10月12日の教会委員会では、ステパノ教会が平和宣言を出すことについて話し合いました。教会共同体の平和への思いとして、日頃口にしている平和をもう一度みんなで話し合い宣言することは、平和への思いの再確認となり、平和を求める人々との連帯の証しでもあると話し合われました。
現在受聖餐者のみならず教会に集う様々な人たちがステパノ教会のメンバーとして宣言文作成に参加し、言葉を模索しました。一人一人が大切にされること、ないがしろにされている人々がかえりみられ、権利と尊厳が回復されることが正義の神が行われる恵であり、そこに現れ出るものが平和であると聖書は語ります(イザヤ書30:18、32:18)。
世界の主教さんたちが集まるランベス会議では、教会は聖書の言葉を、今の世界の状況の中で解釈し続け、宣言し続ける共同体だといいます。今、この時にどのような言葉で主の平和を語るのか。言葉に力の無い時代に私たちは言葉の大切さをあらためて思わされます。みんなで考えた言葉には力があり、それを宣言する主体である京都聖ステパノ教会は信仰生活共同体として地域の中で「生きた言葉としての平和」を証ししていることでしょう。
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