月報巻頭言

10      聖餐式(ミサ)は食前の祈り(2000.12)
先生、食前の祈りせーへんの」ステパノ教会の礼拝堂を使ってやっているヨガの先生に言われた。クリスチャンではない人から見て、クリスチャンは食前の祈りをしている人らしい。
 小学生の頃、日曜の昼といえば教会のうどんだった。必ず二杯食べた。お腹がすいていた事もあったけれど教会のおばちゃん達が親切にすすめてくれるのを断れなかった。時たま食前の祈りもあてられた。断れなかった。いや断る理由が無かった。今思うと、結構よくあてられていたから、他にあてる人がいなかったからかもしれない。そう考えると、昔から頼まれたら断れない性分だったなあと自分を振り返ってみる。
 祈りはまず、神様への呼びかけ、そして神様への感謝、そして願い、最後にイエス様のお名前を通して、つまりイエス様と共に祈るという言葉で締めくくる。 当然祈れない時がある。ある時期祈りが分からなくなり、祈りにとまどい、祈りをさけることがあった。黙想と祈りの集いを主催しておられる植松さんにそのことを言ったら、祈りの5分の4が分か
1021日 野外礼拝
 
っているよと言われ、何だか分からないままに祈りの5分の4を今でも続けている。きっと5分の1は神様の仕業なのだろう。
 昔から押しの弱い性格だった分、沢山の祈りの機会を与えてもらった。お祈りを頼まれたら、少し深呼吸して自分を神様の前に差し出してみたらどうだろうか。ちょうど聖餐式の時のように。良く考えてみたら聖餐式は食前の祈りなんだなあと気づく。早く食べたいと思うその前に神様にありがとうを言うことなんですね。
 

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Last updated: 2002/2/17

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