第649号(テキスト)

きょうくニュース 第649号(テキスト版) 2025.12.14
日本聖公会東京教区
港区芝公園 3-6-18



◇12月の代祷・信施奉献先
▽世界エイズデー(1日)▽野宿生活者支援のため(Ⅱ)▽エルサレム教区の難民支援活動のため▽日本聖書協会の働きのため▽難民・移住労働者のため  



◇共育プロジェクト 12月の黙想会
  参加費無料、事前予約不要
主催:信仰と生活委員会 共育プロジェクト
【テゼの歌・イコン・沈黙】
 日時: 12月17日(水)18時半~19時半
 場所:目白聖公会
 ファシリテーター:植松 功



◇イエス様と歩く コリドーウォーク
回廊を歩く 黙想会
日時:2026年1月12日(月・休)9時~16時半
場所:ナザレの家
申込み・問合せ:kyouikpj@gmail.com
申込み期間:2025年12月15日
       ~2026年1月9日
参加費:1500円(昼食持参の事)
共催:信仰と生活委員会 共育プロジェクト/ナザレ委員会



▽東京聖三一教会 クリスマス・ファミリーコンサート
日時:12月14日(日)14時(開場:13時半) 入場無料
演奏:ハープ、フルート、チェロ、ファゴット、リコーダー、オルガン、ピアノ、聖歌隊
クリスマスキャロルをご一緒に歌いましょう!
コンサート後のカフェもお楽しみください。



▽神田キリスト教会ランチタイムパイプオルガンコンサート
日時:12月17日(水)12時20分~50分
演奏:和田純子
入場無料



▽千住基督教会 クリスマスのみの市
日時:12月20日(土)12時
場所:千住基督教会
 午前中にこども礼拝を終え、教会からは暖かい食べ物、また、近隣の親子さんが中古衣料やおもちゃなどを出店します。



▽下町教会グループ 聖書の会
 いずれも予約は不要です。時間になったらおいで(入室)ください。
 下町以外からのご参加も多数あります。皆様のご参加をお待ちしています。
1)神田キリスト教会(対面)
日時:12月26日(金) 10時半
*マルコによる福音書を少しずつ読み進めています。
2)聖書の会(ZOOM)
日時:12月19日(金)  19時〜20時半
*次の主日の福音書を分かち合います。
なお、ZOOMのURLが変更になりましたので、ご注意ください。
https://us02web.zoom.us/j/83272012369?pwd=g6g0RTNvgiOSr7ZgGihFMXahqNEaNL.1 
ミーティング ID: 832 7201 2369
パスコード: 658245



▽「韓国と日本の新しい聖歌」-『日本聖公会 聖歌集』から
日時:2026年1月10日(土)16時〜17時半
場所:立教学院諸聖徒礼拝堂(池袋キャンパス)
講師:キム・ジソン(ソウル神学大学教授)、竹佐古 真希(日本基督教団讃美歌委員、オルガニスト)、坂本 日菜(作曲家、横浜聖アンデレ教会オルガニスト)、﨑山 裕子(立教学院オルガニスト)
入場無料/定員200名
申し込みフォーム
https://forms.gle/HKzbj1fL9EZCMb5B6
締切:2026年1月7日(水)17時
問い合わせ先:立教大学教会音楽研究所 music@rikkyo.ac.jp
*先日申込フォームに不備がありましたが、現在はお申込可能です。不備をお詫び申し上げます。



▽平和の種まきフェスティバル
日時:2026年1月11日(日)15時
  ~1月12日(月・休)15時
場所:オリンピック記念青少年センター
参加費:全日程3000円、1日2000円
宿泊費:A棟5660円、D棟8000円(バス付)
    (いずれも食費は別)
主催:NCC教育部他
締切り:12月15日(定員70名)
申込みは下記URLかQR コードで。
  https://x.gd/bphKt
・出会いと学び、励ましと賛美の時間をともに!
・詳細は東京教区ホームページまたは各教会に配布された案内をご覧ください。



◆教役者レクイエム 
*聖アンデレ教会HPよりライブ配信します。 
http://www.st-andrew-tokyo.com/web/ 
日時:12月17日(水)10時半
場所:聖アンデレ主教座聖堂 
説教者:司祭 宮﨑 光 
▽司祭 高畠 靖▽司祭 岩井 祐彦▽司祭 吉沢 直江▽執事 赤間 尚義 ▽司祭 桜井 享▽司祭 島田 信▽伝道師 檜垣 茂▽司祭 貫 民之介▽司祭 今宮 良治▽伝道師 輿石 くは▽主教 佐々木 鎮次▽司祭 加藤 九十九 ▽司祭 秋吉 光雄▽司祭 清田 海一郎▽司祭 竹内 寛 ▽主教 工藤 義雄▽司祭 堀江 清▽司祭 内田 稔▽伝道師 伊東 千代子▽司祭 富田 孫太郎▽司祭 大矢 敬香▽司祭 奥村 亮



