大阪教区の今後についての日程案説明と語り場

主の平和

大阪教区の今後についての日程案等の説明・語り場の時を磯主教巡回日に順次持つ予定にしております。

それぞれが思う教会や教区の在り方について分かち合い、また教区が今後取りうる具体的な選択肢について整理する意味で、集まりの機会を持ちたいと思います。

是非、お誘いあわせの上、出来るだけ多くの方に参加頂けたらと思っております。

分かち合われたご意見は出来る限りHP上でもシェアさせていただければと思っております。

共にこれからの大阪教区の歩みについて考えてまいりましょう。

                  大阪教区主教・大阪教区常置委員会・宣教局長・宣教局副局長

会の持ち方について:

〇基本的な日時は日曜14:30~16:00(ただし場所によっては時間の変更あり)

〇誰でも参加歓迎 

〇礼拝堂、あるいはホールで開催

〇大阪教区の今後の歩みについての日程案の説明と質疑(30分)→素朴な疑問、制度について整理していく

語り場(45分)グループに分かれる →教会や教区についてのみんなの思いが出せることを大切にする

分かち合い(15分) 全員で分かち合う 

2023年
7月16日(日)14:30-16:00
場所:聖ガブリエル教会  

大阪市生野区小路東1-17-28 /06-6754-1236

   近鉄布施駅から徒歩7分

   地下鉄小路駅から徒歩7分

8月6日(日)13:30-15:00
場所:尼崎聖ステパノ教会 

〒661-0012 尼崎市南塚口町7-19-22  電話: 06-6427-5320

 阪急塚口駅前からバス13系統「阪神尼崎駅」行きに乗り、3つ目、「新庄下橋」バス停下車すぐ

※時間が変更となっておりますので、ご確認をお願いいたします。内容はガブリエル教会でのものと同じです。

日時:8月13日(日)14:00-15:30
場所:大阪聖愛教会 

〒543-0052 大阪府大阪市天王寺区大道3丁目3−20  電話: 06-6771-4123

   JR新大阪ーJR大阪-環状線 寺田町(約45分)寺田町より徒歩6分

   JR新大阪ー地下鉄御堂筋線 天王寺(約40分)天王寺より徒歩12分

※時間が変更となっておりますので、ご確認をお願いいたします。内容は毎回同じです。

日時:8月20日(日)14:00ー14:30
場所:川口基督教会 

〒550-0021 大阪府大阪市西区川口1丁目3−8 電話: 06-6581-5061

    大阪メトロ/中央線または千日前線「阿波座」駅下車。⑦号出口(西郵便局横手)より徒歩7分。
    バス/「大阪」駅より「天保山」行き(88)で「淀屋橋」経由にて「川口1丁目」下車すぐ。
    京阪/中之島線「中之島」駅下車。徒歩25分。
    阪神/「野田阪神」駅よりバス「鶴町4丁目」行き(94)で「川口1丁目」下車すぐ。
       難波線「九条」駅下車。徒歩25分。
    JR/大阪環状線「野田」駅下車。徒歩25分。

※時間が変更となっておりますので、ご確認をお願いいたします。内容は大阪教区の今後についての日程案説明のみとさせて頂きます。

日時:8月27日(日)13:30-15:00
場所:守口聖オーガスティン教会

 〒570-0073 大阪府守口市土居町6−6  電話: 06-6992-3307

京阪電気鉄道京阪本線 土居駅 から徒歩2分
大阪メトロ谷町線・今里筋線 太子橋今市駅 1番出口から徒歩8分
京阪電気鉄道京阪本線 守口市駅 西出口から徒歩8分

※時間が変更となっておりますので、ご確認をお願いいたします。内容は毎回同じです。

※会の終了後、希望者がおられましたら、義平牧師の案内で併設されている「患者と家族のための滞在施設 守口ぶどうのいえ」の見学をさせて頂きます。是非ご参加ください。

日時:9月10日(日)14:00-15:30
場所:聖贖主教会

   〒532-0028 大阪府大阪市淀川区十三元今里3丁目1−72  電話: 06-6302-7945

   阪急十三駅から西へ徒歩10分

※時間が変更となっておりますので、ご確認をお願いいたします。内容は毎回同じです。

日時:10月22日(日)13:30-15:00
場所:西宮聖ペテロ教会  

〒662-0965 兵庫県西宮市郷免町8−5 

 電話: 0798-33-5438

    阪急電鉄神戸線、夙川駅より徒歩8分
    阪神電鉄本線、香櫨園駅より徒歩10分
    JR神戸線、さくら夙川駅より徒歩10分
    JR芦屋駅よりタクシーで約5分
      「大手前大、正門前」と言ってください。
    国道2号線バス「森具(もりぐ)」下車2分

※時間が変更となっておりますので、ご確認をお願いいたします。内容は毎回同じです。

日時:11月5日(日)13:30-15:00
場所:大阪聖ヨハネ教会  

540-0022 大阪市中央区糸屋町2-1-11 Tel: 06-6941-5820 Fax: 06-6941-5046

地下鉄谷町四丁目駅から西に直線距離で515m

※時間が変更となっておりますので、ご確認をお願いいたします。内容は毎回同じです。

日時:12月10日(日)14:30ー16:00
場所:川口基督教会 

〒550-0021 大阪府大阪市西区川口1丁目3−8 電話: 06-6581-5061

    大阪メトロ/中央線または千日前線「阿波座」駅下車。⑦号出口(西郵便局横手)より徒歩7分。
    バス/「大阪」駅より「天保山」行き(88)で「淀屋橋」経由にて「川口1丁目」下車すぐ。
    京阪/中之島線「中之島」駅下車。徒歩25分。
    阪神/「野田阪神」駅よりバス「鶴町4丁目」行き(94)で「川口1丁目」下車すぐ。
       難波線「九条」駅下車。徒歩25分。
    JR/大阪環状線「野田」駅下車。徒歩25分。


