第650号(テキスト)

きょうくニュース 第650号(テキスト版) 2025.12.21
日本聖公会東京教区
港区芝公園 3-6-18


◇12月の代祷・信施奉献先

▽世界エイズデー(1日)▽野宿生活者支援のため(Ⅱ)▽エルサレム教区の難民支援活動のため▽日本聖書協会の働きのため▽難民・移住労働者のため


◇イエス様と歩く コリドーウォーク
回廊を歩く 黙想会
日時:2026年1月12日(月・休)9時~16時半
場所:ナザレの家
申込み・問合せ:kyouikpj@gmail.com
申込み期間:2025年12月15日
       ~2026年1月9日
参加費:1500円(昼食持参の事)
共催:信仰と生活委員会 共育プロジェクトナザレ委員会


▽下町教会グループ 聖書の会
 下町以外からのご参加も多数あります。皆様のご参加をお待ちしています。
日時:12月26日(金) 10時半
場所:神田キリスト教会(対面)
*マルコによる福音書を少しずつ読み進めています。


▽「韓国と日本の新しい聖歌」-『日本聖公会 聖歌集』から
日時:2026年1月10日(土)16時〜17時半
場所:立教学院諸聖徒礼拝堂(池袋キャンパス)
講師:キム・ジソン(ソウル神学大学教授)、竹佐古 真希(日本基督教団讃美歌委員、オルガニスト)、坂本 日菜(作曲家、横浜聖アンデレ教会オルガニスト)、﨑山 裕子(立教学院オルガニスト)
入場無料/定員200名
申し込みフォーム
https://forms.gle/HKzbj1fL9EZCMb5B6
締切:2026年1月7日(水)17時
問い合わせ先:立教大学教会音楽研究所 music@rikkyo.ac.jp


▽立教大学教会音楽研究所
オルガン講座 ー個人レッスン形式でー
日時:2026年2月12日(木)〜3月19日(木)   開講(毎回木曜日)
場所:立教学院聖パウロ礼拝堂(立教大学新座キャンパス)
講師:佐藤雅枝(立教新座中学校・高等学校オルガニスト、当研究所所員)
定員:4名(受講のみ)*参加費あり
お申し込み/お問い合わせ:立教大学教会音楽研究所 music@rikkyo.ac.jp



【ガザに届け!ニットでエールを!】 
〜私たちはガザを支援するためにこのプロジェクトを始めました。一目一目編んでいくと大きな物になるように、少しでもガザに思いを馳せてみませんか。一人でも多くの参加を願っております。〜
 香蘭女学校の平和団体「あすらぶ」と手芸部の中高生徒がパレスチナ子どものキャンペーンと協力して、編み物を通じてガザの子供たちの支援を行っています。
 かぎ針編みで18㎝×18㎝正方形をつくり、つなぎ合わせてガザへの思いを編み、全国の参加者の作品とつなぎ合わせます。来年3月末まで、どなたでも参加可能です。
 詳細は教区HPから、または、 Instagram@knit_4gaza 問い合わせ:KNIT4GAZA実行委員会 メール:koho@ccp-ngo.jp 電話:03-3953-1393 


【教区事務所冬季休業のお知らせ】
 12 月25日(木・降誕日)、12月29日(月)~2026年1月5日(月)を冬季休業とさせていただきます。
【教区ニュース休刊】
 12月28日号、2026年1月4日号 休刊いたします。


今週・来週の予定
12月21日~2026年1月10日
 21(日) 降臨節第4主日
 22(月) 常置委員会
 24(水) 降誕日前夕
 25(木) 降誕日
 26(金) 合理的配慮ワーキングG(Web)
 28(日) 降誕後第1主日
 29(月) 教区事務所冬期休業(~1月5日)
 2026年1月
  1(木) 主イエス命名の日
  4(日) 降誕後第2主日


「教会活動に関するアンケート」 〜各教会・礼拝堂から寄せられた声〜 #3
2025.12.19
東京教区合理的配慮ワーキンググループ
〜関わり合う教会を目指して〜

 今年7月から10月までの期間、各教会・礼拝堂で「教会活動に関するアンケート」にご協力をいただきました。アンケートに寄せられた声をできるだけ具体的に皆様と共有するため、不便さに関する声とそれに対する提案を教区ニュースで少しずつ載せていきます。各教会・礼拝堂での更なる話し合いのヒントとなれば幸いです。
 今回は、 【2】その他の一つ目の質問で、「教会活動や奉仕について、困っていること」に寄せられた声の前半をご紹介します。個人の特定を防ぐため、一部編集しています。

*表記について:合理的配慮ワーキンググループでは「障害」、「障害者」と表記いたします。これは、当事者の方の声から、障害をもって生きる人々の不便さに目を逸らさず、また真の「障害」がどこにあるのかを曖昧にしないという意図によるものです。

◆体の不自由さ、言語、ジェンダーの視点から困っていること
<ハード面>
 スロープはあるが、回り道が必要で使いづらい位置にある/礼拝堂が2階にあり、階段昇降が困難/中庭や玄関に段差や傾斜があり、転倒の危険がある/車椅子の利用スペースが限られている/土足禁止のため、靴を脱ぐ際に転倒の恐れがある/補聴器をつけてもお説教が聞き取りにくい、話の速さについていけない/ホールでのプログラム時にマイクの不調がある/聖具(ろうそくや十字架)が思わぬ場所にあり、白杖でも察知できず危険/大量の紙のチラシが配られるが、消化できず無駄に感じる(電子版の活用希望)/教区会などレポート配布が遅く、かつ電子版でないため、多言語翻訳(英訳)が間に合わない/記名簿に名前を書くのが困難(〇をつけるだけ、またはQRコード入力を希望)/自動翻訳機やユニバーサルトイレなどの設備が不足しているが、資金確保が困難/点字や拡大コピーの式文を自教会で用意するのが困難

<ソフト面>
 LGBTQ+やセクシャルマイノリティの存在が前提とされていない/性別二元論に基づいた性役割や集まりが維持されている/目に見えにくい障害(時間がかかる、ミスをする等)への理解が得られず疲弊する/「パソコンが使える=何でもできる」と誤解され、読み上げソフトの限界などが理解されにくい/周囲が騒がしいと、視覚障害者が誰に話しかけていいか分からず孤立する/隣の人が黙っていなくなると、空気に話しかけてしまう気まずさがある/障害者への対応について、どう誘導・案内すべきか戸惑ってしまう/当事者の目線で何が失礼にあたるか分からず、回答に窮する/新しい聖歌を覚える機会がなく、すぐに歌えない/信徒の高齢化が進み、対応できる健常者が減っている/高齢化により活動への参加率が低下している/耳が聞こえづらい人への対応を現在検討中である

◆体の不自由さ、言語、ジェンダーの視点から困っていることに対する提案
<ハード面> 
 エレベーターを設置する/可能な限り段差を解消する/スロープを真ん中のアクセスしやすい位置に設置する/外履きのまま出入りできるスタイルを検討する/マイクの点検をこまめに行い、担当者を明確にする/難聴者向けのスピーカー付き座席を用意する(当事者への聞き取りを含める)/英語、韓国語、中国語などの多言語式文を容易に入手できるようにする/英語での日時案内や表記を取り入れ、外国の方も入りやすくする/教区レベルで点字や拡大式文を提供・共有してもらう

<ソフト面>
 「お話を聴く会」や、車椅子の使い方等のワークショップを継続・企画する/障害のある人が「お客さん」ではなく、役員として意思決定に参加できる体制を作る/子供や若者が、コミュニケーション講座や手話・点字体験を通じて学ぶ機会を作る/手話を習得する機会を設ける/ アンケートに現れない「声にならない声」や「姿」があることを常に意識する/誰にとっても居心地が良くなるよう、マジョリティもマイノリティも互いの存在を尊重する/障害をオープンにでき、それを受け入れる関係性(教会の本質)を目指す/「困っていたらお声がけください」という掲示を出す/母国語がフランス語の難民グループに対し、英語・フランス語が堪能な人が通訳・翻訳を行うような支援を継続する/新しい聖歌を練習する機会を作る/あらかじめ誘導や案内に関する情報を共有し、スムーズな対応ができるようにする

◆その他 困っていること
<ハード面>
 住居が遠いため教会に行くのが難しい/関わりが持てない/若い人たちの集まりが遠くで行われていて交流しづらい/礼拝後に会衆が集まる場所(交流スペース)がない/委員の役割分担が不明確である/特定の活動(オルターや奉仕活動)の参加方法や手順が分かりにくい/バザーの献品ルール(クリーニング必須等)が教会ごとに異なりわかりづらい/北関東教区はまだ婦人会があるが今後はどうなるのか/連絡網が担当ごとに整備されていない/郵便物の紙の量が多すぎて困る/司祭の自筆メッセージで教会を身近に感じられたが今は印刷物だけになっている/全教会のメールアドレスリストがあると助かる/グループメールやLINEなどのSNS活用ができるとよい/名前を忘れてしまうため、名札があると嬉しい

