東京教区災害対応チーム

東京教区災害対応チーム

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 東京教区災害対応チームは、「東日本大震災支援対策本部(後に支援対策室)」の4年にわたる活動を受継ぎ、2015年6月、教区事務所に新たに設置されました。

 「東日本大震災」による自然災害と原発事故の災禍に見舞われた人々の傷跡は癒えることなく、不安や困難はむしろ深くなっていると言ってもよいでしょう。その中で、私たちが出来ることは、必要とされる支援のほんの一部でしかありません。どのように向き合っていくか、難しい課題です。
 5年を経てすっかり報道も減り、被災地から離れて住む私たちは、耳目をひく新たな災害や事件へと関心が移り、結果として「東日本大震災」を忘れてしまいがちです。私たちは、あの日、自分が思ったこと、感じたことを「忘れないでいる」ことを大切にし、出来ることは小さくても「被災地を思う」歩みを続けていきます。

 また、多発する各地での自然災害に、私たちはどう対応することが出来るのでしょうか。検討が急がれるなか、4月に発生した「熊本地震」では、震度7二回の地震、1,800回を超える余震が観測され、未だ収束していません。このような諸教区における災害に、力を合わせ、いろいろな形での支援、奉仕ができるよう考えていかなければなりません。

 一方、これまで支援側に居た東京教区の私たちが、いつ被災地域の住民として支援を求める立場になってもおかしくありません。私たちが被災した時、居住地域での日常や教会での生活はどのようなものになるのでしょうか。災害の種類、また地域によって異なる被災状況を、教会が予め想定するなど難しいことです。しかし、私たちは地域にある教会として他宗派や地域行政と、また居住地域のコミュニティの一員として災害時における地域での相互協力が行えるよう日頃から考えていくことが必要です。

 平時のうちに、災害など非常時における対応のあり方、支援する方法や支援の受け方、そして「災害下における教会」を考えていきましょう。私たち自身が被災する姿を思い描くことは、自然災害で被災し今も困難のうちにある方々を「思う」ことに繋がるものと思います。
 今後、諸教会と意見を交わし災害時における対応の考え方を整理し、ガイドラインを作成することを目指しています。

 活動や情報は、このページでお知らせできるよう準備しています。

≪E-mail≫ saigai.tko@nskk.org

≪お知らせ≫
災害対応チームからのお知らせ
災害情報・熊本地震
・関連礼拝 (午後2時46分の黙想と祈り、東日本大震災を憶えての祈り、祈りの集いなど)
・諸教会の支援取り組み情報 (勉強会、報告会・お話を聴く会、支援活動、チャリティ開催など)
・諸案内 (現地を巡る旅の募集、署名活動、関係諸団体からの案内など)
≪災害情報≫
・他教区の災害および対応の情報
≪東京教区における災害に備えて≫(順次掲載 予定)
(・地域の教会や避難所・ハザードマップのリンク・お役立ち情報・災害時の教区対応のガイドラインなど)
≪ほか≫