【ガザに届け!ニットでエールを!】 
〜私たちはガザを支援するためにこのプロジェクトを始めました。一目一目編んでいくと大きな物になるように、少しでもガザに思いを馳せてみませんか。一人でも多くの参加を願っております。〜
 香蘭女学校の平和団体「あすらぶ」と手芸部の中高生徒がパレスチナ子どものキャンペーンと協力して、編み物を通じてガザの子供たちの支援を行っています。
 かぎ針編みで18㎝×18㎝正方形をつくり、つなぎ合わせてガザへの思いを編み、全国の参加者の作品とつなぎ合わせます。来年3月末まで、どなたでも参加可能です。
 詳細は教区HPから、または、 Instagram@knit_4gaza 問い合わせ:KNIT4GAZA実行委員会 メール:koho@ccp-ngo.jp 電話:03-3953-1393 



【教区事務所冬季休業のお知らせ】
 12 月25日(木・降誕日)、12月29日(月)~2026年1月5日(月)を冬季休業とさせていただきます。
【教区ニュース休刊】
 12月28日号、2026年1月4日号 休刊いたします。



今週・来週の予定
12月14日~27日
 14(日) 降臨節第3主日
 17(水) 教役者レクイエム
小笠原プロジェクト
 21(日) 降臨節第4主日
 24(水) 降誕日前夕
 25(木) 降誕日



「教会活動に関するアンケート」 〜各教会・礼拝堂から寄せられた声〜 #2
2025.12.12
東京教区合理的配慮ワーキンググループ
〜関わり合う教会を目指して〜
 今年7月から10月までの期間、各教会・礼拝堂で「教会活動に関するアンケート」にご協力をいただきました。アンケートに寄せられた声をできるだけ具体的に皆様と共有するため、不便さに関する声とそれに対する提案を教区ニュースで少しずつ載せていきます。各教会・礼拝堂での更なる話し合いのヒントとなれば幸いです。
 今回は、 【1】礼拝について。 「祈祷書・聖歌集・礼拝奉仕をふくめて、不便だと感じること」への寄せられた声の後半をご紹介します。個人の特定を防ぐため、一部編集しています。( )の数字は複数回答の数です。



◆手足等の不自由さによる不便さ
<ハード面>
 聖歌集が重い(32)/聖書が重い(5)/祈祷書が重い(4)/ 聖歌集が持ちにくい(5)/聖歌集のページがめくりにくい(2)/ 聖歌集の文字が小さい(2)/聖歌集が大きく持つことが難しい人がいる/サイズが同じ方が使いやすい/祈祷書の厚さは不便/聖書が厚い/聖歌集の大きさが持ち運びに不便/祈祷書、聖歌集、聖書の大きさが不便/礼拝堂が2階で階段の手摺はあるが昇降しづらい/聖堂のピュウ(椅子)の背もたれが鋭角で腰痛だと辛い/入口のスロープは形ばかりで勾配がきつい/靴の着脱が大変/トイレが使いづらい/電車を乗り継がなければ教会に行けない
<ソフト面>
 膝まづく姿勢がとりにくい/手の不自由な方のために支援者が式文や聖歌集を本人の目の前に持ち続けている/その日の式文の簡易版を毎回プリントアウトするのは不便



◆手足等の不自由さに対する提案
<ハード面>
 聖歌集は使用するページをコピーする(4)/簡易版の式文(2)/ 聖歌集や祈祷書のPDF配布などの電子化/祈祷書や聖歌をプロジェクターで映せるデータがあればよい/古今聖歌集と同じ小型サイズの聖歌集の販売/聖歌集を日基教団の「讃美歌21」くらいの大きさにする/プロジェクターで聖歌をスクリーンに映す/日課等を別に作成、聖歌集+紙冊子だけで済むようにした/軽い聖歌集/聖歌集の整理・抜粋版の発行(3)/ 聖歌集のよくつかうものとそうでないものを分ける/祈祷書を分冊にする/サイズを揃えてつくってほしい/聖書の分冊版は便利だった/聖書のタブレット、ノートパソコン用のファイルの公開/式文や聖歌集が置ける譜面台を貸し出す/バリアフリーの礼拝堂/土足の聖堂にする/トイレに手すりを設置する/エレベーターの設置/車いすの方の参列スペース確保/車いすで障がいなく入れる聖堂/使いやすいスタイルの椅子
<ソフト面>
 周りの人が声かけあい介添えする/入口に濡れ雑巾をおき、拭いて靴のまま入れるようにする



