ニュースレター「いのちの海と空と大地」41号発行/経産省 東京都小笠原村南鳥島での「核のごみ」調査申し入れ/原発稼働条件に事故発生時の確実な避難ルートの明示を!

ニュースレター「いのちの海と空と大地」41号を発行しました。
どうぞご覧ください。このニュースレターは聖公会の各教会にも配布されています。

41号 コンテンツ

  • 経産省 東京都小笠原村南鳥島での「核のごみ」調査申し入れ
  • 原発稼働条件に事故発生時の確実な避難ルートの明示を!

41号の「関連用語あれこれ」

ガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)

  1. 使用済み核燃料:原子力発電では4~5年に1度核燃料を交換する必要があります。使用済み核燃料とは、原子炉内で使用したのちに取り出された核燃料のことです。取り出した直後は放射能が高く、高い熱を出しているため原発敷地内などにあるプールで数年間冷却貯蔵されます。
  2. 高レベル放射性廃液:数年間冷却貯蔵された使用済み核燃料を再処理工場に移し、ウランやプルトニウムを取り出します。高レベル放射性廃液とは、取り出した後に残る廃液のことで、強い放射線と熱を出します。
  3. ガラス固化体(高レベル放射性廃棄物):ガラス固化体を作るには、高レベル放射性廃液を蒸発濃縮して、ガラスの原料と混ぜて約1,200℃で溶かします。そしてキャニスタと呼ばれるステンレス鋼製容器の中で冷やし固めます。これがガラス固化体で、高レベル放射性廃棄物と言います。
    ガラス固化体は強い放射線を発生し、製造直後の表面温度は200℃を超えます。そのため地層処分をする前に冷却の必要があります。冷却のために専用の貯蔵施設に移され30年~50年間貯蔵され、その後地層処分されます。
    現在は、再処理をフランスとイギリスに委託しています。両国から返還されたガラス固化体と日本で発生したガラス固化体(主に研究用)が、青森県の六ケ所村にある日本原燃(株)高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターと茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の東海研究開発センターに保管されています。

地層処分

わが国は、ガラス固化体の最終処分方法を地層中に処分することを基本的な方針としています。地層処分は国際的にも現実的な唯一の方法とされています
地層処分とは、30年~50年間専用の施設で冷却貯蔵されたガラス固化体を、地上から300ⅿ以上の深さにある安定した岩盤に埋めるものです。
3月に経産省が「地層処分」するための最終処分地選定のための文献調査を、東京都小笠原村に申し入れました。

放射性プルーム

事故や機械・設備に不具合が生じ、放射性物質が外に出ると空気の流れに乗って放射性物質を帯びた空気がかたまりとなって移動します。この空気のかたまりをプルームと言います。つまり、放射性物質を含んだ雲のようなものです。