いっしょに歩こう!パートⅡに向けて

―東北教区の歩みと、「放射能、原発、ふくしま」のこと—

本部長 主教 加藤博道(東北教区)

現在の「いっしょに歩こう!プロジェクト」は、2011年5月からスタートし、当初から2年間の活動目標を持っていました。2年が経って、今後の日本聖公会としての取り組みはどうなっていくのか、この間、プロジェクトでも検討を重ねてきました。そしてこれまでの2年間の取り組みをそのまま延長するのではなく、ある意味で「ギアチェンジ」をしながら「いっしょに歩き」続けていきたいと、以下のように「パートⅡ」に向けての構想を固めてきました。「いっしょに歩こう!パートⅡ」は大きく二つの柱を持ちます。

◇「いっしょに歩こう!東北」(仮称)

一つは東北教区としての歩みです。「いっしょに歩こう!東北」(仮称)として、一つの拠点としては「センターしんち」の活動を継続し、さらに必要な働きを続けていきます。東北教区の出来る仕方で、出来るだけ地域にある教会に根ざしながら、地道でも継続可能な仕方で祈り働いていくことを目指します。専任のスタッフも置き、被災地への訪問や巡礼、祈りの機会も広げていきたいと願っています。

◇「原発と放射能に関する特別問題プロジェクト」

もう一つは2012年の総会決議である「原発のない世界を求めて」の声明に基づきながら、原子力発電、放射能に関するわたしたちの認識を深め、現在の「ふくしま」の状況を広く世界に発信するとともに、現実に苦しむ被災者の方々に寄り添おうとする働きです。
子どもたちのリフレッシュ・プログラムやその他の支援活動が考えられます。すでにある「原発と放射能に関する特別問題プロジェクト」と、これまでも小名浜他福島県内の教会を拠点に取り組まれてきた被災者支援の働き、その両面を含んで、改めて日本聖公会としての大きな取り組みとなることが目指されています。

現在の「いっしょに歩こう!プロジェクト」は5月末で2年間の活動を閉じますが、実際には責任ある仕方で終了するため、6月から9月にかけて残務整理等、段階的に終了作業を行っていきます。一部のスタッフは残り、上記の今後の働きへのバトンタッチを行います。また釜石の「被災者支援センター」は開所から2年、3度目の夏を迎える8月末まで従来通り活動します。その他、詳しいことはニュースレター等を通して、今後お伝えしていきますので、どうぞよろしくお覚えください。