<ソフト面>
 どんな奉仕があるか分からず、参加できず申し訳ない/身体的な理由(高齢・病気・体力の限界)で思うように動けず申し訳なく思う/仕事の都合(日曜多忙)や家庭の事情で、参加したいのに活動しづらいので自宅や、平日にできることはないか/自主的・積極的な奉仕が「余計なお世話」と言われないか不安/一生懸命活動しているのに、文句を言われると辛い/「聖公会に将来はない」という衰退のムードが蔓延している/教区・管区レベルでの積極的な指針提示や、抜本的な解決策を求める/新しく入った人が活動しづらい空気がある/活動が固定化し、新しい発展が乏しい/特定の活動が熱心すぎて、他の信徒が「じゃましてはいけない」と遠慮し、礼拝からも足が遠のく/礼拝堂内での雑談など、静かに祈りたい人への配慮が欠けている(祈りの場を重視してほしい)/伝統や土台が崩れていくような悲しさ、寂しさを感じている/世代に偏りがあり、若い信者が増えてほしいという願い/会衆が受身的になり、奉仕への想い・行動が醸成されにくい

◆その他 困っていることに対する提案 
<ハード面>
 礼拝後の過ごし方として、自由に集まれる「オープンスペース」を設ける(課題:結婚式の控え室など、場所の工面の難しさがある)/居住地近くの教会に所属する/学校関係者・卒業生に限られるものでないように明言する/アコライトや聖歌隊などの奉仕に、学生だけでなく一般会衆も参加できる環境・枠組みを作る/「一教会一牧師」体制など、司祭と信徒が霊的に交われる持続可能な体制づくり/青年会やキャンプなど、若い世代に魅力ある具体的な活動の場を作る/皆に活動や奉仕の機会をもっと提供する

<ソフト面>
 「教会はひとつの家族」という意識/お話を聴く会など毎年の企画、今後も知る機会があるとよい/「知っていて、わかっていて当然」という思い込みを自覚する/丁寧に説明する努力をする/若い方が少ないので高齢者ではなく若い方にもお願いしたい/自分自身の能力不足を感じている人への心理的なフォロー/車椅子の使い方など、具体的で基本的な対応がわかるワークショップを企画する/宗教音楽や聖書の勉強会を通じた、知的・霊的な学びの場/ 若い信徒へ教えを徐々に伝えていく/若い世代との交流を積極的に行い、会衆・学生・指導者が互いに理解を深める/アンケートのフィードバックを丁寧に行い、対話を深める


第649号(テキスト)

きょうくニュース 第649号(テキスト版) 2025.12.14
日本聖公会東京教区
港区芝公園 3-6-18



◇12月の代祷・信施奉献先
▽世界エイズデー(1日)▽野宿生活者支援のため(Ⅱ)▽エルサレム教区の難民支援活動のため▽日本聖書協会の働きのため▽難民・移住労働者のため  



◇共育プロジェクト 12月の黙想会
  参加費無料、事前予約不要
主催:信仰と生活委員会 共育プロジェクト
【テゼの歌・イコン・沈黙】
 日時: 12月17日(水)18時半~19時半
 場所:目白聖公会
 ファシリテーター:植松 功



◇イエス様と歩く コリドーウォーク
回廊を歩く 黙想会
日時:2026年1月12日(月・休)9時~16時半
場所:ナザレの家
申込み・問合せ:kyouikpj@gmail.com
申込み期間:2025年12月15日
       ~2026年1月9日
参加費:1500円(昼食持参の事)
共催:信仰と生活委員会 共育プロジェクト/ナザレ委員会



▽東京聖三一教会 クリスマス・ファミリーコンサート
日時:12月14日(日)14時(開場:13時半) 入場無料
演奏:ハープ、フルート、チェロ、ファゴット、リコーダー、オルガン、ピアノ、聖歌隊
クリスマスキャロルをご一緒に歌いましょう!
コンサート後のカフェもお楽しみください。



▽神田キリスト教会ランチタイムパイプオルガンコンサート
日時:12月17日(水)12時20分~50分
演奏:和田純子
入場無料



▽千住基督教会 クリスマスのみの市
日時:12月20日(土)12時
場所:千住基督教会
 午前中にこども礼拝を終え、教会からは暖かい食べ物、また、近隣の親子さんが中古衣料やおもちゃなどを出店します。



▽下町教会グループ 聖書の会
 いずれも予約は不要です。時間になったらおいで(入室)ください。
 下町以外からのご参加も多数あります。皆様のご参加をお待ちしています。
1)神田キリスト教会(対面)
日時:12月26日(金) 10時半
*マルコによる福音書を少しずつ読み進めています。
2)聖書の会(ZOOM)
日時:12月19日(金)  19時〜20時半
*次の主日の福音書を分かち合います。
なお、ZOOMのURLが変更になりましたので、ご注意ください。
https://us02web.zoom.us/j/83272012369?pwd=g6g0RTNvgiOSr7ZgGihFMXahqNEaNL.1 
ミーティング ID: 832 7201 2369
パスコード: 658245



▽「韓国と日本の新しい聖歌」-『日本聖公会 聖歌集』から
日時:2026年1月10日(土)16時〜17時半
場所:立教学院諸聖徒礼拝堂(池袋キャンパス)
講師:キム・ジソン(ソウル神学大学教授)、竹佐古 真希(日本基督教団讃美歌委員、オルガニスト)、坂本 日菜(作曲家、横浜聖アンデレ教会オルガニスト)、﨑山 裕子(立教学院オルガニスト)
入場無料/定員200名
申し込みフォーム
https://forms.gle/HKzbj1fL9EZCMb5B6
締切:2026年1月7日(水)17時
問い合わせ先:立教大学教会音楽研究所 music@rikkyo.ac.jp
*先日申込フォームに不備がありましたが、現在はお申込可能です。不備をお詫び申し上げます。



▽平和の種まきフェスティバル
日時:2026年1月11日(日)15時
  ~1月12日(月・休)15時
場所:オリンピック記念青少年センター
参加費:全日程3000円、1日2000円
宿泊費:A棟5660円、D棟8000円(バス付)
    (いずれも食費は別)
主催:NCC教育部他
締切り:12月15日(定員70名)
申込みは下記URLかQR コードで。
  https://x.gd/bphKt
・出会いと学び、励ましと賛美の時間をともに!
・詳細は東京教区ホームページまたは各教会に配布された案内をご覧ください。



◆教役者レクイエム 
*聖アンデレ教会HPよりライブ配信します。 
http://www.st-andrew-tokyo.com/web/ 
日時:12月17日(水)10時半
場所:聖アンデレ主教座聖堂 
説教者:司祭 宮﨑 光 
▽司祭 高畠 靖▽司祭 岩井 祐彦▽司祭 吉沢 直江▽執事 赤間 尚義 ▽司祭 桜井 享▽司祭 島田 信▽伝道師 檜垣 茂▽司祭 貫 民之介▽司祭 今宮 良治▽伝道師 輿石 くは▽主教 佐々木 鎮次▽司祭 加藤 九十九 ▽司祭 秋吉 光雄▽司祭 清田 海一郎▽司祭 竹内 寛 ▽主教 工藤 義雄▽司祭 堀江 清▽司祭 内田 稔▽伝道師 伊東 千代子▽司祭 富田 孫太郎▽司祭 大矢 敬香▽司祭 奥村 亮



【ガザに届け!ニットでエールを!】 
〜私たちはガザを支援するためにこのプロジェクトを始めました。一目一目編んでいくと大きな物になるように、少しでもガザに思いを馳せてみませんか。一人でも多くの参加を願っております。〜
 香蘭女学校の平和団体「あすらぶ」と手芸部の中高生徒がパレスチナ子どものキャンペーンと協力して、編み物を通じてガザの子供たちの支援を行っています。
 かぎ針編みで18㎝×18㎝正方形をつくり、つなぎ合わせてガザへの思いを編み、全国の参加者の作品とつなぎ合わせます。来年3月末まで、どなたでも参加可能です。
 詳細は教区HPから、または、 Instagram@knit_4gaza 問い合わせ:KNIT4GAZA実行委員会 メール:koho@ccp-ngo.jp 電話:03-3953-1393 



【教区事務所冬季休業のお知らせ】
 12 月25日(木・降誕日)、12月29日(月)~2026年1月5日(月)を冬季休業とさせていただきます。
【教区ニュース休刊】
 12月28日号、2026年1月4日号 休刊いたします。



今週・来週の予定
12月14日~27日
 14(日) 降臨節第3主日
 17(水) 教役者レクイエム
小笠原プロジェクト
 21(日) 降臨節第4主日
 24(水) 降誕日前夕
 25(木) 降誕日



