聖霊降臨後第5主日 2012年7月1日(日)

 

マルコによる福音書 5:22 - 24, 35b - 43

 
22会堂(かいどう)長(ちょう)の一人(ひとり)でヤイロという名(な)の人(ひと)が来(き)て、イエスを見(み)ると足(あし)もとにひれ伏(ふ)して、23しきりに願(ねが)った。「わたしの幼(おさな)い娘(むすめ)が死(し)にそうです。どうか、おいでになって手(て)を置(お)いてやってください。そうすれば、娘(むすめ)は助(たす)かり、生(い)きるでしょう。」 24そこで、イエスはヤイロと一緒(いっしょ)に出(で)かけて行(い)かれた。
  大勢(おおぜい)の群衆(ぐんしゅう)も、イエスに従(したが)い、押(お)し迫(せま)って来(き)た。
35b 会堂(かいどう)長(ちょう)の家(いえ)から人々(ひとびと)が来(き)て言(い)った。「お嬢(じょう)さんは亡(な)くなりました。もう、先生(せんせい)を煩(わずら)わすには及(およ)ばないでしょう。」 36イエスはその話(はなし)をそばで聞(き)いて、「恐(おそ)れることはない。ただ信(しん)じなさい」と会堂(かいどう)長(ちょう)に言(い)われた。 37そして、ペトロ、ヤコブ、またヤコブの兄弟(きょうだい)ヨハネのほかは、だれもついて来(く)ることをお許(ゆる)しにならなかった。 38一行(いっこう)は会堂(かいどう)長(ちょう)の家(いえ)に着(つ)いた。イエスは人々(ひとびと)が大(おお)声(ごえ)で泣(な)きわめいて騒(さわ)いでいるのを見(み)て、39家(いえ)の中(なか)に入(はい)り、人々(ひとびと)に言(い)われた。「なぜ、泣(な)き騒(さわ)ぐのか。 子(こ)供(ども)は死(し)んだのではない。 眠(ねむ)っているのだ。」 40人々(ひとびと)はイエスをあざ笑(わら)った。しかし、イエスは皆(みな)を外(そと)に出(だ)し、子供(こども)の両親(りょうしん)と三人(にん)の弟子(でし)だけを連(つ)れて、子供(こども)のいる所(ところ)へ入(はい)って行(い)かれた。 41そして、子供(こども)の手(て)を取(と)って、「タリタ、クム」と言(い)われた。これは、「少女(しょうじょ)よ、わたしはあなたに言(い)う。 起(お)きなさい」という意味(いみ)である。 42少女(しょうじょ)はすぐに起(お)き上(あ)がって、歩(ある)きだした。もう十二歳(さい)になっていたからである。それを見(み)るや、人々(ひとびと)は驚(おどろ)きのあまり我(われ)を忘(わす)れた。 43イエスはこのことをだれにも知(し)らせないようにと厳(きび)しく命(めい)じ、また、食(た)べ物(もの)を少女(しょうじょ)に与(あた)えるようにと言(い)われた。

新共同訳聖書

 

牧師コーナー

教会の花

◆本日の福音書はヤイロ(会堂司)の娘の奇跡が用いられています。宗教指導者であったヤイロは自分の娘の重い病気に何も出来なくなっています。これは誰でもそうなのでしょう。愛する者を失わなければならないことになれば冷静でいることなど出来ないでしょう。死と向き合うことなど到底出来ないのです。けれども愛する者を失おうとするときに自分の無力さを覚え、祈りへと結びつけられます。藁(わら)をも掴(つか)むようにイエスに縋(すが)ったのです。「恐れるな、信じよ」とのイエスのみ言葉に触れて信頼しきった時に死を超えるイエスと出会ったのです。

牧師 司祭 バルナバ 前田(まえだ) 良彦(よしひこ)

 

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