竹田主教の変容貌日メッセージ

みなさんこんにちは。それぞれ夏の暑い日々を神様の御守りのもと、お過ごしのことと思います。

8月は教会には大事な二つの記念の日がございます。

ひとつは8月6日、主イエスが山の上で栄光につつまれて白い姿に変わった日…変容貌の祝日であります。もうひとつは8月の15日、主イエスのおかあさん、聖母マリアの記念の日であります。それぞれ大事な教会にとっての祝日です。

日本の教会では、もうひとつこの二つ日は大事な意味を持っています。一つは8月6日は御存じのように広島に原爆が投下された日であります。たくさんの犠牲者がでました。わたしたちはこの戦争の犠牲者のために祈り、またこのようなことが二度と起こらないように努力しなければならないと思います。もうひとつは8月15日、この日は大平洋戦争が日本の敗戦によって終わった日であります。

私たちは世界に神様の平和を実現するように祈る日であります。同時にまた教会は世界の平和の実現のために神様に仕えなければならない決意を改めてしなければならないと思います。このことを覚えて私たちは世界の平和の実現のため神様に祈り、またそれぞれの教会が、それぞれひとちひとりのクリスチャンが努力しなければならないと思います。みなさまの上に神様の恵みと平安が与えられますようにお祈り申し上げます。

竹田主教の復活日メッセージ

-1999.4.10-

みなさんイースターおめでとうございます。

 イースターは主イエス・キリストの死からよみがえられた、教会の最も大きなお祝いの日です。 イースターのお祝いはただお甦りになったことだけを喜ぶだけではなくてイースターの祝福は主イエスの十字架の苦しみと死を一緒に記念する、そういう祝日です。

 御復活は主イエス・キリストが苦しみと死がなくなって復活されたということではなくて、甦られた主イエスのお体に釘にさされた傷のあとがついていましたように、苦しみながらの復活です。また、十字架のお苦しみの時も私たちにはその中に甦りのきざしが、あるいは甦りのしるしが見えます。主イエスの赦し…神様の愛が…主イエスの十字架の死によって…その愛がほとばしり出るような、そういう主イエスの愛が打ち勝ったという、そういうしるしがすでに見られます。 それがお甦りの喜びでイースターの日に確認をするわけです。それで、もっともっと大きな私たちの喜びになります。

私たちの日々の生活も図らずとも楽しいことばかりではなくて、絶望したり、落ち込んだり、挫折したりします。罪に悩んだりします。いつも死の不安もあります。そういう中に、神様の愛、神様の恵みの力がいつも働いているということを信じぬくこと…それがイースターの喜びのもとになるものです。

私たちも日々の生活の中でいつも神様の愛と恵みが打ち勝っている、そういうことを信じながら日々の生活を過ごしたいと思います。

皆様の上に主の安らぎの恵みがいつもありますようにお祈りいたします。

どうも皆様、おめでとうございます。

A Welcome From Bishop Takeda

日本聖公会東京教区によくいらっしゃってくださいました。

東京教区というのは神様を礼拝する、神様を信じ神様を礼拝する集まりです。

神様が私たちを愛してくださったように、私たちも人々を愛することを努めております。

特に東京教区はもっとも小さいものたちのための出会いと奉仕に努めております。皆さんも私たちに参加して神様を礼拝し、一緒に社会のために奉仕をしてくださることを期待いたします。