「教会活動に関するアンケート」 〜各教会・礼拝堂から寄せられた声〜 #2
2025.12.12
東京教区合理的配慮ワーキンググループ
〜関わり合う教会を目指して〜
 今年7月から10月までの期間、各教会・礼拝堂で「教会活動に関するアンケート」にご協力をいただきました。アンケートに寄せられた声をできるだけ具体的に皆様と共有するため、不便さに関する声とそれに対する提案を教区ニュースで少しずつ載せていきます。各教会・礼拝堂での更なる話し合いのヒントとなれば幸いです。
 今回は、 【1】礼拝について。 「祈祷書・聖歌集・礼拝奉仕をふくめて、不便だと感じること」への寄せられた声の後半をご紹介します。個人の特定を防ぐため、一部編集しています。( )の数字は複数回答の数です。



◆手足等の不自由さによる不便さ
<ハード面>
 聖歌集が重い(32)/聖書が重い(5)/祈祷書が重い(4)/ 聖歌集が持ちにくい(5)/聖歌集のページがめくりにくい(2)/ 聖歌集の文字が小さい(2)/聖歌集が大きく持つことが難しい人がいる/サイズが同じ方が使いやすい/祈祷書の厚さは不便/聖書が厚い/聖歌集の大きさが持ち運びに不便/祈祷書、聖歌集、聖書の大きさが不便/礼拝堂が2階で階段の手摺はあるが昇降しづらい/聖堂のピュウ(椅子)の背もたれが鋭角で腰痛だと辛い/入口のスロープは形ばかりで勾配がきつい/靴の着脱が大変/トイレが使いづらい/電車を乗り継がなければ教会に行けない
<ソフト面>
 膝まづく姿勢がとりにくい/手の不自由な方のために支援者が式文や聖歌集を本人の目の前に持ち続けている/その日の式文の簡易版を毎回プリントアウトするのは不便



◆手足等の不自由さに対する提案
<ハード面>
 聖歌集は使用するページをコピーする(4)/簡易版の式文(2)/ 聖歌集や祈祷書のPDF配布などの電子化/祈祷書や聖歌をプロジェクターで映せるデータがあればよい/古今聖歌集と同じ小型サイズの聖歌集の販売/聖歌集を日基教団の「讃美歌21」くらいの大きさにする/プロジェクターで聖歌をスクリーンに映す/日課等を別に作成、聖歌集+紙冊子だけで済むようにした/軽い聖歌集/聖歌集の整理・抜粋版の発行(3)/ 聖歌集のよくつかうものとそうでないものを分ける/祈祷書を分冊にする/サイズを揃えてつくってほしい/聖書の分冊版は便利だった/聖書のタブレット、ノートパソコン用のファイルの公開/式文や聖歌集が置ける譜面台を貸し出す/バリアフリーの礼拝堂/土足の聖堂にする/トイレに手すりを設置する/エレベーターの設置/車いすの方の参列スペース確保/車いすで障がいなく入れる聖堂/使いやすいスタイルの椅子
<ソフト面>
 周りの人が声かけあい介添えする/入口に濡れ雑巾をおき、拭いて靴のまま入れるようにする



◆感覚過敏やメンタルによる不便さ
<ソフト面>
 鍾の音が大きすぎて耳を塞ぐ時がある/奉仕等したいがしたくなくなる気持ち/90分の礼拝中ずっと安定しなければと思うと怖い/奉仕しないと礼拝への参加のハードルが高くなる/自分の体調不良のためなのか、コミュニティの課題がわからない/発達しょうがい(ASD)をもっており愛餐会などで所在なさげになってしまう/ストレスのない愛餐会の出席方法を模索したが最近では礼拝から離れてしまっている/外傷後ストレス障がいのため予めどの様な趣旨の説教が準備されているか知りたい



◆感覚過敏やメンタルによる不便さへの提案
<ソフト面>
 新来者や所在なさげな人を他の人とつなぐ存在/ PTSD等を抱えた信徒には予め説教の趣旨を提供する



◆日本語が母語でない方の不便さ
<ハード面>
 祈祷書、聖歌集の英語版があるとよい(2)/外国語での対応が困難(2)/多言語で書かれた礼拝式文があるとよい(2)/中国語の礼拝参加者向けの冊子がほしい/聖餐式文で中国語や韓国語など対訳がない/正式英訳式文は聖餐式しかない/外国人の突然の礼拝参加に対応できない/外国人用の礼拝案内がない
<ソフト面>
 外国の方がいらした時、一緒に讃美、お祈りが出来たらよい/説教も理解して頂けたらよい



◆日本語が母語でない方の不便さへの提案
<ハード面>
 英語版の式文を作る(3)/日英語で書かれた冊子の増刷/ハングル版などの式文を作る/日本語版の文字を拡大しルブリックにもふりがなをふる/英語版の式文やポケトークのような翻訳機を受付に置く/英文祈祷書式文+レスポンス音符をシーズンごとに小冊子の英文+音符を作成/日本語・外国が右左ひと開きで見られる2か国語式文の製作/2か国語式文は読み仮名が見辛いので付けない/英語、韓国語、中国語の聖書を備える/祈祷書、聖歌も多言語対応を考えたい/教区で複数言語の式文を作成いただけるとありがたい/通訳にAIの機能を使えたり出来ないだろうか?
<ソフト面>
 外国人への対応について他教会での様子も聞く



◆その他の不便さ
<ハード面>
 配布物が多い(3)/式文のコピーに手間がかかる(2)/祈祷書の「師父」のまま「司祭」と読むのは違和感(2)/前の椅子の祈祷書を置くスペースが狭く本が落ちる/子連れの場合礼拝音声をホールで聞けたらよい/聖歌のバージョンが多すぎて混乱する/聖歌集の曲は男性キーでは歌いにくい/古くなった聖なるものが捨てられない/手ぶらで参加できない/新しい祈祷書の内容や購入金額が気になる(2)/祈祷書改訂が確定するまで新しい日課をプリント配布するのは不便 /祈祷書抜粋版が必要/式文の聖書が最新でないものがある/祈祷書、聖書はプリントに頁数を記し礼拝の流れを止めないで/日本語式文は外国の方、目の見えない方に対応できない/データ化で全てカバーできない/「データ」を使える人と使えない人がいる
<ソフト面>
 奉仕者の不足、特定の人の負担(17)/多少不調でも行って作業しないとならない/礼拝奉仕する余裕がない/聖餐式の手順・所作に慣れていない(2)/陪餐の方法フレキシブルで良いのか/不自由さがある人から奉仕を断られる/ヘルプマークへの不理解とクレームが寄せられたときの対応/教会員になる時の洗礼名が不安/礼拝後のインフォメーションが長い/祈りが長く疲れる/平和の挨拶が儀礼的/平和のあいさつや報告で祈る気持ちが俗世的/礼拝全体が慌ただしく追いつくのがやっと/ SSの歌がかつての倍速/高齢者は変化についていけない/聖公会らしさが失われていく不安/余計なお世話はしない方が…と感じる/音符が読めず歌えない聖歌が多い/なじみのない聖歌はお手本がないと歌いづらい(2)/チャントが難しい/陪餐のならび方を今一度考えてほしい/日々の生活の中で祈祷書の使い方がわからない/礼拝で司式者が変わると追うのが難しい/ 積極的に礼拝奉仕に参加したいがどうすればいいかわからない/外国人、障がいを持った方の礼拝参加が困難/猛暑時の主日礼拝の時間を変えたい/勉強会等の時間や曜日に都合が付きにくい/各ウェブサイトで事前に情報がほしい/新来者、他教派の人に歓迎の思いを伝えるのが難しい/聖卓を囲んでの陪餐がいつも同じ方向/礼拝奉仕ができず申し訳ない/初めていらした方が戸惑っている/動画配信が減り障がい者が礼拝に触れる機会が減ったかも/現代語が覚えられない/礼拝奉仕継承出来ない/香を焚くと呼吸が苦しく席を移動したら怒られた/代祷を全て読み上げる必要は無い様に感じる/祈祷書、特祷を改正しなくてはならないのか(3)/今の聖歌集に寂しさを感じる/新来者への式文や週報の使い方の説明が足りない



