聖霊降臨後第3主日

https://youtu.be/vEaVfGzU9z8

<特   祷>

神よ、あなたは天地万物をみ節理の内に治めておられます。どうかわたしたちを害する肉の行いを聖霊によって除き、み心に従って良い行いの実を結ぶことができるようにしてください。主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン

<聖   書> ガラテヤ 5:1、13~26

<メッセージ>

父と子と聖霊の御名によって アーメン

今日は懐かしいゴスペルを唄いましょう。

忘れないで

わすれないで いつもイエスさまは
きみのことを みつめている
だから いつも絶やさないで
胸の中の ほほえみを

朝ドラで今,「チム ドンドン」(胸がワクワクする)をやっています。先日、一流の料理人になるため奮闘する沖縄出身の女性の主人公が、壁にぶつかって悩んでいると言うお話でした。責任ある立場を命じられて、空回りしてうまくいかない。その時、「君のいいところは何か?」という問いを与えられて、また悩む場面があり、沖縄の母親に電話します。「私のいいところって何?」。

母親からお父さん(故人)が言ってたよ。「のぶ子(主人公)のいいところは、<ありがとう>と<ごめんなさい>が、素直に言えることだよ」

このことで、主人公は彼女らしさを取り戻して、職場の人間関係がとてもよくなって、主人公がまた一歩成長します。弱みを見せたくない、うまくやろうとかではなく、同僚に<ありがとう>と感謝が言えること、うまくいかなかったり、間違ったら、<ごめんなさい>と、ごまかしたり、言い訳せずに、素直に謝ることができることが人間にとってとても大切なことだと気づき、自分らしさを取り戻してゆくいうストーリーで、なるほどなあと思いました。

また、「Asahi Weekly」英字新聞に、(英語の勉強をせねばと時折読んでいるのですが)ローマカトリックのフランシスコ教皇のメッセージが紹介されていました。新型コロナウイルスの影響で、世界中で、家庭内の不和(虐待、暴力など)が強まっていると指摘され、特に夫婦に向かって、3つのことばを大事にするようにとお勧めをしておられる。

Please Thanks Sorry   Please お願い どうぞ

Thanks ありがとう

Sorry  ごめんなさい

 それぞれに、何気ないことばですが、それが家庭を、家族を守るために、大切なことばですと、語っておられるということが紹介されていました。

 この二つのお話を、心の片隅に憶えて頂いて、ガラテヤ書に耳を傾けてみましょう。

主イエスの弟子となって歩むこと、神さまに身をおささげすることを、主イエスの「しもべ」となって歩むと言います。この主イエスの「しもべ」は、少し変わった「しもべ」です。まことの自由のうちに歩む「しもべ」なのです。ガラテヤ書5:1には、「この自由を得させるために、キリストはわたしたちを解放してくださった、自由の身にしてくださったのです」、とあります。本当に自由の身になったのです。

パウロさんにとって、「救い」は「解放」と同じ意味を持っています。この「解放」は、5:13「愛によって互いに仕え合うこと」を促します。それは「自由」と「いのち」を経験し理解するための新しい方法です。

その新しい体験は、「霊によって」歩む(5:16)ことから与えられます。「霊」に対するものは「肉」だとパウロさんは表現します。そして、主イエスによって自由にして頂いたのですが、その自由を「肉」に従って使わないようにとパウロさんは警鐘をならしています。「肉の行い」は明白だから、気を付けないといけないと言うのです。「淫行、汚れ、放蕩、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、嫉妬、怒り、利己心、分裂、分派、妬み、泥酔、馬鹿騒ぎ、・・・・」

「肉の欲望」は、思い上がって、利己主義的になって、自分自身に閉じこもり他者を貪り、傷つける「肉の欲望」による生き方です。そういう生き方に自由を使うのではなく、神さまの「霊」の導きに従う生き方に使おうとパウロさんは勧めています。

「霊の結ぶ実」は何かというと、愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です。主イエスの「しもべ」、キリスト・イエスに属する人は、「肉の思い」を、主イエスが十字架上ですべて背負われて、「肉の思い」から自由にして頂いた人です。

さらに、主イエスによって霊によって生きる人にして頂いているので、互いに傷つけ合ったり、妬み合ったりしないで生きようとパウロさんは勧めています。

主イエスは共にいて、そして神の霊も私たちの内に働いてくださっています。ただ、「霊の結ぶ実」は愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制であると言うのはわかるのですが、こう並びますと、えいらいことやなと思ってしまいます。私には無理やな、難しいなと思ってしまいます。

そこで、最初にお話しした二つのお話を思い出して頂きたいのです。

「ありがとう」「ごめんなさい」「どうぞ」この心、これなら私たち日々の生活の中で、実践できそうです。

新型コロナウイルスがあり、世界各地で争いがあり、大きな地震があり、私たちの心もつぶれてしまいそうです。

主イエスの見守りの内にあること、主イエスが共にいて、そして神さまの霊がわが内にはたらいてくださることに励まされて、「ありがとう」「ごめんなさい」「どうぞ」この心を大切に新しい1週間の歩みを始めましょう。

父と子と聖霊の御名によって アーメン

アフガニスタンはじめ大きな災害に苦しむ人々のことを憶え、黙想しましょう。

<ウクライナの平和のための祈り>

正義と平和の神よ、 

わたしたちは今日、ウクライナの人々のために祈ります。 

またわたしたちは平和のために、そして武器が置かれますよう祈ります。 

明日を恐れるすべての人々に、 あなたの慰めの霊が寄り添ってくださいますように。 

平和や戦争を支配する力を持つ人々が、知恵と見識と思いやりによって、 み旨に適う決断へと導かれますように。 

そして何よりも、危険にさらされ、恐怖の中にいるあなたの大切な子どもたちを、あなたが抱き守ってくださいますように。 

平和の君、主イエス・キリストによってお願いいたします。 アーメン。

<主の祈り>

主イエスが教えられたように祈りましょう。

天におられるわたしたちの父よ、

み名が聖とされますように。

み国が来ますように。

みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。

わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。

わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。

わたしたちを誘惑におちいらせず、

悪からお救いください。

国と力と栄光は、永遠にあなたのものです アーメン

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