日時:12月17日(日)14:30ー16:00
場所:大阪聖三一教会 

〒546-0033
大阪市東住吉区南田辺5-5-8
TEL/FAX:06-6692-2221

JR阪和線「鶴ケ丘駅」より徒歩15分
近鉄南大阪線 「針中野駅」より徒歩15分

日時:2024年1月7日(日)礼拝後(11:45頃)~約20分

場所:高槻聖マリヤ教会

 569-1112 高槻市別所本町5-37 Tel: 072-683-0200

JR高槻駅から徒歩15分、阪急高槻駅から徒歩25分。それぞれの駅からバスが出ています。

※時間が変更となっておりますので、ご確認をお願いいたします。内容は今後についての日程案説明となります。

日時:1月21日(日)礼拝後(11:45頃)~約30分

場所:大阪聖アンデレ教会 

〒545-0011 大阪市阿倍野区昭和町3-1-57

 電話 06-6628-4757

大阪メトロ御堂筋線「昭和町駅」から南へ徒歩約5分。大阪メトロ谷町線「文の里駅」から南へ徒歩約15分。
JR阪和線「南田辺駅」から北西へ徒歩約10分。
桃山学院中学校等学校の南隣「聖テモテ館」の1階。

※時間が変更となっておりますので、ご確認をお願いいたします。内容は今後についての日程案説明となります。

日時:1月28日(日)14:30ー16:00

場所:堺聖テモテ教会 

〒592-8349 大阪府堺市西区浜寺諏訪森町東1丁65−13

電話: 072-261-2015

 南海本線諏訪森駅から徒歩5分 

※内容は通常のものと同じ1時間半です。


日時:2月4日(日)11:45ー12:45

場所:芦屋聖マルコ教会 

〒659-0065 兵庫県芦屋市公光町2−10

電話: 0797-22-5504

最寄り駅は阪神芦屋駅より徒歩5分、JR芦屋駅より徒歩10分になります。

※12:45頃 カフェ(磯主教を囲んで)もあります。

当日配付参考資料

「今後の説明・語り場」の分かち合い紹介

7月16日(ガブリエル22人)、7月30日(ミカエル/トマス50人)、8月6日(ステパノ19人)、

8月13日(聖愛21人)、8月20日(川口26人)、8月27日(守口10人)、9月3日(ルシヤ 12人)、9月10日(聖贖主12人)、10月22日(ペテロ24人)、10月29日(ミカエル/トマス合同50人)、11月5日(ヨハネ11人)、11月23日(定期教区会後懇談会)、12月10日(川口基督教会30人)、12月17日(大阪聖三一教会18人)、1月7日(高槻聖マリヤ教会40人)、1月21日(大阪聖アンデレ教会50人)、1月28日(堺聖テモテ教会29人)

<伝道教区制に関する質疑応答>

Q:管理主教はどうやって決まるか?

→主教会の同意を得て、首座主教が宣教協働区内(京都教区、中部教区、横浜教区)の教区主教の一人に管理を委嘱する。

Q:伝道教区になると、堅信式や主教巡回は減っていくのか?

→発想の転換が必要。方法はあるだろう。

Q:主教は選出しなければいけないのか?

→法憲法規上、伝道教区制をとらなければ、主教選挙をするのが基本。

Q:教区内の財政を考えると教会間の合併が先では?

→大阪では教会間の距離が近いので合併も考えられるが、他の教区ではできないところが多い。

Q:主教選挙か伝道教区制しかないのか?主教選挙の後、伝道教区制を選ぶことはできないか?           

→それもありえる。

 新しい教区設立の方向性を共通認識とした上で、新主教を選ぶという3つ目の選択肢はある。

Q:京都と大阪の合併では、教区会で4分の3以上の賛成が必要であったが、今回の伝道教区決議でも同じか?

→京都・大阪の合併は宗教法人法上の規定により4分の3以上の賛成が必要であったが、伝道教区制の決議は、通常の教区会決議と同じ過半数で可決となる。ただし、5年後に新教区が設立される運びになった場合は、宗教法人法に従って、改めて二つまたはそれ以上の教区でそれぞれの教区会において4分の3の賛成が必要になる。

Q:伝道教区になった場合も、教区事務所や常置委員会などは1つなのか?

新しい教区になるまでは、教区事務所も常置委員会もそのままです。5年の間に他の教区と新しい教区を作ることになるので、その間にシステムが変わることはあるかもしれません。伝道教区といっても教区なので、教区のシステムはそのままです。

Q:今の常置委員会の方向性は「教区再編を目指す」ということのようだが、「主教選挙を行う」ことに

なった場合、選ばれた新主教も教区再編の共通認識を持っておられるという確約は?気がかりな

のは、新しい主教の心変わりだ。

→今期常置委員会は、「将来的にどこかの教区と新しい教区を作る」という点では意見が一致している。もし新主教を選ぶことになっても、今の常置委員会はそういう認識を持った方を選びたいと考えている。候補主教が途中で心変わりすることはあるかもしれない。私たちは、地道にこうやって話をしたり、何が神様のみ心なのかを一緒に考えるプロセスを大切にしています。11月の教区会で今期常置委員の少なくとも3人が交代しますが、新しい常置委員会ともこの方向性を共有し、この路線が変わらないように申し送りをして進めようとしています。来年1月に新しく代議員になられた方々にアンケ―トをとる予定。来年3月の臨時教区会で伝道教区の議案を出すか出さないかは、未定。

Q:伝道教区になった場合、5年間は宙ぶらりんの状態になると思うが、どこかの教区と一緒になっ

てもらえる可能性はあるのか?伝道教区になった場合の具体的なイメージは?