◆その他の不便さへの提案
<ハード面>
 祈祷書や説教、礼拝内容を大型スクリーンへ投影(5)/礼拝の流れをパワーポイントで作成し投影/説教内容を週報に載せる/聖書箇所を週報と一緒にする/バリアフリーの教会であることをHPに記載する/使いやすい式文準備の教会間協力/礼拝内容を順序に従ってデータ化プリントする/祈祷書、聖歌集、聖書など容易にデータを取り出せる方式を検討する(2)/週報のメディア媒体を増やす/改正を経てわかりやすくはなっているが、調べたり学んだり手元に残すことも大切/ A 年B年C年の日課は使いやすい/式文の改訂への対応を含む電子化(2)/主日ごとの特祷、日課、詩編をセットで印刷して配布/聖語などにもルビをつけてはどうか/高齢者には当日の聖歌をコピーしたものを渡す/正面の左右に写し出せば前を見ながら歌い唱え司祭の所作も見える/どの教会にも障がい者や外国の方のための新しい祈祷書や聖歌集を揃える/言葉を話すことが困難な方の存在とその人達が共に礼拝できるよう祈祷書に明記する/配布物は、礼拝中に使用するものだけにし、残りは礼拝後の報告前に配布する/スピーカーをホールに置いて礼拝が聞けるようにする/夕の礼拝は信徒が司式するための抜粋版を用意している/聖餐式に信徒は抜粋版を使用している/新来者のために詩編、聖歌が一つになっている式文を用意している/初心者用のファイルの用意している/聖歌集もA年、B年、C年に分けると軽くてよい/堅い聖書台を備える/日課朗読や代祷の為のクリアファイルに拡大文字、カラーコードを付ける/式文のタブレット化などの検討/祈祷書の(師父→司祭)をシールを貼って直す(2)/案内などをメールで流し紙の量を減らす/祈祷書改訂が決定するまでは従前の聖書日課を使う
<ソフト面>
 慣れない方にはできるだけ信徒が寄り添うようにしている(2)/ 障がい者と健常者間の軋轢の際どのようにしたら良いか知りたい/礼拝後の集会をしたい/長めのインフォメーションは礼拝後のお茶会でする/長々と祈るより代祷の項目によってはそれぞれの黙想があってもよいのではないか/もう少しゆっくり進めてもらえると有難い/ファミリーバイブルの様なものが成立できる礼拝であってほしい/教会委員の役のみにたよらず、馴れない人には隣人が手をさしのべる/送葬式(式文)/オーガニストがいなかったとしてもアカペラで歌える喜びに考え方をチェンジする/聖職者にこそ障がい者理解に関する教育を徹底する/神学院での教育プログラムの中に盛り込む/オルガニストはメロディを明確に弾き、歌いやすいよう配慮する/文字や言葉を用いる礼拝に取り残されている人が必ずいるという意識をみんなが持つ/礼拝奉仕の当番制/猛暑時の主日礼拝の開始時間を変更する/礼拝用書について使うものをあらかじめ教えてもらえると助かる/献金をいつ渡すかあらかじめ教えていただけると助かる/何をしてほしいのか直接うかがうことが大切/受付での案内とアナウンス/礼拝をいかにきちんと守っていくかが鍵/多少不調があってもいける教会がいい/慣れていないと日課や代祷を読み上げる礼拝奉仕に自信がなく拒む/都合が付きにくい方がzoomで参加する機会を増やしている/堅信式に向けての勉強会/朝7:30の礼拝をオンラインにする/聖卓を囲んでの陪餐を違う方向からにしてほしい/若い人に奉仕を引き継ぐことについて皆で考える/初めての人が迷っているときはアッシャーに声をかける/難しいチャントを1曲ずつでも礼拝後に練習する機会を設ける/練習会、勉強会等/体調不良の人の為に後方の席を確保して欲しい/強制ではなく礼拝奉仕当番制などもっと積極的にアプローチしてもよいのではないか/初めて礼拝に出られる方への説明などアッシャー担当間で一定レベルの説明を共有する/目の不自由な方に対して介助で聖堂内へ導く/不便をなくすという発想ではなく、不便を楽しむ、不便さを助けあい補い合うという発想/教父母から新しい方へ奉仕の紹介をする




*次回は、【2】 その他。「教会活動や奉仕について、困っていること」についての声を紹介していきます。

第648号(テキスト)

きょうくニュース 第648号(テキスト版) 2025.12.7
日本聖公会東京教区
港区芝公園 3-6-18


◇12月の代祷・信施奉献
▽世界エイズデー(1日)▽野宿生活者支援のため(Ⅱ)▽エルサレム教区の難民支援活動のため▽日本聖書協会の働きのため▽難民・移住労働者のため  


◇共育プロジェクト 12月の黙想会
  参加費無料、事前予約不要
主催:信仰と生活委員会 共育プロジェクト
【テゼの歌・イコン・沈黙】
 日時: 12月17日(水)18時半~19時半
 場所:目白聖公会
 ファシリテーター:植松 功


◇人 事 
司祭 グロリア 西平 妙子 
2026年3月31日  
  聖救主教会牧師の任を解く 
  葛飾茨十字教会管理牧師の任を解く 
  東京教区への出向を終了し沖縄教区に復帰する 


▽聖路加国際大学 聖ルカ礼拝堂  「夕の祈り」
日時:12月7日(日)17時
司式・説教:司祭 成  成鍾
奏楽:山司  恵莉子(オルガン)
自由献金


▽キャロリング・フォー・ピース 2025
~すべての人の平和を願い すべての人の平和を祈る~
日時:12月12日(金)13時半
場所:神田キリスト教会
主催:平和を実現するキリスト者ネット
 平和の主を待ち望むアドベントのとき、私たちは宗教・教派を超えて集まります
 平和の祈りと賛美を捧げた後、ペンライトを持って街を行進します
 ハンドベルの平和の音を街に響かせましょう!


▽ニケア公会議1700年記念WCC第6回信仰職制会議報告会
日時:12月12日(金)19時~21時
場所:日本福音ルーテル東京教会 1F会議室
参加費:無料
申込み:Googleフォ―ムより申込みください
https://forms.gle/XsqWCJFSrwxnZTrG9
申込み締切:12月5日(金)
主催:日本キリスト教協議会(NCC)神学・宣教部門(NCC信仰と職制委員会・NCC神学宣教委員会)
 2025年10月、エジプト・アレクサンドリアにて「ニケア公会議1700年」を記念するWCC主催「第6回信仰職制世界会議」が開催されました。この会議に出席された西原廉太主教(中部教区主教・京都教区管理主教、NCC信仰と職制委員会委員長)による報告会。


▽東京聖三一教会 クリスマス・ファミリーコンサート
日時:12月14日(日)14時(開場:13時半) 入場無料
演奏:ハープ、フルート、チェロ、ファゴット、リコーダー、オルガン、ピアノ、聖歌隊
クリスマスキャロルをご一緒に歌いましょう!
コンサート後のカフェもお楽しみください。


▽千住基督教会 クリスマスのみの市
日時:12月20日(土)12時
場所:千住基督教会
 午前中にこども礼拝を終え、教会からは暖かい食べ物、また、近隣の親子さんが中古衣料やおもちゃなどを出店します。


【ガザに届け!ニットでエールを!】 
〜私たちはガザを支援するためにこのプロジェクトを始めました。一目一目編んでいくと大きな物になるように、少しでもガザに思いを馳せてみませんか。一人でも多くの参加を願っております。〜
 香蘭女学校の平和団体「あすらぶ」と手芸部の中高生徒がパレスチナ子供のキャンペーンと協力して、編み物を通じてガザの子供たちの支援を行っています。
 かぎ針編みで18㎝×18㎝正方形をつくり、つなぎ合わせてガザへの思いを編み、全国の参加者の作品とつなぎ合わせます。来年3月末まで、どなたでも参加可能です。
 詳細は教区HPから、または、 Instagram@knit_4gaza。問い合わせ:KNIT4GAZA実行委員会 メール:koho@ccp-ngo.jp 電話:03-3953-1393 
☆三光教会にて編み物ワークショップも開催
日時:12月13日(土)13時
場所:三光教会
NPOパレスチナ子どものキャンペーンより指導者がきます。どなたでも参加可能
持ち物:かぎ針、とじ針(なければお貸しします)・好きな色の極太か並太の毛糸1玉(ない人は差し上げます)・ハサミ


▽「韓国と日本の新しい聖歌」-『日本聖公会 聖歌集』から
日時:2026年1月10日(土)16:00〜17:30
場所:立教学院諸聖徒礼拝堂(池袋キャンパス)
講師:キム・ジソン(ソウル神学大学教授)、竹佐古 真希(日本基督教団讃美歌委員、オルガニスト)、坂本 日菜(作曲家、横浜聖アンデレ教会オルガニスト)、﨑山 裕子(立教学院オルガニスト)
入場無料/定員200名
申し込みフォーム
https://forms.gle/HKzbj1fL9EZCMb5B6
締切:2026年1月7日(水)17時
問い合わせ先:立教大学教会音楽研究所 music@rikkyo.ac.jp


▽平和の種まきフェスティバル
日時:2026年1月11日(日)15時
  ~1月12日(月・休)15時
場所:オリンピック記念青少年センター
参加費:全日程3000円、1日2000円
宿泊費:A棟5660円、D棟8000円(バス付)
    (いずれも食費は別)
主催:NCC教育部他
締切り:12月15日(定員70名)
申込みは下記URLかQR コードで。
  https://x.gd/bphKt
・出会いと学び、励ましと賛美の時間をともに!
・詳細は東京教区ホームページまたは各教会に配布された案内をご覧ください。