◆感覚過敏やメンタルによる不便さ
<ソフト面>
 鍾の音が大きすぎて耳を塞ぐ時がある/奉仕等したいがしたくなくなる気持ち/90分の礼拝中ずっと安定しなければと思うと怖い/奉仕しないと礼拝への参加のハードルが高くなる/自分の体調不良のためなのか、コミュニティの課題がわからない/発達しょうがい(ASD)をもっており愛餐会などで所在なさげになってしまう/ストレスのない愛餐会の出席方法を模索したが最近では礼拝から離れてしまっている/外傷後ストレス障がいのため予めどの様な趣旨の説教が準備されているか知りたい



◆感覚過敏やメンタルによる不便さへの提案
<ソフト面>
 新来者や所在なさげな人を他の人とつなぐ存在/ PTSD等を抱えた信徒には予め説教の趣旨を提供する



◆日本語が母語でない方の不便さ
<ハード面>
 祈祷書、聖歌集の英語版があるとよい(2)/外国語での対応が困難(2)/多言語で書かれた礼拝式文があるとよい(2)/中国語の礼拝参加者向けの冊子がほしい/聖餐式文で中国語や韓国語など対訳がない/正式英訳式文は聖餐式しかない/外国人の突然の礼拝参加に対応できない/外国人用の礼拝案内がない
<ソフト面>
 外国の方がいらした時、一緒に讃美、お祈りが出来たらよい/説教も理解して頂けたらよい



◆日本語が母語でない方の不便さへの提案
<ハード面>
 英語版の式文を作る(3)/日英語で書かれた冊子の増刷/ハングル版などの式文を作る/日本語版の文字を拡大しルブリックにもふりがなをふる/英語版の式文やポケトークのような翻訳機を受付に置く/英文祈祷書式文+レスポンス音符をシーズンごとに小冊子の英文+音符を作成/日本語・外国が右左ひと開きで見られる2か国語式文の製作/2か国語式文は読み仮名が見辛いので付けない/英語、韓国語、中国語の聖書を備える/祈祷書、聖歌も多言語対応を考えたい/教区で複数言語の式文を作成いただけるとありがたい/通訳にAIの機能を使えたり出来ないだろうか?
<ソフト面>
 外国人への対応について他教会での様子も聞く



◆その他の不便さ
<ハード面>
 配布物が多い(3)/式文のコピーに手間がかかる(2)/祈祷書の「師父」のまま「司祭」と読むのは違和感(2)/前の椅子の祈祷書を置くスペースが狭く本が落ちる/子連れの場合礼拝音声をホールで聞けたらよい/聖歌のバージョンが多すぎて混乱する/聖歌集の曲は男性キーでは歌いにくい/古くなった聖なるものが捨てられない/手ぶらで参加できない/新しい祈祷書の内容や購入金額が気になる(2)/祈祷書改訂が確定するまで新しい日課をプリント配布するのは不便 /祈祷書抜粋版が必要/式文の聖書が最新でないものがある/祈祷書、聖書はプリントに頁数を記し礼拝の流れを止めないで/日本語式文は外国の方、目の見えない方に対応できない/データ化で全てカバーできない/「データ」を使える人と使えない人がいる
<ソフト面>
 奉仕者の不足、特定の人の負担(17)/多少不調でも行って作業しないとならない/礼拝奉仕する余裕がない/聖餐式の手順・所作に慣れていない(2)/陪餐の方法フレキシブルで良いのか/不自由さがある人から奉仕を断られる/ヘルプマークへの不理解とクレームが寄せられたときの対応/教会員になる時の洗礼名が不安/礼拝後のインフォメーションが長い/祈りが長く疲れる/平和の挨拶が儀礼的/平和のあいさつや報告で祈る気持ちが俗世的/礼拝全体が慌ただしく追いつくのがやっと/ SSの歌がかつての倍速/高齢者は変化についていけない/聖公会らしさが失われていく不安/余計なお世話はしない方が…と感じる/音符が読めず歌えない聖歌が多い/なじみのない聖歌はお手本がないと歌いづらい(2)/チャントが難しい/陪餐のならび方を今一度考えてほしい/日々の生活の中で祈祷書の使い方がわからない/礼拝で司式者が変わると追うのが難しい/ 積極的に礼拝奉仕に参加したいがどうすればいいかわからない/外国人、障がいを持った方の礼拝参加が困難/猛暑時の主日礼拝の時間を変えたい/勉強会等の時間や曜日に都合が付きにくい/各ウェブサイトで事前に情報がほしい/新来者、他教派の人に歓迎の思いを伝えるのが難しい/聖卓を囲んでの陪餐がいつも同じ方向/礼拝奉仕ができず申し訳ない/初めていらした方が戸惑っている/動画配信が減り障がい者が礼拝に触れる機会が減ったかも/現代語が覚えられない/礼拝奉仕継承出来ない/香を焚くと呼吸が苦しく席を移動したら怒られた/代祷を全て読み上げる必要は無い様に感じる/祈祷書、特祷を改正しなくてはならないのか(3)/今の聖歌集に寂しさを感じる/新来者への式文や週報の使い方の説明が足りない