→個人的には大阪教区の皆さんが感じている不安は全くありません。

すぐに何かが急に進むということはないような気がします。大阪教区としてはオープンにしておくこと、耐えうる信仰を持つこと、そして大阪教区の内部で共に歩み、協力し合える関係を深めていく時期、と考えることが大切だと思います。5年の長丁場で考えたい。

Q:中日本宣教協働区の中で、新しい教区を模索していく場合、大阪だけ伝道教区で主教がおら

れないと、立場が弱くならないか不安だが?                     

→管理主教になると立ち場が弱くなるとは、個人的には考えていない。管理主教を置くとは、主教が置かれているということ。対等な立場でいけるのではないだろうか。発想の転換が必要。複数の教区を新しい1つの教区とする発想で、私たちの信仰生活を営む必要がある。否決されるような議案の出し方はしたくないので、十分にみんなで分かち合ってから議案を出したい。違和感がないほどの繋がりを、お互い持っていくことが大切だと思う。そのために教会間、教区間の垣根を超えていく信仰生活の豊かさを普段から味わえるといいと思う。

Q:いったん主教選挙をしてから、この(合併の)方向に行くということか?合併するにしても、いったん主教を選んでから合併について話し合った方が誰かリーダーシップをとれるという意味では良いのではないか?

→それも大事なこと。

Q:中日本での合併を考えた時、中部・京都・大阪の三教区の「近さ」(チャーチマンシップ)の中に横浜は入らないのか?

→母体となった宣教団体の考え方の違いが今に残っているため合併は難しいのではないか?とくに女性司祭についての考え方が大きく異なる。ただし協働はできるだろう。

Q:合併するかどうかは大阪だけで決められるのか?

→教区同士の話し合いが必要。

Q:合併しても聖職・信徒・教会の数そのものは決まっており全体のボリュームが増えるわけではないのにメリットがあるのか?

→いろんな人材の行き来が可能になるので豊かな宣教ができる。

意見:たしかに企業の経済合理性から考えればまとめる方が活性化する。ただし、たいへんな苦労を伴うが。

Q:教区合併の話題が出たが、教会の合併の話もあるのか?

→教会合併の問題は、教区合併の問題とは別に、別個の問題として存在する。どの教会も何かの形で協働していくことは必要かもしれない。収益事業を教区が行うことで、教区が司祭の給与を保証できれば、司祭は牧会に専念できる。

Q:そもそも教会に来る人の数が減少している。自分たちはよいが次世代の人はどうすれば?

→若い人たち同士の考え方を中心にまとめていってもらうことが大事。私たちの世代があれこれ意見を言わない方がいい。

Q:若い人たちのグループも限られた人しか集まらない現状がある。

→英国ダラム教区の例。昔からある教会にトイレ・台所を増築し、ホッと「一息つける教会」にしたところ、市からの支援も受けられたとのこと。安心していられる「居場所」であることが教会の大事な役割。

Q:大阪教区の教勢は?

→現実には800人くらいではないか。

意見:婦人会代表者会が月1で集まれるのも大阪教区ならでは。他教区だと泊りがけになるかも。

Q:丁寧な牧会とは?

→ケアができるということ。司祭だけでなく。

Q:教区が合併することで事務処理が膨大になるとのことだが、教会にとってデメリットでは?

→教会に事務的な影響はありません。教区での事務処理が増えるということです。

Q:管理主教になると距離が遠くなるのでは?

→主教補佐という立場が考えられます。北関東教区ではそうしています。主教は定年になっても職

位は残ります。磯主教は大阪におられるので、例えば堅信式などは可能です。

Q:伝道教区制についての説明が不十分ではないか?

→教区(常置委員会)に伝えます。しかし、教区報にはこれについての説明が連載されていました。

ご希望であれば、記事を抜粋してまとめたものをお渡しします。

Q:全国の教会でも混乱しているのではないか?

→大阪教区では、主教と常置委員の人たちが教会を廻って説明しています。

Q:3つの宣教協働区は、もう決定していることなのか?

→2020年の改正の折に、法憲法規の別表に決定事項として記載されている。もし変更を望むのであれば、もちろん総会に議案を出して変えることは可能。ハードルは高いが。

Q:管理主教はどのように選ばれるのか?

→宣教協働区の中の一人の主教が管理をされる。主教会の同意を得て、首座主教が委嘱される。私たちの方から、この方に、とお願いできるものではない。

Q:管理となられた主教の教区と合併することになるのか?高地主教が管理主教となられたら、私たちは京都教区と合併することになるのか? →管理主教となられても、必ずしもその教区と合併することにはならない。法規の書き方が微妙で、よくわからないところもあるが、大阪と他の教区が一緒になっても構わない。ただ、現実的には、同じ宣教協働区内の教区と再編されることになるのではないかと思う。

Q:広がったエリアで管理主教の下におかれた場合、教区の一体化は図れるか?

→(主教発言)カナダなどでは複数の主教がおられる教区もある。補佐主教を置くなどの措置も。そもそも、海外では主教は信徒の名前すら知らない。大阪のように、主教がこうして皆さんの名前を把握できることが稀なこと。教区再編では、人数的に増えるわけではないが、いろいろなことを考える余地がでてくるのがメリット。

Q;大阪教区には、いくつの教会がありますか?

→現在、21教会と1伝道所(庄内伝道所)がある。

Q:伝道教区となった場合の管理主教と従来の主教の違いは何ですか?

→基本的に同じだが、各教会への主教の巡回回数は減ることになるだろう。ただ「主教」は定年退職後も「主教」のままであり、磯主教は大阪在住なので堅信式・按手などは引き続き可能。
一方、管理主教と司祭との関係を考えると距離が遠くなり、司祭の相談に管理主教が応じ難いなど不満が出る例もあると聞いている。

Q:組織再編よりも先に、過去にあった「聖霊セミナー」のような講座を開くなど、まず信徒教育や伝道に力を注ぐことが大切ではないか?