◆教役者レクイエム 
*聖アンデレ教会HPよりライブ配信します。 
http://www.st-andrew-tokyo.com/web/ 
日時:12月17日(水)10時半
場所:聖アンデレ主教座聖堂 
説教者:司祭 宮﨑 光 
▽司祭 高畠 靖▽司祭 岩井 祐彦▽司祭 吉沢 直江▽執事 赤間 尚義 ▽司祭 桜井 享▽司祭 島田 信▽伝道師 檜垣 茂▽司祭 貫 民之介▽司祭 今宮 良治▽伝道師 輿石 くは▽主教 佐々木 鎮次▽司祭 加藤 九十九 ▽司祭 秋吉 光雄▽司祭 清田 海一郎▽司祭 竹内 寛 ▽主教 工藤 義雄▽司祭 堀江 清▽司祭 内田 稔▽伝道師 伊東 千代子▽司祭 富田 孫太郎▽司祭 大矢 敬香▽司祭 奥村 亮


【教区事務所冬季休業のお知らせ】
 12 月25日(木・降誕日)、12月29日(月)~2026年1月5日(月)を冬季休業とさせていただきます。


【教区ニュース休刊】
 12月28日号、2026年1月4日号 休刊いたします。


今週・来週の予定
12月7日~20日
  7(日) 降臨節第2主日
 10(水) 北関東教区・東京教区 広報小委員会
  共育プロジェクト
 14(日) 降臨節第3主日
 17(水) 教役者レクイエム
        小笠原プロジェクト


「教会活動に関するアンケート」 〜各教会・礼拝堂から寄せられた声〜 #1
2025.12.6
東京教区合理的配慮ワーキンググループ
〜関わり合う教会を目指して〜
 今年7月から10月までの期間、各教会・礼拝堂で実施をお願いしたアンケートへのご協力をありがとうございました。合理的配慮ワーキンググループでは集められた回答から共通課題を考察しています。フィードバックがほしいという声も多くありました。できるだけ具体的に皆様と共有するため、不便さに関する声とそれに対する提案を教区ニュースで少しずつ載せていきたいと思います。各教会・礼拝堂での更なる話し合いのヒントとなれば幸いです。
 今回は 【1】礼拝について。 「祈祷書・聖歌集・礼拝奉仕をふくめて、不便だと感じること」です。
回答を不便さごとに分けて「ハード面=物理的な事柄」と「ソフト面=心理的、人に関わること」にまとめました。たくさんの声でしたので2回に分けて、そのうちの前半をご紹介します。個人的な部分は編集しています。( )の数字は複数回答の数です。
◆「聞こえづらさ」の不便さについて
<ハード面>
 説教や報告等が難聴のため聞きにくい、わからない(11)/マイクが不調だと聞きにくい/補聴器使用者が多い
<ソフト面>
 聴覚障害の方がいらしたときのサポートがない/説教が聞き取れないと礼拝に出席する意味は半減する/マイクを使っても聞き取りにくい説教者がいる/耳が悪いので礼拝に出席することを諦めてしまう/司祭により早口、口にこもる方等いて説教が聞きづらい/会話が聞き取れない/大きな声で話してくださいとお願いするのは申し訳ない
◆聞こえづらさに対する提案
<ハード面>
 礼拝音声をラジオで礼拝堂内にとばす(3)/説教(抄録)や報告文を印刷して配布(3)/マイクを用いる(2)/スピーカーの音量調整・音響調整(2)/スクリーンに映し出す(2)/スピーカーシステムの改善/マイクの電池の予備を準備、マイクのスペアの準備を礼拝前に確認する/説教の前にマイクの音量を確認してから話し始めていただく/タブレットを用意し言葉が表示されるサービスを利用する/自動翻訳機を準備/補聴器使用者が聞こえやすくなるように磁気誘導ループの設置を検討する/礼拝音声をユーチューブ配信して礼拝堂内でイヤホンで聞く/データ化した礼拝内容を必要な人に渡す/司祭・聖歌の音を聞こえやすくする
<ソフト面>
 牧師がゆっくり話し説教する(2)/手話を用いる(2)/礼拝で前の方に座り説教が聞けるようにしている/牧師が間を取って説教する/聖職はマイクに頼るのではなく少し大きい声で礼拝をする/礼拝後のアナウンスやお祈り(特に代祷)は、ゆっくり、大きくを心がける/手話通訳の学びをする/手話による説教の解説
◆見えづらさ、読みづらさについての不便さ
〈ハード面〉
 見るものが多くあちこちに飛ぶので礼拝についていくのが困難、もたもたする(25)/祈祷書の文字が小さい(8)/教会に点字の聖歌集がない(4)/印刷物の文字が小さく見えづらい(2)/点字の祈祷書が未だに改訂第一版で古い(2)/点字の式文は備え付けのものがない(2)/聖堂が暗く明朝体の祈祷書の文字がよみにくい(2)/礼拝で使用するものが3冊あるのが不便/聖歌番号が見えにくい/音声テキスト版の祈祷書は本文とルビを両方読んでしまい、全く使えない/礼拝で聖書協会共同訳聖書を使用しているが点字の聖書は新共同訳聖書しかない/葬送式文やクリスマスイブ礼拝のレッスン&キャロルの点訳版が教会にない/「光の礼拝」などは全国共通のものではなく点訳されていない/点字祈祷書が点字データではなくかさばる紙の本なので使いにくい/点字の祈祷書がほしい/点字ファイルの式文がほしい/点字の祈祷書は活字版の全てが点訳されていない/日本聖公会が出している聖歌集に点字楽譜がない/点字の聖書が教会で準備されていない
<ソフト面>
 祈祷書、聖書、聖歌集を交互に手にしての礼拝は手助けするのも不便/横で教えると、小声で指示する声が大きかったり、ざわつく感じが気になる/陪餐方法が聖職によって異なり、それが見えないのでとまどう/聖歌の伴奏でメロディーを弾いていただけないと、知らない歌のとき歌えない
◆見えづらさに対する提案
<ハード面>
 拡大文字の式文を作る(6)/祈祷書の文字を大きくした別冊を作る(5)/祈祷書抜粋が用意されている(4)/大きな文字の聖歌を用意する(3)/祈祷書や聖歌をスクリーンに映し出す(2)/祈祷書文字をゴシック体にする/礼拝で使用するものを教会ごとに1冊にまとめる/A5サイズが見えづらい場合にB5サイズの冊子も作成する/その日の日課、聖書、聖歌を必要な方用に抜き刷りにする/その主日の聖歌のページに付箋を貼った聖歌集を、10冊くらい用意する/席の途中の柱にも聖歌番号を掲示する/教会や会衆ごとに文字のフォントや大きさを変えてコピーする/祈祷書にタックインデックスのようなものがついていると便利/祈祷書・日課・週報の三つを一緒にする/聖書アプリを手元のスマホで用いる/データ化したその日の礼拝の内容を点字化する/点字データで祈祷書を発行する/最新版の祈祷書を点字と録音で発行する/各教会に点字祈祷書と聖歌集と聖書を必ず備える/教会に点字式文がある
<ソフト面>
 どの本の何ページを開くかをアナウンスする(2)/みんながページを開けるまで待つ(2)/さりげなく次のテキスト、資料に移る時に当該資料名に触れる/祈祷書、日課、週報、各々にお話が進行し移ると分かりやすい/祈祷書の点訳と音訳について利用者を交えて検討し作る/目で文字を追うことだけに注力するのが礼拝ではないことを伝える/礼拝の空気感を全身で感じていただき安心、安らぎを感じられるようサポートする
こと

第647号(テキスト)

きょうくニュース 第647号(テキスト版) 2025.11.30
日本聖公会東京教区
港区芝公園 3-6-18


◇11月の代祷・信施奉献先
▽「日韓友情献金」済州(チェジュ)教会・西帰浦(ソギポ)教会の働きのため▽障害者週間のため(9日~15日)▽東京子ども子育て応援団の働きのため▽アジア学院の働きのため▽人権活動を支える主日(30日)



2023年日本聖公会宣教協議会からの呼びかけ
ここからまた歩きはじめよう
~いのちに仕え、となりびととなるために~
   1.神の み声に耳を傾けよう
   2.人々 の声に耳を傾けよう
   3.世界 の声に耳を傾けよう



◆逝 去
司祭 ビカステス 今井 烝治師
東京教区退職司祭、11月25日逝去(98歳)
葬儀は、三光教会にて、12月1日(月)13時より葬送・告別式が執り行われる。
 召された魂のパラダイスにおける光明と平安、並びにご遺族への主の豊かな慰めが限りなくありますよう、お祈りいたします。
*ご遺族の意向により、ご供花お花料はご辞退されています。


◇聖職試験(司祭)説教試験
日時:12月5日(金)18時
場所:聖アンデレ主教座聖堂
志願者:執事 ヒルダ 藤田 美土里
 全能の神が志願者をみ旨に従って公会の司祭として召してくださるようお祈りください。


