毎日がインターナショナルデー            ~多民族・多文化共生社会の創出のために~

大阪教区は山田拓路さんを応援しています。難民支援「NPO法人メタノイア」を運営しておられます。是非、ご参加ください。

20220920インターナショナルデーの祈り

インターナショナルデー 2021 の記録

地球上のカラフルな仲間たち 

「神は造ったすべてのものをご覧になった。それは極めて良かった。」 創世記1:31 

 神さまは、ご自分が創造された被造物をご覧になり、すべてを「良し」とされました。「いいものがで きた」と大変喜ばれたのです。この神さまの「良し」は、根源的肯定のことばと言われ、生きとし生けるも のは存在そのものが「良し」とされていることを現わしています。 

 生きとし生けるものは、それぞれに個性的で多様性を与えられています。多様性は、神さまの創造の業の すばらしさを表しています。ですから、人間が人間を差別したり、見下したりするのは、創造主なる神さま の思いに反することです。私たちみんなが、「自分たちは地球上のカラフルな仲間だ」と自覚できたら、ど んなにすばらしいことでしょうか。 

 毎年10月第3日曜日午後、カトリック大阪カテドラル聖マリヤ大聖堂(玉造・駐車場)を会場に、インタ ーナショナルデーが開催されてきました。3000人近い人が集まるフェスティバルです。外国にルーツを持 つ方がこんなにおられるのか毎回驚かされます。50近い屋台が並び、多種多様なお国自慢のおいしい料理 が提供されてきました。「外国人が暮らしやすい社会は、日本人にも暮らしやすい」を合言葉に、エキュメ ニカルなお祭りが、20年以上にわたって開催されてきたのです。 

 しかし、新型コロナウイルス禍の下、昨年は中止となり、残念ながら今年2021年も中止せざるを得ませ ん。私は、2021年もこの日を憶え、大阪教区としてプログラムができないかと宣教局を中心に計画を立て て頂いています。何よりも、多文化共生社会の実現を目指し、各教会の主日礼拝の中でお祈りをしてくださ ることを、お願いしたいのです。現在280万人を超える外国にルーツを持つ人が日本に住んでいます。 

 私たち大阪教区の教会にも、韓国、台湾、スコットランド、カナダ、タンザニア、カンボジア、在日韓 国・朝鮮等々の方々が信仰生活を送っておられます。またご存じのように難民問題(入管問題)は、日本社 会の大きな課題となっています。まず、知ること、学ぶこと、出会い友人になることが大切なことです。 

 今年は2021年10月17日㈰が、インターナショナルデーです。外国にルーツを持つ方との共生を、そし て多文化共生社会実現のためにお祈りください。(主教アンデレ)

2021年9月27日
オンラインセミナー「日本における難民の生活と支援の実態・アフガニスタンの現状」

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