第554号(テキスト)

きょうくニュース 第554号(テキスト版) 2023.12.24

日本聖公会東京教区
港区芝公園 3-6-18
編 集 広報委員会
委員長 渡 辺 康 弘

公 示
救主降生2023年11月28日
日本聖公会東京教区主教
主教フランシスコ・ザビエル 髙橋宏幸
 神のお許しがあれば、聖職按手式を下記のように執り行い
   執事 ヤコブ 荻原 充
 を公会の司祭に叙任いたします。
 主にある諸教会のみなさまのご加祷をお願いいたします。
日 時 救主降生2024年1月6日(土曜日・顕現日)午後2時
式 場 日本聖公会東京教区 三光教会
   〒142-0064 東京都品川区旗の台6-22-24 TEL03-3781-2554
司 式 主教 フランシスコ・ザビエル 髙橋 宏幸
説 教 司祭 パウロ 佐々木 道人
式典長 司祭 フランシス 下条 裕章
        ※祭色は白色を用います。
入場制限はありません。ぜひご参列ください。
◇12月の代祷・信施奉献先
▽世界エイズデー(1日)▽野宿生活者支援のため(Ⅱ)▽エルサレム教区の難民支援活動のため▽日本聖書協会の働きのため▽難民・移住労働者のため
▽神田キリスト教会 ランチタイムパイプオルガンコンサート
日時:12月20日(水) 12時20分~50分
場所:神田キリスト教会
入場無料
演奏:和田 純子

▽東京聖三一教会 キャロリングのお知らせ
 1985年以来続いているキャロリングを4年ぶりに再開します。
 12月24日午後5時からのイブ礼拝の前、商店街のアナウンスを合図に午後4時半より池の上駅前から教会まで、自由参加で行われます。

【キリスト教一致祈祷週間】
 2024年1月18日(木)〜25日(木)は「キリスト教一致祈祷週間」、全世界で行われます。今回のテーマは、「あなたの神である主を愛しなさい、また、隣人を自分のように愛しなさい」(ルカ10・27)です。東京集会は以下の日時と場所で開かれます。
日時:2024年1月21日(日)14時〜15時半場所:カトリック東京カテドラル聖マリア大聖堂   地下聖堂  
司式:アンドレア・レンボ神父
     (カトリック東京区補佐司教)
説教:金 性済師(日本キリスト教協議会総幹事)

[教区事務所の年末・年始休業]
2023年12月25日(月)
2023年12月29日(金)~2024年1月5日(金)

[教区ニュース休刊]
2023年12月31日、2024年1月7日号は休刊いたします。
今週・来週の予定
12月24日~2024年1月13日
24(日)降臨節第4主日
 25(月)降誕日
 26(火)常置委員会
 31(日)降誕後第1主日
2024年1月
  1(月)主イエス命名の日
  5(金)教役者リトリート
  6(土)顕現日
司祭按手式(三光)
  7(日)顕現後第1主日・主イエス洗礼の日
中高生世代 キャンプ スタッフミーティング

聖アンデレ主教座聖堂の来年度以降の活動について
 聖アンデレ教会の礼拝堂に主教座を配し、聖アンデレ教会、聖オルバン教会、東京教区事務所および常置委員会の協働のうちに、教区主教が監督する聖アンデレ主教座聖堂は設定されています。主教座聖堂として、東京教区ことに教区主教の礼拝、宣教、司牧を支える働きを受け持っています。
 具体的な毎年の活動は、教区主教の提案指示によって主教座聖堂活動委員会が企画検討して設定されています。1990年代後半からは、それまで教区の礼拝として行われてきた聖職按手式や教役者逝去者記念礼拝、受苦日礼拝や聖木曜日の礼拝を担うこととされ、また教区内外で行われている礼拝を参考にしつつ取り入れてそれを教区全体に呼びかけて行い、平和や命の問題をテーマとする礼拝などを設定して、主教座聖堂でそれらをともにささげる機会を守ってきました。
 また新型コロナウイルス感染症流行時は、教区主教の執行する礼拝の様子やメッセージを動画としてインターネット配信する試みや教役者の研修なども行うなど、多くの教会・礼拝堂、また広く教区の信徒・教役者をお支えする“よすが”として活かされたと認識しています。
 一方で、通常の各教会・礼拝堂での礼拝の参加者が多くないのに、なぜ教区の礼拝や種類を増やすのかという疑問が浮上しました。特に“教区のイベント”と感じられるような礼拝は、参加したい、加わりたいと思うような自覚や責任を感じにくく、お客様のような気持になりやすいこと、日常的に信仰生活を送り、親しみと責任を負っているそれぞれの教会・礼拝堂で行われる礼拝や学びの機会が、より豊かにされる方が先ではないか、といった意見や要望も寄せられてきました。
 いうまでもなく、私たち一人ひとりが信仰者として責任をもって、礼拝と宣教と奉仕の働きの原点とするのは、それぞれが遣わされ集められ、信徒・教役者として活動に加わっている教会・礼拝堂という場です。その場での働きに豊かさと喜びを見つけて感謝することなしに、新たな宣教への促しやきっかけを見つけ、さらに活き活きとした場として成長してゆくことは困難だろうと思います。
 そこで、主教座聖堂活動委員会は、各教会・礼拝堂の礼拝や活動を支援することに主眼を置いて今後の活動に取り組んでゆくことといたしました。
 具体的には、主教座聖堂として行ってきた礼拝や活動のうち、教区教役者逝去者記念聖餐式(毎月第3水曜日)、教区合同堅信式(10月第1土曜日)はこれまで通り聖アンデレ主教座聖堂で実施することとし、聖職按手式、聖木曜日の聖油聖別と司祭の約束更新の聖餐式などは、その折々にふさわしいと思われる場所を式場とし、教区主教の主宰する礼拝として行うこととなります。来る1月6日に行われる司祭按手の式典も、志願者勤務の教会を式場に行われることとなっています。
 他方、教区成立100周年にあたって公表された祈祷文「教区の働きのため」、8月の広島・長崎・敗戦記念日に各教会・礼拝堂や施設などで用いていただけるような祈祷文、またこれまで行われてきた礼拝の式文は、今後教会・礼拝堂でも使用いただけるよう、データでの提供の準備を進めています。
さらに世界の平和や創造の秩序・地球環境の保全のための礼拝、聖公会の教会として取り組んでゆくべき課題などに関わる礼拝や学びの機会を、教区内外の諸委員会・グループなどと連絡しながら準備企画し、またそのために必要な主教座聖堂のあり方や規則改定なども引き続き検討してゆきたいと思います。現在進められている北関東教区との合同の協議とも相まって、今後より宣教的でかつ各教会・礼拝堂の働きのサポートにふさわしいあり方を求めてゆきたいと考えています。
 なお、これまで教区の礼拝として行われてきました「受苦日礼拝」については今後、行わないこととし、各教会・礼拝堂で行われる礼拝について情報共有させていただくことといたします。ご理解とご協力をお願いいたします。
聖アンデレ主教座聖堂 理事長/主任司祭 司祭フランシス下条裕章