◇共育プロジェクト 12月の黙想会
  参加費無料、事前予約不要
主催:信仰と生活委員会 共育プロジェクト
【イメージを用いて祈る】
 日時:12月4日(木)7時~7時50分
 場所:神田キリスト教会
 ファシリテーター:上田 亜樹子司祭
【テゼの歌・イコン・沈黙】
 日時: 12月17日(水)18時半~19時半
 場所:目白聖公会
 ファシリテーター:植松 功


◇第147(定期)教区会報告
 11月22日(土)聖アンデレ主教座聖堂及び聖アンデレホールにて、第147(定期)教区会が開催された。
 第1号議案 2026年度教区収支予算案承認の件、第2号議案 教区新設を承認する件、第3号議案 合併契約書承認の件、第 4 号議案 日本聖公会東日本教区「教区会細則」を承認する件、第5号議案 日本聖公会東日本教区「常置委員選挙実施要項」を承認する件は可決された。第6号議案の 「北関東教区・東京教区 宣教協働・新教区設立推進に関する覚書」を改定する件は提出者による撤回が承認された。第7号議案  東京教区事務所総主事任命承認の件、第8号議案 幹事指名承認の件は可決された。会議中に総会代議員選挙が行われ、聖職代議員に、下条 裕章司祭、中川 英樹司祭(補欠:卓 志雄司祭、中村 真希執事)。信徒代議員に、黒澤 圭子氏、植松 功氏(補欠:松田 正人氏、後藤 務氏)が選出された。
 また、11月24日、北関東教区教区第93回(定期)教区会が開かれ、教区新設を承認する件を満場一致で可決された。
 2026年2月23日(月・休)に日本聖公会第70(臨時)総会が開かれ、教区新設を承認する件、宗教法人「北関東教区」規則変更を承認する件、日本聖公会北関東教区の基本財産変更を承認する件が審議される。


◇人権問題に取り組むCCA USPG国際会議 オンライン報告会
日時:11月30日(日)18時半~20時
申し込み不要
報告者:①CCA国際会議報告 
     執事 林 汶慶(東京教区)
    ②USPGアジア会議報告
     トーマス・アッシュ氏(聖オルバン教会     信徒・ディーパーサービスグループ)
※時間になりましたらZOOMにて会議にご参加ください。
ttps://us02web.zoom.us/j/88479342528?pwd=UrBK2m1gjciCr35wTC0jvFDc8NduzI.1  ミーティング ID: 884 7934 2528 パスコード: 433621
 人身売買や、サイバー犯罪、強制移住などの人権問題は、日本でも国境を超えて加害や被害が起きています。報告会では、日本を含むアジアの現状を知り、人々の声に耳をかたむける教会の働きにつなげていくため、会議に参加したお二人からお話を伺います。
主催:日本聖公会管区事務所・東京教区人権委員会


▽歌による夕の礼拝
日時:11月30日(日)17時 
場所:聖アンデレ教会
 今回の「歌による夕の礼拝」は、髙橋主教の司式と説教のもと、教区聖歌隊の奉唱により、聖アンデレ教会の夕の礼拝の時間にささげられます。日常の忙しさから少し離れて、美しい旋律に賛美の声をのせて共に祈りましょう。


▽聖歌集を歌う会~クリスマスを歌おう!
日時:12月6日(土)10時~16時(部分参加も可能)
場所:東京聖三一教会
主催:北関東教区/東京教区礼拝音楽委員会
参加費:500円、昼食持参
 詳細は各教会宛てのチラシまたは教区ホームページをご覧ください。
 お申込みは以下のいずれかにて12月2日(火)まで。Googleフォーム:https://forms.gle/eSQSrcX2vkpp31Xg8
メール:reihaiongaku.tko@ymail.ne.jp
 お名前、所属教会、当日の連絡先、「クリスマスに歌いたい聖歌」(2曲以内)をご記載ください。


▽聖愛教会のクリスマス・コンサート
チェロとオルガンのデュオ 祈りの調べ
日時:12月6日(土)14時開演(13時半開場)
場所:聖愛教会聖堂
演奏:黒川 正三(チェロ)・黒川 文子(オルガン)
入場無料
ご来場に際しては公共交通機関をご利用ください。


▽第22回みんなでつくるクリスマスパーティー
日時:12月6日(土)14時~16時
場所:目白聖公会
参加費:300円(ガイドヘルパーの方・幼児・小学生は無料)
定員:50名(サポートの必要な方はご連絡ください)
申込・問い合わせ:障関連mail:syokanren@gmail.com ℡・Fax:鵜飼03(6205)5531
共催:外濠教会グループ協議会・「障がい者」関連活動連絡会
後援:信仰と生活委員会
「障がい」のある人もそうでない人も、大人も子どもも、お互いを認め合いながら、みんなで楽しいクリスマスの一時をつくります。
ハンドベルと手話の演奏、ページェント、クリスマスの工作、おやつ作り、あなたはどれに挑戦してみますか?申し込みお待ちしています。


▽聖路加国際大学 聖ルカ礼拝堂  「夕の祈り」
日時:12月7日(日)17時
司式・説教:司祭 成  成鍾
奏楽:山司  恵莉子(オルガン)
自由献金


▽ニケア公会議1700年記念WCC第6回信仰職制会議報告会
日時:12月12日(金)19時~21時
場所:日本福音ルーテル東京教会       1F会議室
参加費:無料
申込み:Googleフォ―ムより申込みください
https://forms.gle/XsqWCJFSrwxnZTrG9
申込み締切:12月5日(金)
主催:日本キリスト教協議会(NCC)神学・宣教部門(NCC信仰と職制委員会・NCC神学宣教委員会)
 2025年10月、エジプト・アレクサンドリアにて「ニケア公会議1700年」を記念するWCC主催「第6回信仰職制世界会議」が開催されました。この会議に出席された西原廉太主教(中部教区主教・京都教区管理主教、NCC信仰と職制委員会委員長)による報告会。


▽東京聖三一教会クリスマス・ファミリーコンサート
日時:12月14日(日)14時(開場:13時半) 入場無料
演奏:ハープ、フルート、チェロ、ファゴット、リコーダー、オルガン、ピアノ、聖歌隊
クリスマスキャロルをご一緒に歌いましょう!
コンサート後のカフェもお楽しみください。


▽千住基督教会 クリスマスのみの市
日時:12月20日(土)12時
場所:千住基督教会
 午前中にこども礼拝を終え、教会からは暖かい食べ物、また、近隣の親子さんが中古衣料やおもちゃなどを出店します。


▽平和の種まきフェスティバル
日時:2026年1月11日(日)15時
  ~1月12日(月・休)15時
場所:オリンピック記念青少年センター
参加費:全日程3000円、1日2000円
宿泊費:A棟5660円、D棟8000円(バス付)
    (いずれも食費は別)
主催:NCC教育部他
締切り:12月15日(定員70名)
申込みは下記URLかQR コードで。
  https://x.gd/bphKt
・出会いと学び、励ましと賛美の時間をともに!
・詳細は東京教区ホームページまたは各教会に配布された案内をご覧ください。


▽冬の唱詠晩祷
日時:2026年1月12日(月・休)16時
場所:聖公会神学院
司式:主教 武藤 謙一(聖公会神学院校長)
説教:主教 渋澤 一郎(前中部教区主教)
申込み期限:12月1日~15日
定員:30人(先着順)
申込みはGoogleフォームを使用してください。
主催・問合せ:聖公会神学院


2025年~2026年
  み言葉と歩む降臨節から降誕節
 黙想の手引きが北関東教区・東京教区宣教協働
 特別委員会から発行されました。
 詳細は教区ホームページをご覧ください。


今週・来週の予定
11月30日~12月13日
 30(日) 降臨節第1主日
城南教会G協議会
 12月
  2(火) 礼拝音楽委員会
  5(金) 説教試験 (藤田美土里執事)
  6(土) 聖歌集を歌う会
  7(日) 降臨節第2主日
 10(水) 北関東教区・東京教区 広報小委員会
  共育プロジェクト


