大斎節第五主日 2013年3月17日(日)

 

聖書日課  牧師メッセージ  大斎研修写真

ルカによる福音書 15:11-32


9イエスは民衆(みんしゅう)にこのたとえを(はな)(はじ)められた。「ある(ひと)がぶどう(えん)(つく)り、これを農夫(のうふ)たちに()して(なが)(たび)()た。 10収穫(しゅうかく)(とき)になったで、ぶどう(えん)収穫(しゅうかく)(おさ)めさせるために、(しもべ)農夫(のうふ)たちのところへ(おく)った。ところが、農夫(のうふ)たちはこの(しもべ)(ふくろ)だたきにして、(なに)()たせないで()(かえ)した。 11そこでまた、ほかの(しもべ)(おく)ったが、農夫(のうふ)たちはこの(しもべ)をも(ふくろ)だたきにし、侮辱(ぶじょく)して(なに)()たせないで()(かえ)した。 12(さら)に三人目(にんめ)(しもべ)(おく)ったが、これにも(きず)()わせてほうり()した。 13そこで、ふどう(えん)主人(しゅじん)()った。『どうしようか。わたしの(あい)する息子(むすこ)(おく)ってみよう。この()ならたぶん(うやま)ってくれるだろう。』」14農夫(のうふ)たちは息子(むすこ)()て、(たが)いに(ろん)()った。『これは跡取(あとと)りだ。 (ころ)してしまおう。そうすれば、相続(そうぞく)財産(ざいさん)我々(われわれ)のものになる。』15そして、息子(むすこ)をぶどう(えん)(そと)にほうり()して、(ころ)してしまった。さて、ぶどう(えん)主人(しゅじん)農夫(のうふ)たちをどうするだろうか。 16(もど)って()て、この農夫(のうふ)たちを(ころ)し、ぶどう(えん)をほかの(ひと)たちに(あた)えるにちがいない。」 (かれ)らはこれを()いて、「そんなことがあってはなりません」と()った。 17イエスは(かれ)らを()つめて()われた。「それでは、こう()いてあるのは、(なん)意味(いみ)か。

(いえ)()てる(もの)()てた(いし)

これが(すみ)(おや)(いし)となった』

18その(いし)(うえ)()ちる(もの)はだれでも()(くだ)かれ、その(いし)がだれかの(うえ)()ちれば、その(ひと)()しつぶされてしまう。」 19そのとき、律法(りっぽう)学者(がくしゃ)たちや祭司(さいし)(ちょう)たちは、イエスが自分(じぶん)たちに()てつけてこのたとえを(はな)されたと()づいたので、イエスに()(くだ)そうとしたが、民衆(みんしゅう)(おそ)れた。

新共同訳聖書

ページtop

牧師コーナー


大斎研修第5回
3月17日の大斎節研修プログラム第5回は立教池袋中高チャプレンの市原信太郎司祭の「聖なる三日間の礼拝について-その豊かさと実践-」でした。聖なる三日間の礼拝は古くから大切に守られてきたが、そこには歴史的に複数の意味が込められていること。その意味を大切にしながら、自由な礼拝も行われていることなどを映像や聖歌(自らギター伴奏)なども交えながら話されました。

本日の福音書で「建築家のすてた石、これが角の首石(おやいし)となった」とのイエスの発言が出てきます。人からは捨てられ、(あなど)られ、迫害されたが、神によって認められ、尊い役割を担わされた人の比喩になっています。神の愛する息子が農夫たちによって殺されたこと、つまり、イエス・キリストの十字架は、その「驚くべき神の御業」の完成です。十字架は、まことに、滅び行く者には愚かで失敗のように見えますが、救いにあずかる者には絶大な神の栄光を現すのです。それは、滅び行く者には隠されていますが、救いにあずかる者には明らかに現されているのです。私たちは、今日、その「神の驚くべき御業」を聞いているのです。十字架に向けての歩みが始まります。

牧師 司祭 バルナバ 前田(まえだ) 良彦(よしひこ)

ページtop


ステンドグラスと花

  • 復活日礼拝案内(済)

  • 牧師コーナー
  • 最新のメッセージ
  • 5月
  • 三位一体主日
  • 聖霊降臨日
  • 復活節第七主日
  • 復活節第六主日
  • 4月
  • 復活節第五主日
  • 復活節第四主日
  • 復活節第三主日
  • 復活節第二主日
  • 3月
  • 復活日
  • 大斎節第六主日
  • 大斎節第五主日
  • 大斎節第四主日
  • 大斎節第三主日
  • 2月
  • 大斎節第二主日
  • 大斎節第一主日
  • 大斎節前主日
  • 顕現後第四主日
  • 1月
  • 顕現後第1-3主日
  • 顕現日
  • 2012年4-12月
  • 降誕後第一主日
  • 降臨節第1-4主日
  • 降臨節前主日
  • 聖霊降臨後1-25主日
  • 聖霊降臨日
  • 復活節第2-7主日

  • 招宴巻頭言
  • 最新号巻頭言
  • 2014年招宴巻頭言
  • 2013年招宴巻頭言
  • 2012年招宴巻頭言