→それも大切なこと。日本は「少子化」といわれているが、学校現場に行くと生きづらさに悩む若者も多く、「居場所」としての教会のニーズを感じる。「丁寧な牧会とは何か」を考えていくとき、それも一つのテーマとする必要があると考える。

Q:そもそも日本に「11教区」つくられた理由は何ですか? →海外から来日した様々な宣教団体が各地で活動し、教区が誕生していった。大阪教区はCMSの働きによってうまれた教区であり、教区内の学校・病院で理事長職を主教が担っているところもある。伝道教区となった場合、

それを管理主教が担うのは困難。

意見:理事長職を必ずしも主教が担う必要はなく、組織のマネジメントに長けた人にお願いできるのではないか。

→その通りだと思う。

Q:長年この教会に通い、非常にこの教会に愛着を感じている。礼拝後、もっと教会についてみんなで話し合う機会があればいいと思っている。

→コロナ禍で途切れた、話し合いの場を再開したい。

Q:今後「法人」としてどのように活動していくかを考える際、財政は大きな問題であり、長いスパンのシミュレーションが必要ではないか?都合のよい土台に基づくのではなく、様々なケースに備えた分析をすることが必要だと考える。

→教会活性化のためには、教区報に掲載した事例にもみられる通り、「何のために私たちの教会が存在しているのか?」みんなで考えて地域のニーズに応えていくことや、そのために近隣の教会と協働していくことも必要になるだろう。

Q: 将来的には教区合併を目指しているのに、伝道教区というワン・クッションを置くのは何故か?

 →伝道教区は、新教区の前段階としての形と言える。教会が、伝道所から発展して教会になるのと同じ。今回はその逆バージョン。大阪教区は100年前に教区として成立したが、それ以前は伝道的な集まりだった。

Q: 教区合併をします、とはどうしてならないのか?

→大阪、京都が10年間も話し合いを続けながら失敗したように、難しい。伝道教区に移行した場合、管理主教のもとで進め方が議論される。委員会をつくることは必要になるだろうが。

Q: 教役者の減少について、教役者を育てるのが本来のこと、増やすことをどう考えているか? →神学生を育てないといけないが、教役者の減少は世界的課題で、韓国でも同じ問題が起きている。カトリックも、フィリピンなどからの教役者に頼っているのが現状。聖職が魅力的ではないということで、責任を感じる。現在、東京の聖公会神学院は在籍者が1人、ウイリアムス神学館も2人という危機的状況。

Q:伝道教区に移行するかどうかは、誰が決めるのか? 主教会か?

→教区会での決議で決まる。以前の京都・大阪の合併議案は宗教法人法上の決議だったので、4分の3以上の賛成が必要だった。今回、もし伝道教区移行の議案を提案するとなると、通常の教区会決議となるので、過半数で決まる。従って、通りやすいと言える。ただ通ってしまってから、嫌だとは言ってほしくないので、こうして多くの方々に説明し、理解していいただこうとしている。

信徒代議員の意見:教区会で聖職議員と信徒代議員の投票で決まるが、信徒代議員の投票は教会の一人ひとりの意見が反映されていないこともあった。本件は教会の代表として投票しなければいけないと思う。

Q:主教がいないというリスクは、伝道教区説明に記載されたマイナスの他にはないか?

 →海外では、主教は一人ひとりの信徒名を知らないので、日本のように近い距離感のほうが珍しい。相談に行きにくくなるなど、聖職者の方が大変になるかもしれない。また現在、磯主教が桃山学院長、プール学院理事長、バルナバ病院副理事長などを兼務している。主教がいないと誰が担うのかという課題はある。堅信式については、退職主教でも担えると思う。

Q:伝道教区から教区に戻れなかったとき、どうなるのか?

→戻れないことはない。

伝道教区の期限は、5年以上に延長もできる。現在、北関東教区では主教補佐を置いているし、中部教区は西原主教が立教大学の総長でもあるので、土井司祭が主教秘書のような役割を担っておられる。

Q:現役の教役者はどう思っているのか?

 →教区再編の方向性は、聖職常置委員の3人も同意見。ただそこへ至るプロセスについては意見の差があり、よく話し合っていく必要がある。

Q:宣教ということが忘れられていないか。宣教は牧師に依存するところが大きい。牧師は何がしたいかを表明して、皆に伝えてほしい。また牧師の自立のため、今後は実社会で働いてもらわなければいけないのではないか?

→牧師がもっと発信を、と議論している。仕事をもつことについては、ブラジルなどでは6~7割 が働いていて、働くことが当たり前になっている。現在大阪では、プール学院、桃山学院、博愛社ではチャプレンが給与を得て働いている状況。

Q:教区の基本方針をしっかりと示してほしい。

  →この語り場で情報を発信して、その上で今年の11月の教区会後の語り場で、伝道教区か主教選挙か、生の意見を聞き取りたいと考えている。

2023年11月23日(木・休) 

大阪教区第131(定期)教区会後 懇談会の記録

(小林司祭)共通の理解として、主教の定年退職に際し、教区の今後について「語り場」を通して思いを出し合おうとしているのが現在のプロセス。

大きな流れとして、他教区と新しい教区をつくっていく協働の方向性を持っている。そのための二つの選択肢      ①2024年11月に通常通り主教選挙を行う

           ②教区会で議案を出して、伝道教区に移行する

12月末に、各教会の新しい代議員が決まるので、1月半ばにその方々へ資料配布と、アンケートをとりたい。

(信徒代議員)主教選挙をしたほうがよいのではないか? 司祭の数がマイナス1となるが、主教には多くの仕事があり、それをよその主教に任せるのは無理。またその次のステップに進むとしても近くにリーダーシップを取れる人がいる方が進みやすいと思う。次の体制を整えるためにも、それは必要。