東京教区 第147(定期)教区会 開会演説
2025.11.22(土)
主教 フランシスコ・ザビエル 髙橋宏幸


 本日は、東京教区第147(定期)教区会に、主日前日お集りいただきました議員、関係者の皆さま、教区会書記局、教区事務所、会場準備をしてくださった方がたに深く感謝と御礼を申し上げます。
 私たちはキリストの弟子として召され、教会問答にも「神の民」と明記されていますように、神様の声、イエス様の声に心と耳を傾け、聖霊の導きを祈り求める神の民です。教会会議は、世俗の会議体とは異なります。皆さまのご協力をお願いいたします。本日は、2026年度の活動計画と予算が主なるものですが、歴史的重要性を持つと言っても過言ではない議案もありますので、真摯に取り組んでまいりたく思います。
 前教区会前には、大石忠さんより「合理的配慮」の話を伺い、学び始めましたが、その学びやプログラムは継続しています。この学びを重ねている教会もあり、「合理的配慮」は突き詰めれば教会論に辿り着くテーマであると伺ってもいます。また、教役者、日曜学校など子どもに関わる方がた、教会委員の方がた、青年を対象とした「セーフチャーチ・ガイドライン」研修会も重ねていただいています。本日、皆さまの机の上には「セーフチャーチ:始め方ガイド」を置きました。日本聖公会では、「日本聖公会セーフチャーチ・ガイドライン」が2026年の定期総会で決議されるよう準備が進められています。お手元の「セーフチャーチ:始め方ガイド」は、アングリカン・コミュニオンのセーフチャーチ委員会(ACSCC)が2023年に公開した資料を翻訳したものです。セーフチャーチの考え方や活動について理解を深めるための補助資料として目を通され、活用してくださるようお願いいたします。
 日本は豊かな国であると言われながらも、子どもたち、そして大人たちの中にも貧困、虐待、イジメなど少なくありません。殊に「なぜ、未来ある子どもたち、そして今を一緒に生かされている子どもたちが一部の大人たちの私利私欲の犠牲に?」と戸惑い、怒りを覚えたり心を痛めたりしながらも、当事者意識、想像力を持ち、イエス様のなさることに倣い、為すべきことを教え示してくださいと祈り続けます。同時に、子どもたちだけではなく、神様から命の息を吹き込まれている、その同じ人間によって息をできなくさせられている人びとがいます。妬みや非難は自分が作り出した心ですが、互いを思いやる心は神様からの賜物です。その賜物を用いて、息をできなくさせられている人びとが息を取り戻すことができるよう仕える信仰共同体として成長していくこと、本来神様は、全ての人に神様の息を吹き込まれ生きるようにされたという視点を大切にできる信仰共同体に私たちがなりますようにと祈ります。
 北関東教区との宣教協働・新教区設立に向けて、「東京教区・北関東教区宣教協働特別委員会」委員長の鈴木伸明司祭がご葬儀のためお出でになれませんので、副委員長の中川英樹司祭からお話しいただくことになっています。私たちは常に主と共に歩み続ける信仰共同体、神の民、キリストの弟子たちとして成長し続け(Becoming)たいと祈ります。自分(たち)内々での完璧、完成だけを追い求める時、その先には自己満足、自己完結が待ち受けている危険や、歩みが止まるという落とし穴に注意したいと思います。キリストの教会は、常に同伴者なるイエス様とともに、未来を創り続ける主の器として歩み続けるキリストの弟子集団です。
 今を遡ること1971年開催の日本聖公会第31(定期)総会で「日本聖公会教区制問題研究委員会」が設置され検討を重ね、1974年第33(定期)総会に委員会報告がなされています。その中、「宣教理念、教会の体質改善」という本質的なことが指摘されましたが、既に半世紀以上の時が経過しました。私たちはキリストの弟子として召され、用いられています。授けられている使命を実践するためには、絶えずみ声を聴き、祈りと学びをともにし、神様に仕える道を選び取る決断を進めねばなりません。同時に、その「和と輪」が広がっていくことを祈ります。
 私たちキリストの教会は、歴史における出来事に責任を持つ教会、キリストの弟子として成長する教会へと歩み続ける務めがあります。古い伝統は新しい伝統を生み、新しい伝統は古い伝統を活かすという精神を大切にしつつ、交わりの内に、これまで見えていなかったものが見えてくる、祈る相手や祈ってくれる仲間が増えていく、北関東教区との宣教協働・新教区設立はその働きでもあるとともに、二教区間だけの事柄で完結するものではなく、日本聖公会が先に進むことと深く関わる働きでもあります。今後の日本聖公会にとっても重要な議案が後程審議されます。
 
 私たちキリストの教会は、この世の権威の象徴ではなく、神様の権威の象徴にならなければなりません。壁を作るだけで橋を架けない教会にはならないために、いのちを愛でる教会に、人を幸せにするために祈りに生き、祈りに生かされる信仰共同体に成長していかれるよう聖霊の導きを祈り続けます。いのちを支え合ってこそのミッションであり、キリストの教会は希望と癒しを見出すためにこの世に存在し、仕え続けねばなりません。停滞、マンネリ化しないためには、新しい扉を開かなければならないでしょう。
 いまだにコロナの完全収束が見られない中、また暴力が支配している世界、先が見えない社会に在って「如何に希望を?」ということを宣教の柱の一つにしたいと思います。イエス様の復活を記した有名な「エマオ途上」の出来事では、不安と絶望の中での弟子たちの逃避行でしたが、そこにそっと近づき、寄り添われ、歩みを共にされるキリストが、私たちにもいらっしゃいます。あの出来事は時代や場所、状況の違いこそあるものの、今の私たちに重なるところがあります。不安の中にあっても、必ずキリストが共に歩まれるのです。人びととの出会いによっていのちを回復する希望と、そこに関わり続けてくださるイエス様に仕え続けたく思います。そのためにも、聖霊が何を語り続けてくださっているかを聴くことから教会の在り方を問い続けたいものです。共に歩むとはキリストの歩み方であり、現代社会に不可欠なことであり、キリストの教会は一緒に歩むことによって希望を生み出すものに成長させられます。キリストの愛によってともに歩むことを、絶望を打ち破り、希望を生み出す原動力にしていきたいものです。そのために、授かっている教会の底力、原点に心を向け、立ち返ることも大切にしたいと思います。私たちキリストの教会は、神様の愛と恵みに生かされるサクラメンタルな共同体です。
 前教区会でも申し上げましたが、今年は「戦後80年」の年です。日本聖公会の諸々の働きは、戦後80年を軸に行われてきました。私たち東京教区においても、過去の悲惨な出来事を過去に閉じ込めるのではなく、「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」とのイエス様の御言に仕える祈り人、働き人となるべく聖霊の導きを祈り続けます。また、依然として「宗教は恐ろしいもの」という世論がある中、私たちが宣教の使命に取り組む際、真に自由な宗教教団・信仰共同体として宗教法人、公益法人としての管区や教区、また教会・礼拝堂の在り方に留意する必要があります。
 聖職養成に関しては、現在、聖公会神学院一年次に聖職候補生一名が在学中、また「見守り(同伴)プログラム」を終えられた方が一人、他に三人がプログラム途上に、さらに一人の方から聖職候補生志願が出されております。約一年に及ぶこのプログラムにおいて、複数の同伴メンバーとの祈りとやり取りを通して召命への識別をしていただいていますので、皆さまのご加祷をお願いいたします。
 日本聖公会では、先に「202230」という、教会の意思決定機関に30パーセントの女性参画を目指す動きが始まりましたが、この度「203040」という、2030年には40パーセントを目指していますことを覚え、また大切にしたいと思います。
 最後になりますが、先般CCA主催「アジアにおける強制移住、人身売買、サイバー犯罪の増加との闘いに関する国際会議」に林汶慶執事を、USPG・北インド教会ドゥルガプル教区共催「人身売買と現代の奴隷制に関する会議」にはトーマス・アッシュさん(聖オルバン教会)を派遣しました。11月30日「人権活動を支える主日」夜、日本聖公会全体でZoomでの報告会が予定されています。お心に留めていただきたいと思います。
 新しい歩みを培っていく東京教区の上に、そして本教区会の上に主の祝福と聖霊の導きが豊かに注がれますことを祈ります。御清聴有難うございました。
【聖公会の宣教の5指標】
  神の国のよき知らせを宣言すること
  新しい信徒を教え、洗礼を授け、養うこと
  愛の奉仕によって人々の必要に応答すること
  社会の不正な構造を改革し、あらゆる暴力に反対し、平和と和解を追求すること
  被造物の本来の姿を守り、地球上の生命を維持・再生するため努力すること

第646号(テキスト)

きょうくニュース 第646号(テキスト版) 2025.11.23
日本聖公会東京教区
港区芝公園 3-6-18


◇11月の代祷・信施奉献先
▽「日韓友情献金」済州(チェジュ)教会・西帰浦(ソギポ)教会の働きのため▽障害者週間のため(9日~15日)▽東京子ども子育て応援団の働きのため▽アジア学院の働きのため▽人権活動を支える主日(30日)



2023年日本聖公会宣教協議会からの呼びかけ
ここからまた歩きはじめよう
~いのちに仕え、となりびととなるために~
   1.神の み声に耳を傾けよう
   2.人々 の声に耳を傾けよう
   3.世界 の声に耳を傾けよう



◇聖職試験(司祭)説教試験
日時:12月5日(金)18時
場所:聖アンデレ主教座聖堂
志願者:執事 ヒルダ 藤田 美土里
 全能の神が志願者をみ旨に従って公会の司祭として召してくださるようお祈りください。



◇共育プロジェクト 11月12月の黙想会
  参加費無料、事前予約不要
主催:信仰と生活委員会 共育プロジェクト
【イメージを用いて祈る】
 日時:12月4日(木)7時~7時50分
 場所:神田キリスト教会
 ファシリテーター:上田 亜樹子司祭
【テゼの歌・イコン・沈黙】
 日時:11月26日(水)18時半~19時半
12月17日(水)18時半~19時半
 場所:目白聖公会
 ファシリテーター:植松 功