◆その他の不便さへの提案
<ハード面>
 祈祷書や説教、礼拝内容を大型スクリーンへ投影(5)/礼拝の流れをパワーポイントで作成し投影/説教内容を週報に載せる/聖書箇所を週報と一緒にする/バリアフリーの教会であることをHPに記載する/使いやすい式文準備の教会間協力/礼拝内容を順序に従ってデータ化プリントする/祈祷書、聖歌集、聖書など容易にデータを取り出せる方式を検討する(2)/週報のメディア媒体を増やす/改正を経てわかりやすくはなっているが、調べたり学んだり手元に残すことも大切/ A 年B年C年の日課は使いやすい/式文の改訂への対応を含む電子化(2)/主日ごとの特祷、日課、詩編をセットで印刷して配布/聖語などにもルビをつけてはどうか/高齢者には当日の聖歌をコピーしたものを渡す/正面の左右に写し出せば前を見ながら歌い唱え司祭の所作も見える/どの教会にも障がい者や外国の方のための新しい祈祷書や聖歌集を揃える/言葉を話すことが困難な方の存在とその人達が共に礼拝できるよう祈祷書に明記する/配布物は、礼拝中に使用するものだけにし、残りは礼拝後の報告前に配布する/スピーカーをホールに置いて礼拝が聞けるようにする/夕の礼拝は信徒が司式するための抜粋版を用意している/聖餐式に信徒は抜粋版を使用している/新来者のために詩編、聖歌が一つになっている式文を用意している/初心者用のファイルの用意している/聖歌集もA年、B年、C年に分けると軽くてよい/堅い聖書台を備える/日課朗読や代祷の為のクリアファイルに拡大文字、カラーコードを付ける/式文のタブレット化などの検討/祈祷書の(師父→司祭)をシールを貼って直す(2)/案内などをメールで流し紙の量を減らす/祈祷書改訂が決定するまでは従前の聖書日課を使う
<ソフト面>
 慣れない方にはできるだけ信徒が寄り添うようにしている(2)/ 障がい者と健常者間の軋轢の際どのようにしたら良いか知りたい/礼拝後の集会をしたい/長めのインフォメーションは礼拝後のお茶会でする/長々と祈るより代祷の項目によってはそれぞれの黙想があってもよいのではないか/もう少しゆっくり進めてもらえると有難い/ファミリーバイブルの様なものが成立できる礼拝であってほしい/教会委員の役のみにたよらず、馴れない人には隣人が手をさしのべる/送葬式(式文)/オーガニストがいなかったとしてもアカペラで歌える喜びに考え方をチェンジする/聖職者にこそ障がい者理解に関する教育を徹底する/神学院での教育プログラムの中に盛り込む/オルガニストはメロディを明確に弾き、歌いやすいよう配慮する/文字や言葉を用いる礼拝に取り残されている人が必ずいるという意識をみんなが持つ/礼拝奉仕の当番制/猛暑時の主日礼拝の開始時間を変更する/礼拝用書について使うものをあらかじめ教えてもらえると助かる/献金をいつ渡すかあらかじめ教えていただけると助かる/何をしてほしいのか直接うかがうことが大切/受付での案内とアナウンス/礼拝をいかにきちんと守っていくかが鍵/多少不調があってもいける教会がいい/慣れていないと日課や代祷を読み上げる礼拝奉仕に自信がなく拒む/都合が付きにくい方がzoomで参加する機会を増やしている/堅信式に向けての勉強会/朝7:30の礼拝をオンラインにする/聖卓を囲んでの陪餐を違う方向からにしてほしい/若い人に奉仕を引き継ぐことについて皆で考える/初めての人が迷っているときはアッシャーに声をかける/難しいチャントを1曲ずつでも礼拝後に練習する機会を設ける/練習会、勉強会等/体調不良の人の為に後方の席を確保して欲しい/強制ではなく礼拝奉仕当番制などもっと積極的にアプローチしてもよいのではないか/初めて礼拝に出られる方への説明などアッシャー担当間で一定レベルの説明を共有する/目の不自由な方に対して介助で聖堂内へ導く/不便をなくすという発想ではなく、不便を楽しむ、不便さを助けあい補い合うという発想/教父母から新しい方へ奉仕の紹介をする




*次回は、【2】 その他。「教会活動や奉仕について、困っていること」についての声を紹介していきます。