(信徒代議員)同意見。大阪教区をよく知っている人がリードすべき。

(信徒代議員)2つのことを考えたが伝道教区制に傾いている。理由は、法規の規定上、5年を目途にとなっているので、そちらへ進める。京都との合併が出てきた時点で、大阪単独でやっていくのは無理であった。伝道教区になることの方が有利だ。仮に主教選挙をした場合、必ずしも5年以内という縛りはないし、主教の考えにもよるので、本当に教区再編に進めるかどうか分からない。磯主教がされている仕事の中で、必ずしも主教じゃないとダメだということはない。理事長職については、磯主教の前には他の人がやっていた。やりくりは可能と思う。

(教役者)何を選択するか、ということよりも自分の感じていることを率直に申し上げたい。

「チーム北国」の北海道・東北では、主教を教区内で選び、新しいスタートラインに立って具体的に動き出している。

大阪は、ビジョンチーム・常置委員会・局長会で、これから考えようとしている段階。

  • 主教のもとでこれからどうしようか、他教区と協働をどのようにしていこうかと考える。そのもとで選べたらよい。再編を目指すという前提で、主教を選ぶことができたらよいと思う。
  • 中日本協働区は何をしようとしているか、全くわからない。プロセスを体感している人が何人いるだろうか? それが足りないとなかなか顔の見える関係が作れない。例えば西原主教はお忙しい方なので大丈夫なのか、そもそもどんな人なのか、という中で伝道教区を選択していく不安がある。関係がしっかりしてきた上で、伝道教区の道を選択するのも大事なのかなと思う。

(教役者)最近の統計では、日本全体でキリスト教信仰者が52,000人も増えている。カトリックや聖公会が減となっている中で、他民族や福音派で増えている現状がある。

議案を出す前に、前提になるような大阪教区の各教会の議論をすべき。

(教役者)北関東は6年計画で行っており、北海道や東北は5年を割いて行っている。5~6年をかけて再編しようとしている。来年、主教選挙か伝道教区かを選択するのは、拙速。

みんなで意見を出し合って考えていくことが必要。

(小林)北関東は自ら先立って伝道教区を選んだ。5年かけて東京と新しい教区を作ろうとしている。勇気ある決断だったと思う。その後に、北海道と東北が再編に向かっているが、恐れをもっていたと思う。あれだけ大規模な地域であり、宣教師が作った宣教区の区割りを変えていこうとすること、広い地域となったときに一人の主教で果たして当たり前にできたことができるだろうか、という恐れがある。恐れに私たちはどう向きあうか。

京都との合併では、大阪が自ら否決した。京都と中部は、現在パートナーシップを模索している。新しい教区になるにはいくつかのステップが必要と考えている。

  • 忍耐のいる5年、あるい

は10年という期間を、私たちは信仰的に成熟させてやっていくために、できるだけ思いを正直に話し合って、教区内も一緒に協力していくという両方の歩みが必要。耐える時期が、大阪にとっては聖霊に満たされることになる。

(教役者)何のために宣教協働区・伝道教区制が出来ているのか? この1年間、キッズが教会遠足を企画し、子どもたちが一緒に礼拝し、その主日に子どもが訪れた教会は豊かになり、前向きな気持ちとなる一日だった。信仰を子どもたちに手渡したい。一緒に礼拝をもつことで、神様を感じてほしい。同じ年代が一緒に行動することで化学変化が起こりうる。一人の父親として、子どもたちに信仰のひとかけらを手渡したい。

京都との協働を振り返ると、とても豊かであった。「次の世代へ」ということであれば、伝道教区に手を挙げる。何のために、を考えると見えてくるのではないか?

(小林)新しい歩みでは混乱し不安がつきまとうが、現状のままでいくことが良いのかということが一つの議論としてあり、一緒に考えていく道筋の中にこれがある。

教区レベルの話であるが、各教会の歩みを損なうのではなく、各教会の歩みを励まし力づけるために歩むのだということ…このことが共通理解としてある。私たちの教会はどう歩んでいけばよいか。不安の中に神様がおられる。

(主教)少子化などの問題を話すと、ハード面が強くなり、宣教などのソフト面が弱くなる。何を大切にするかを話し合う中で・・・

個人的に漠然と思っているのは、少子化は否応なく進むので、ふさわしいたたずまいとなって、神の働きをどうするかの判断が難しい。言えるのは、宣教師が来られた最初はゼロだったということ。イギリスなどの後ろ盾を得て、こうしてやってきた。今のように下っていく経験をしたことはないが、これから後の人のために、どうなるか・・・。何もしないでつぶれていくのはショックだ。いずれ教区再編は必要。いろいろな賜物を持っている人が交流すれば、大きな歩みが考えられる。そこに漠然と希望をもっている。何か新しい発見をしたい。

高齢化は、悪いことではない。それなりにビジョンをもって進んでおられる。そこを分かち合いたい。

以上

12月10日以降

◎質疑応答

・伝道教区となった場合、堅信式などの機会は減らないか?

  →退職しても手伝うことができる。合同で行うこともできる。(磯主教)

・教区再編で新教区となったら、主教1人で物理的にも、どのように仕事をこなしていかれるのか?

  →カナダなど複数の主教がおられる例もある。補佐主教も考えられる。(磯主教)

・磯主教が桃山学院長やプール学院理事長をされていることは、とても良いことだと感じている。主教でなければ雰囲気が変わってしまうのではないかと思う。主教座聖堂はどうなるのか?

→大阪京都の合併を検討している時、主教座聖堂が2つでもよいのではという考えも出ていた。

   いろいろなことが考えられる。(辻彩乃)

・伝道教区となって新しい教区を作るとは、単独で作るのか?

 →基本、宣教協働区内のどこかの教会と作ることになる。

・伝道教区になったら、誰がリーダーシップとなるか?

→首座主教が指名する宣教協働区内の主教だが、主教補佐的な聖職を決める方法も考えられる。

・伝道教区になったら、教会に何らかの変化があるか?

