スタンツを用いて主題聖句(ルカ24:15)の分かち合いをしました。また、初めて会う人との緊張をほぐす為のゲームをし、そのペアで自己紹介をし、相手を皆に紹介する他己紹介をしました。
 

 さらにキャンプをより楽しむ為に、ご高齢の方や子ども達を楽しませる事についてアイデアを出し合い、時にはそれを実践してみるということをしました。

 2日目は、上野の信徒が関係している「老人健康保健施設」と「デイサービスセンター」の2グループに分かれてボランティアとしての訪問・体験をしました。そこでは、片手と片足で車椅子に乗ることの難しさや、話を聞くこと・会話することの難しさ、リーダーシップを取って手遊びやゲームをすることの難しさ等を体験しました。

 夜は、身体障害者養護施設「聖マッテヤ心豊苑」施設長の長野さんから、スライドを交えてお話をして頂きました。ご自身が今の施設で働くようになったきっかけや日々の働きの中で大切にされていること等について、中高生にわかりやすい言葉でお話して下さいました。施設訪問の振り返りの時間にも同席下さり、一人一人の体験談や質問に対し、丁寧にコメントやアドバイスをして下さいました。

 3日目は前日の体験を活かし、両施設でのボランティア体験をしました。人をもてなし楽しませるには、自分自身も楽しむことが大切だということに気付かされました。
 
 両施設の利用者の方々、職員の方々との出会いと触れ合いを通して、「老い」ることや自分との違いを感じ、社会の中での自分の役割について考えさせられる経験であったと思います。自分の進路の選択肢の一つに介護職が加わったと語る参加者もいました。
 
 最終日は冷たい雨のなか上野城を見学し、お昼過ぎにはそれぞれの帰途へつきました。3泊4日の間、朝夕は自炊をし、銭湯にも通い、夜は皆で語り合っていました。礼拝の司式・奏楽やお話も自分たちでこなし、主体的に楽しむキャンプの良さを体で感じ取ったことと思います。