聖書日課/牧師コーナー
復活節第3主日 2012年4月22日(日)
ルカによる福音書 24:36-48
36イエスご自身が彼らの真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。 37彼らは恐れおののき、亡霊を見ているのだと思った。38そこで、イエスは言われた。「なぜ、うろたえているのか。どうして心に疑いを起こすのか。39わたしの手や足を見なさい。まさしくわたしだ。触って良く見なさい。亡霊には肉も骨もないが、あなたがたに見えるとおり、わたしにはそれがある。」40こう言って、イエスは手と足をお見せになった。41彼らは喜びのあまりまだ信じられず、不思議がっているので、イエスは、「ここに何か食べ物があるか」と言われた。42そこで、焼いた魚を一切れ差し出すと、43イエスはそれを取って、彼らの前で食べられた。
44イエスは言われた。「わたしについてモーセの律法と預言者の書と詩篇に書いてある事柄は、必ずすべて実現する。これこそ、まだあなたがたと一緒にいたころ、言っておいたことである。」45そしてイエスは、聖書を悟らせるために彼らの心の目を開いて、46言われた。「次のように書いてある。『メシアは苦しみを受け、三日目に死者の中から復活する。47また、罪の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる』と。エルサレムから始めて、48あなたがたはこれらのことの証人となる。
新共同訳聖書
牧師コーナー
◆本日の福音書では弟子に復活のイエスが現れます。「亡霊」ではないことを示すために身体に触らせ、魚も食べて見せますが、それでも弟子はなかなか信じません。弟子たちが信じることが出来たのは繰り返し聖書の言葉を聞かせたからだと記されています。聖書の解き明かしがなければ信じることが出来ないのです。
今日の福音書の最後で弟子は「メシアの受難と復活」、そして「罪の赦しを得させる悔い改め」が神により「出来事」を通して告げられていることの「証人」となることが記されています。
私たちもまた証人になるように求められています。
牧師 司祭 バルナバ 前田 良彦