 →直ちに何か影響はないと考えられる。ただ、今までより、司祭も信徒も主教との距離ができることは予想される。特に大阪教区は信徒が主教のもとに相談に訪問されることが特徴である。(地理的な問題から他教区ではあまりないこと)

・宣教協働区の分け方が変化する可能性はあるか?

 →今後、再編の可能性も考えられる。

・大阪教区もチーム北国のように主教選挙をする事も考えられるか?

 →考えられる。

・主教の定年延長は考えられないのか?

 →今は、考えられていない。聖公会は議会で物事を決めることを大事にしてきているので、そういった事を決めていくのには時間がかかる。

Q:現在大阪教区として何が困っているのか、なぜ教区再編が必要なのか?

A:1教会1牧師の体制は取れない状況になっている。現在の教役者の人員では適切な人事が出来ない状況になっている。

Q:ルシヤとテモテの合併の話があったと聞いているがどうなっているのか?

A:コロナ以前にルシヤ側の危機感から、信徒同士での話し合いがあった。両者での認識の違いとコロナ禍のために立ち消えになっている。

Q:私たちの社会の中で外国人の方で困難を抱えておられる状況があるが、そのことに先に対応すべきでは?

A:カトリックが外国人の方を多く受け入れている。聖公会ではまだ少ない。考え行動していく必要があると思う。

Q:伝道教区になった場合、まず大阪と京都の合併に5年掛かる。その後中部と合併するために5年掛かるのか?

A:大阪と京都が先に合併するとは決まっていない。実際は京都と中部がすでに協働関係を進めている。複数の3教区がまとめて話し合いを持つことも考えられる。

Q:他教区と合併すると、主教や教役者との距離が遠くなるのでは。オンラインでの礼拝がコロナで進んだが、陪餐はどうするのか。対面の礼拝に意義があるのでは?

A:コロナ時にその議論はあった。礼拝において陪餐以外のみ言葉の部分も重要で霊的な意味もあるなどの意見は出ている。

<分かち合い>

A. 伝道教区制について交わされた意見

★京都教区と合併できなかったことを思うと、大阪は今後、伝道教区になったらよいのではと思う。

★教役者数が1桁の教区や、伝道教区になっているところもあると知った。新しい人に教会に来てもらうためには、旧来のやり方ではいけないと感じている。教会も変わっていかなければならない。社会的な内容も訴えかけていく必要がある。5年後、10年後に教区や教会がどうなっているかを考える必要あり。これから磯主教退職に向けて主教選挙なのか、伝道教区になるか、目前に立ちはだかっている課題であることを感じた。
★新しい教区を作るという考えで、教会も教区も新しくなっていく必要がある。

★主教選挙や伝道教区という言葉はわかるが、まだ信徒の間では内容について十分理解できない

と感じる。各自が教区報やHPで記事を読み直し、分かっている人たちと意見交換することが大切。

★主教選挙でも、伝道教区制でもどちらでもいい。今までの信仰生活を守れるのなら。

★伝道教区になった場合、何が変わるのかを教えて欲しい。

★伝道教区のことは、主教を選んでから考えたらいい。礒主教の次の候補は?

★教会の存続のためではなく、神の和解のわざとなるよう、私たちのやり方を直す必要がある。

★教会は何のためにあるのか、そこに立ち返って考えたい。伝道教区になっても、信徒一人ひとりの信仰生活は変わりません、と説明してほしい。

★宣教協働区は、各教区のカラーが違うので、上手くまとまるのかを不安に思う。

★教会の合併も難しいのに、教区のような大きな組織の合併は、なお難しいと思う

★伝道教区になることを宣言すると、他教区に依存することになり、如何なものか?と思う。

★30代や40代の若い世代の方にも意見を聞いてほしい。説明会をするにしても、若い世代の意見を吸い上げる努力が必要。

★伝道教区になっても、管理主教がおかれて、信徒生活に影響は無いと思う。

★今後、このような会を続けて、信徒のコンセンサスを作っていく必要がある。

★この差し迫った状況を知らせ、信徒間でも話し合いをすべき。

★この制度で、自分たちの教会はどう変わるのか?教会が活発になるのか疑問。

★人が減っているからどうするのかと言うことだけの改革に思う。

★組織を改革するためには、組織運営の専門家に学ぶ必要があるのではないか。

★常置委員が毎年選挙で選ばれる方式では、継続した話し合いをするのに支障がある。

★主教(リーダー)を選ぶにしても、どんな考えを持っているのかなどを聞いて選びたい。

B. 教区・教会の今後について交わされた意見

★日曜日に教会へ行くのが楽しみだ。集まって話をしたり、人と交われることが嬉しい。

★幼児や小学生など子ども達と関わることが多いが、教会が、来ることが楽しい所、安心できる居場所だと、今の子ども達にも思って欲しい。世代交代を感じるが、同世代の若者がいないので仲間が欲しい。

★子ども達が集まって元気な教会もあれば、高齢化が進んでいる教会もある。若い人が来ても、一

旦離れた人が戻ってきても、居場所のある教会を目指したい。地域の方が来られる敷居の低い教

会にしたい。教会は怖いというイメージを持っている人が、社会の中にはいると思う。

★子どもの時に教会に触れることが大切と実感した。子どもの頃に教会に行き、お子さんがミッション系の学校に入られたことをきっかけに洗礼堅信を受けられた方がおられ、そう思った。