◇人権問題に取り組むCCA・USPG国際会議報告会
日時: 11月30日(日)18時半 ~20時
場所:オンライン、申込み不要
報告者: 
①CCA国際会議 報告: 執事 林 汶慶(東京教区)
②USPGアジア会議 報告:トーマス・アッシュ (東京教区聖オルバン教会・ディーパーサービスグループ) 今年8月にタイのバンコクで、CCA (アジア教会会議)による「アジアにおける強制移住、人身売買、サイバー犯罪の増加との闘い」に関する国際協議会が開かれ、日本聖公会からは林汶慶執事が参加しました。 
 11月には北インド教会ドゥルガプル教区とUSPG(英国聖公会の宣教団体)共催のアジア会議も開催され、「人身売買と現代の奴隷制」について話し合われます。日本聖公会からはトーマス・アッシュさんが参加します。 
 人身売買や、サイバー犯罪、強制移住などの人権問題は、日本でも国境を超えて加害や被害が起きています。報告会では、日本を含むアジアの現状を知り、人々の声に耳をかたむける教会の働きにつなげていくため、会議に参加したお二人からお話を伺います。 
https://us02web.zoom.us/j/88479342528?pwd=UrBK2m1gjciCr35wTC0jvFDc8NduzI.1
ミーティング ID: 884 7934 2528 
パスコード: 433621 
主催:日本聖公会管区事務所・東京教区人権委員会



◇常置委員会報告(11月13日) 
・会議冒頭、奥山尚財政委員長より、2026年度東京教区予算(案)の修正についての説明
1.主教報告
・改正祈祷書:2028年日本聖公会総会第一回協賛、2030年日本聖公会総会第二回同意、2030年末刊行予定
・10月24日~28日、WCC第6回信仰職制世界会議(二ケア公会議1700年記念)開催
・11月30日、CCA国際協議会・USPGアジア会議オンライン報告会
・12月4日、常議員会(管区)
2.教区事務所関連報告
総主事報告
・収益事業について。
教務主事報告 
・教区会関連について。
・11月8日、新教区設立MEETING:東京教区参加者68名
・11月1日、3日教区墓地礼拝実施。小平墓地礼拝は約230名参列
・教区事務所の年末年始休業:12月25日、12月29日~1月5日
3.財務主事報告
・2025年10月末までの会計報告
・11月28日~29日、管区2025年各教区財政担当者連絡協議会開催(ナザレの家)
4.宣教主事報告
①信仰と生活委員会
・外濠グループ「みんなでつくるクリスマスパーティー」に協力金を承認
・青少年活動支援プロジェクトの継続(4期目)を承認
*共育プロジェクト
・来年度の黙想プログラムの計画
②礼拝音楽委員会
・12/6、聖歌を歌う会開催(東京聖三一教会)
③ハラスメント防止委員会
・来年の教会委員向け研修は、「セーフチャーチ・ガイドラインについての学び」2月開催予定
5.主教座聖堂主任司祭報告
・教役者レクイエムの今後の予定について。
・11月27日、女性に対する暴力の根絶を求めて祈る礼拝
・11 月30 日、歌による夕の礼拝 
6.常置委員長報告
・第147(定期)教区会提出議案について。 
7.協議事項 
・人事、その他について。



▽女性に対する暴力の根絶を求めて祈る礼拝
日時:11月27日(木)11時
場所:聖アンデレ主教座聖堂
司式:主教 髙橋 宏幸 、 司祭 卓 志雄、 司祭 大岡 左代子
説教:主教 小林 聡
 世界の「ジェンダー暴力と闘う 16 日間キャンペーン」に連帯し、女性と少女へのあらゆる形態の暴力が根絶することを願って行われる礼拝です。どなたでもご参加いただけます。
 礼拝後の分かち合い 「セーフチャーチ ―安全で安心できる教会であるために」
お話:西原美香子 (管区ハラスメント防止・対策担当)



▽夕の黙想会
日時:11月27日(木)19時
場所:インマヌエル新生教会
テーマ:祈り、祈られるということ
 私たちはなぜ祈るでしょうか?神に愛され、人々に仕える者として、私たちが暗闇に留まることのないように。
案内:矢萩新一司祭(管区事務所総主事・京都教区)



▽降臨節前夕 光の礼拝
日時:11月29日(土)16時
場所:東京聖十字教会
司式:執事 中村 真希
説教:司祭 林 永寅
主催:山手教会グループ協議会
主のご降誕を待ち臨む季節になりました。
静かに祈るひとときをご一緒に過ごしたいと思います。どなたでもお越しください。



▽歌による夕の礼拝
日時:11月30日(日)17時 
場所:聖アンデレ教会
 今回の「歌による夕の礼拝」は、髙橋主教の司式と説教のもと、教区聖歌隊の奉唱により、聖アンデレ教会の夕の礼拝の時間にささげられます。日常の忙しさから少し離れて、美しい旋律に賛美の声をのせて共に祈りましょう。



▽聖歌集を歌う会~クリスマスを歌おう!
日時:12月6日(土)10時~16時(部分参加も可能)
場所:東京聖三一教会
主催;北関東・東京教区礼拝音楽委員会
参加費:500円、昼食持参
 詳細は各教会宛てのチラシまたは教区ホームページをご覧ください。
 お申込みは以下のいずれかにて12月2日(火)まで。Googleフォーム:https://forms.gle/eSQSrcX2vkpp31Xg8
メール:reihaiongaku.tko@ymail.ne.jp
 お名前、所属教会、当日の連絡先、「クリスマスに歌いたい聖歌」(2曲以内)をご記載ください。



▽聖愛教会のクリスマス・コンサート
チェロとオルガンのデュオ 祈りの調べ
日時:12月6日(土)14時開演(13時半開場)
場所:聖愛教会聖堂
演奏:チェロ黒川正三・オルガン黒川文子(三光教会信徒)
入場無料
ご来場に際しては公共交通機関をご利用ください。



▽第22回みんなでつくるクリスマスパーティー
日時:12月6日(土)14時~16時
場所:目白聖公会
参加費:300円(ガイドヘルパーの方・幼児・小学生は無料)
定員:50名(サポートの必要な方はご連絡ください)
申込・問い合わせ:障関連mail:syokanren@gmail.com ℡・Fax:鵜飼03(6205)5531
共催:外濠教会グループ協議会・「障がい者」関連活動連絡会
後援:信仰と生活委員会
障害のある人もそうでない人も、大人も子どもも、お互いを認め合いながら、みんなで楽しいクリスマスのひと時をつくります。
ハンドベルと手話の演奏、ページェント、クリスマスの工作、おやつ作り、あなたはどれに挑戦してみますか?申し込みお待ちしています。



▽世界人権宣言77周年記念集会 
日時:12月9日(火)14時〜16時半 
場所:全電通労働会館 (千代田区神田駿河台3-6) 講演:「パレスチナ問題から考える平和と人権」
    岡 真理さん(京都大学名誉教授) 
主催:世界人権宣言中央実行委員会  
*詳細は教区HP掲載のチラシ
参加費:資料代3000円
申込み:general-sec.po@nskk.org(管区事務所矢萩総主事まで。)
締切:11月24日(月・休)



▽ニケア公会議1700年記念WCC第6回信仰職制会議報告会
日時:12月12日(金)19時~21時
場所:日本福音ルーテル東京教会 1F会議室
参加費:無料
申込み:Googleフォ―ムより申込みください
https://forms.gle/XsqWCJFSrwxnZTrG9
申込み締切:12月5日(金)
主催:日本キリスト教協議会(NCC)神学・宣教部門(NCC信仰と職制委員会・NCC神学宣教委員会)
 2025年10月、エジプト・アレクサンドリアにて「ニケア公会議1700年」を記念するWCC主催「第6回信仰職制世界会議」が開催されました。この会議に出席された西原廉太主教(中部教区主教・京都教区管理主教、NCC信仰と職制委員会委員長)による報告会。



▽平和の種まきフェスティバル
日時:2026年1月11日(日)15時
  ~1月12日(月・休)15時
場所:オリンピック記念青少年センター
参加費:全日程3000円、1日2000円
宿泊費:A棟5660円、D棟8000円(バス付)
    (いずれも食費は別)
主催:NCC教育部他
締切り:12月15日(定員70名)
申込みは下記URLかQR コードで。
  https://x.gd/bphKt
・出会いと学び、励ましと賛美の時間をともに!
・詳細は東京教区ホームページまたは
各教会に配布された案内をご覧ください。



今週・来週の予定
11月23日~12月5日
 23(日) 降臨節前主日
外濠教会G協議会(目白)
環状教会G協議会(インマヌエル新生)
 27(木) 資料保全委員会
  合理的配慮ワーキンググループ(Web)
 30(日) 降臨節第1主日
城南教会G協議会
 12月
  2(火) 礼拝音楽委員会
  5(金) 説教試験
  6(土) 聖歌集を歌う会