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《移 動》
教会・施設等
京都教区教務所 2004年4月1日付、教務所主事に三浦恒久司祭任命。3月31日付、上田弘敬氏退任。
岐阜聖パウロ教会(中部) FAX番号変更 058-262-1400 (電話と兼用)
東舞鶴聖パウロ教会 電話/FAX番号変更 0773-63-5441

★訂正とお詫び
『管区事務所だより第184号』(3月25日号)を以下のように訂正します。
8p.下から4行目、ジョン R.バーグ司祭
(誤)2004年3月定年により退職。→(正)2004年3月退職。
『代祷表2004年』
過日、5月18日(火)に熊谷聖パウロ教会のために代祷いただくための正誤表を出しましたが、教会名を誤って聖ペテロ教会といたしました。再三の不注意を、特に熊谷聖パウロ教会の皆さまに、深くお詫び申し上げます。(総務主事)

第5回九州教区平和を考えるプログラム「長崎に立つ」
─ 報告とこれからの課題 ─
九州教区平和を考えるプログラム実行委員長 
早川 成(久留米聖公教会)

 今年で5年目を迎えた同プログラムは、今年もメインプログラムの「長崎に立つ」が、去る3月19〜21日に長崎聖三一教会を会場に行われ、九州教区から13名、他教区(東京、中部、京都、大阪、横浜)から13名の参加を得た。今年の特徴は、「語り継ぐということ」をテーマに、九州教区のメンバーでフィールドトリップのガイドに挑戦したことである。何といっても難しいのは、我々はそこに住んでいるわけでもなく原爆を体験したわけでもない、本当の戦争を知らないということ。以下に参加者の感想の一部を紹介するので、今回の雰囲気を感じていただきたい。「資料は揃えたものの、本番ではあがって伝えたいことの半分も言えなかったなぁ。偏った考えのガイドじゃいけない!とか感情に任せてたんじゃ大事な事が伝わらない!とか色々考えすぎちゃって結局うまくいかなかった。人に何かを伝えるって凄く難しい…。でも、今後の平プロの方向性が見えたような気がする。ただ学んでるだけじゃダメなんだよね、発信しないと。あ、私は発信する前にもっと自信もてるぐらい勉強しないといけないな。そして、城臺さんを始めとしたガイド(証言)の方々の『心』を継承していきたい…と思ってる。」(九州教区)「それにしても、やはり現場に立つ、長崎に立つ、というのは大きい衝撃でした。城山小学校の遺構、そして、草刈作業中に突如として被爆した先生方のことを思うと底知れぬ恐ろしさに駆られます。この爆弾は、もう人間の想像力や理解力やらそんなものを全く超えてしまうほどに、いや、言葉にしてもまるで形容しがたい計り知れないものを持つものだと思いました。(中略)原爆が吹き飛ばしたものは、果たして目に見えるものだけだったのか、被爆した人々の命や人生や生活や、その後の人生はもちろんですが、それ以外に私たちが見落としがちな何かを確かに吹き飛ばしたのだと思われてならないのでした。それが何かを、こんどの夏には、さらに確認しに行きたいと思うのです。」(他教区・初参加)

 さて、8月には4年に1回の全国青年大会が「長崎」で行われ、もっとたくさんの仲間と「長崎に立つ」。爆心地にも立つ。証言者は「ここは原爆被害の中心であるとともに、平和を願うメッセージ発信の中心でもある」と語られた。戦争や紛争が絶えない中、そこで見たこと、聴いたことが、出会った仲間達によって「長崎から発つ」ことを期待したい。

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