★各教会がこれからどうしていくかをそれぞれ考える必要がある。近くの教会といろいろ考える機会

があれば何かできるのではないか。外に目を向けていく必要もある。福音を分かち合う自覚を一人

ひとりが持つ。「私が」という意識。教区のリーダーシップも必要。

★教会の信徒が少なくなっている。今後、もし近くの教会と合併するのなら、それも仕方ないと思っている。

★礼拝でもっと満たされたい。礼拝に対する気遣いや配慮、例えば、馴染のある聖歌を選曲したり、

聖歌練習をしたりすることも大切。礼拝を大切にしよう。

★分かち合いの時間を各教会で持てると良い。小さな思いの分かち合いや意見交換ができると良

い。

★「若い人は宗教離れが多い」と言われるが、決してそんなことはない。若い人は霊的に渇いてい

ると確信している。聖書に触れたり礼拝することが、自分にとっては大切という生徒は結構いる。教

会に行って親切にしてもらえたり、分かるように教えてくれたり、関わってくれたり、そういう体験を通して、教会は良いところだと感じたようだ。教会側がしっかりと、若い人たちを受け入れるという意識を持つことが大切。

★教区として大事なことは「リーダーシップをしっかりとる」こと。立ち返ることが大切。そうすることで、私たちは神さまによって新しく作られていくのではないか。

★「神さまが助けてくれる」、「助け手が現れる」という確信を持ち、真剣に、一生懸命に、祈り求めることが必要。

★教区内のことも、もっと話し合いたい。牧師館を解放したり、心を解放してほしい。そして心からの話し合いが出来れば・・・。

★大阪教区は今後も複数教会の司牧が増える見込み。聖餐式を午前A教会、午後B教会と複数個所で実施するなど対応も必要と思う。

★大阪教区は面積が狭いので、近くの教会と合併しやすいと思う。

★ヤコブ教会を閉じた時、ヤコブの信徒は好きな所へ行けと言われ、次の教会に馴染むのに時間が掛かり辛かった。

★小さな教会はすぐに閉じよう、ということにはなっていないので、各教会が大事にされていると思う。しかし、教勢が落ちていることは、きちんと理解すべき。

★聖公会は地域に向けての伝道集会などをしていないので、信徒数が増えないのではないか。他教派で大きくなっていった所を見ているので。

★豊中3教会の合併は、未だ途中だが、礼拝が活性化され良い効果があると思う。組織変更をして、3つが1つになれば大きな力になるのでは、という前向きな意見も出た。

★我々が次の世代に何を残すのか?が大切なこと。若い世代の意見を聞いてほしい。

★小さな教会は小さいなりに、一生懸命に頑張っていることを理解したい。

★信徒数は減少傾向にある。そのため各教会の活性化が必要、そして地域への働きかけが重要。

例えば、地域のジャズ祭りに会場を提供、ボーイスカウト活動、他国籍の方を受け入れる等、かかわりを持つことが大切。

★教会の掛け持ちで、司祭が疲弊しているのではないか。信徒に現状を理解してもらいたい。

★信徒の年齢層によって変革に対しての不安や出身教会への想い入れの強さがあり、変革への受け入れが難しいのではないか?自分の葬式はこの教会でとの強い希望など。

★大阪教区の現状から牧師の人数が少なく、丁寧な牧会など出来ていないように感じる中で今後の百年先のことまで考えられない。

★伝道教区になって主教が不在になると誰がリーダーシップを発揮してくださるのか?

★大阪教区だけが頑張っていってもどうにもならいと思う。

★今の若い人たちに将来に向けてもっと希望や喜びをもって信仰生活を送れるような大阪教区を考えていかなくてはならないと思う。そのためには、大きな変革も必要である。

★大阪教区内の教会間がもっと協働での牧会を積極的に行っていかなくてはならないと思う。合同礼拝や教会合併など。

★京都教区との合併が否決されたばかりなのに宣教協働区として共に歩めるのか悩ましいものがある。

★将来のことを真剣に考えていくと伝道教区への選択しかないと思う。

★他教区との違いがあるのであれば、その違いに乗っていけばと思う。5年、10年単位で、新しい風を入れる方が良い。 ・距離が離れている教会同士の協働について、以前、札幌にいた時、何百キロも離れた北海道の他の教会のことを、すぐ隣の教会であるかのように話しておられたことを思い出す。物理的に離れているのが問題というよりは、精神的、霊的なつながりがあれば良いのでは?共同の祈り会のような、霊的な深い交わりが大切。心に残るようなお祈りがあれば、つながっていく。

★主教選挙をするかどうかが、大きな問題という認識をもった。

★伝道教区を選んだ場合、5年の間にどうなるのかが、不確か。

★大阪教区は磯主教が就任しておられるので信徒と主教は近いが、普通は距離が遠いだろう。主教と司祭は距離が近い方がよいと思う。

★出生数が減少、子ともの数が減る、信徒が減る、ということを、もっと考えたほうがよい。

★宣教は牧師に依存するところが大きいという意見もあるが、どのように宣教するかは牧師だけでなく、信徒の力によるところが大きいのではないか?

★「ヨハネ教会の明日を考える」という会を立ち上げて将来のことを考え出している。宣教のことも大事だと思うが、財政が大事。そのうえで、収益事業の必要性も考えられている。

★若者が教会へ向いてない。

★自分たちの子供が教会へ来てほしい。当番などの時だけは来る。

★この家族は、教会へ行くことがセットになっていると常に言い続けた。

★親が信仰に一生懸命なほど、子供は離れることが多い。

★教区内で教会同士の交流・協働をして、お互いをもっと知り合い、将来のことを話し合う機会を作れば良いと思う。

主教コメント

私たちは何のために、ここにいるのか?を考えてほしい。イギリスで800年の歴史のある田舎の教会を再生する例があった。60歳以上の高齢者が立ち上がり、私たちは何のためにいるのか、を考え、「一息つける教会」プロジェクトを進めていった。まず、トイレ、キッチンを造り、若者も立ち寄れるようにした。そのうちに、市からも補助が出るようになった。教会は「礼拝するためだけ」ではないことを示した一例。

<今後の教区について>

・今回の説明会で具体的な数字も提示され、その深刻さが認識できた。

・信徒と司祭の数を増やすのは理想・願望であり、今後も取り組んでいくことではあるが、時間が

 かかるし、それが出来てこなかったから現状に至っているのだと思う。

・日本の人口自体が減っている。若者も減っていて高齢者が増えているのが現実。教会・教区も例外では

 ないことを考えるべきだ。その上でどのように工夫すればよいのか。説明の際にプラス・マイナスの点を挙げてくれたように、ひとつひとつについて考えていくことが先決。

・司祭(主教)には教会のことを最優先していただけるよう、事務職を担う人を雇うなどして、事務もオートマチック化・合理化していく考え方へ転換が必要。

・韓国の司祭が来てくださってありがたい。そのようなことも増やしていくことはできないだろうか。

・主教を選べないなら、伝道教区になるしかない。

・司祭の数が増えないので、伝道教区制で、合併・新教区に向けた取り組みを考えていくとよいと思う。

・京都教区との合併を検討している時は二者択一だったが、それがダメになって、どのような道を選ぶのかを考えることはとても難しく、先が見えない。

・大阪教区だけで信徒を増やす。自分達で頑張っていくことが大切。

・京都教区との合併がダメになったのが残念だ。時間をかけて様子を見て、中日本宣教協働区へ入る(新教区設立)ことを考えていく。しばらくは大阪教区で頑張っていく。

・現実的には伝道教区の道を進むのが良いと思う。

・聖職の減少に合わせ、小さな教会の合併の動きがあるようだがなかなか進まない。庄内とトマスの合併は、とても良い例だ。

・小さな教会は吸収されることに抵抗がある。東京教区の例のように、合併して新教会(名前も新しく)」という形が良いと思う。

・馴染みのある教会から変わることに抵抗がある。

・不安。北関東教区は今、どんな風に礼拝などをやっているかを知りたい。

・合併したら教区の名前はどうなるのだろう?教区が大きくなるとどうなるのか?それぞれの教会がしっかりしないといけない。

・司祭・信徒の数が減少したのはコロナの影響が大きいと思う。

・聖公会の良さ(聖歌や祈祷書など)を守っていきたい。

・合併の痛みもあるが、新しいものを作っていくことが大切。東京の合併した教会もチャントを新しくしていた。飲み込まれるのではなく、新しいものを作るのだという意識が必要。

・「大阪の今後の100年」というが、100年単位で考えるより、20年程度で考えてはどうか?

・主教選挙を行うのは、問題の先送りだと思う。

・教区・教会を無くしたくないという感情的な立場の人が多いのではないか?

・主教選挙をしたところで、大阪の中では選べないのでは?

・伝道教区の道を選ばざるを得ないと思う。

・伝道教区の道を選ぶのが良いと思うが、そのプロセスは難しい。

・大阪教区は危機感が足りず、衰退していってることへの認識が少ないと思う。改革すべき。

・自教区から主教を選べるかどうかが問題。管区総会へいっても決まらない可能性がある。

・主教選挙をするとすれば、問題が後回しになりやすい。

・教役者は一体となっているのだろうか?

・宣教協議会で、大阪教区がポツンとしている印象があった。

・主教会が宣教協働区での合併を進めていると感じる。

<教会の今後について>

・(現在の主教座聖堂としての働きについては)今でも様々な負担の上で何とか成り立っているのが事実。

 今後は同じようにやっていけないことは明白。

・精神的なことよりも(教会の)用事に忙しいことを、自分の子ども達には引き継がせたくない。頭を切り替えて合理化が必要。

・教会の今後については、大阪教区の方向性が決まらないと判断できない。

・自分達で頑張る気持ちを皆が持つことが大事。理解し合い、助け合う気持ちが大切。

・印刷物やいろいろな物に対して無駄が多くなっている。

・教会に来たいという意欲が減少している。

・信仰の継承が薄くなっている。働き手が少なく、1人が何役もしている。

・特に男性が少なくなり、子ども達も少ない(忙しい)。

・昔のことを守るのではなく、発想の転換が必要。

・5年後には世代交代の時期だが、すぐ下の世代がいない。

・川口は危機感が薄いかもしれない。

・(新教区設立となった場合)主教座聖堂の具体的な働きについては整理されるかもしれないが、“旧主教座聖堂”となったとしても、心の拠り所であることには変わりない。

・川口教会は恵まれていると思うが、もっと危機感をもつべき。教会の状態をデータで表すのが良い。

・教会を維持することに精一杯なので、教会内で意見を合わせることが必要。

・聖公会は多様性がある。そのことを感謝として受け止めている。

・主教制は大切なこととして守られてきた。

・ずっと主教を選んできたので、主教を選ばずに他の方法をとるイメージがわかない。

・自分たちの教会は、子供たちもたくさん居て、毎週本当に充実した礼拝を捧げることができているので、危機感がなくて楽観的にいる状況である。毎主日、感謝だ。

  • まず現状の教役者の数を増やすために、定年延長を考えるべき。
  • 他教区と一緒になることで、大阪教区の良さが無くなるのが寂しい。
  • 本音は大阪単独で続いて欲しいが、主教や教役者が新教区を目指しているならそれで良い。
  • 但し、大阪の良さを消さないで欲しい。
  • 主教の定年を伸ばして欲しい。もう間に合わないので、もっと早くそのことを考えて欲しかった。
  • 教会を維持して行くために、新しい枠組みを考えるべき。
  • 今の教会を出来れば維持したい。
  • 自分たち(自教会)のことだけを考えるべきではない。全体のこと、教区の今後のことを考えると再編は仕方がない。希望を持ちたい。
  • 伝道教区となることが、あるべき道筋と思う。
  • 若い人のことを考えたり、教会に行けない人のために、SNSを活用して繋がりを切れないようにして欲しい。
  • 外国の方々を受け入れていって欲しい。

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