プロジェクトと関わりがある団体/組織東北教区
東日本大震災被災者支援プロジェクト
日本聖公会東北教区は東日本大震災直後に対策本部を設置し、2011年5月には日本聖公会「いっしょに歩こう!プロジェクト」が立ち上がって2年間、被災された方々や被災地の支援に従事しました。
その後「いっしょに歩こう!パートⅡ だいじに・東北」、2015年6月「東北教区東日本大震災支援室」、2019年からは「東北教区東日本大震災被災者支援プロジェクト」として、被災者の皆さんに寄り添い続けながら「共に祈り、共に歩む」小さなの働きを継続しています。
主な働き
- 被災地訪問者への協力、案内
教会、学校、グループ等の被災地訪問のお手伝いをしています。
- お茶会の開催
仮設_住宅で生活されていた頃から、交流の場としてお茶会の開催を続けています。
- 被災地巡りツアーの開催
東北教区の信徒を対象に、現在被災地がどのような状態にあるのか実際に見ていただくツアーを開催しています。
- 教区大震災関連行事への協力
- 「原発のない世界を求めて」日本聖公会総会決議に関する協力
関連トピック
当サイトの記事から、東電福島原発事故に関連するものをご紹介します。
プロジェクトと関わりがある団体/組織宗教者が核燃料サイクル事業廃止を求める裁判
(略称:宗教者核燃裁判)
この裁判は、仏教やキリスト教など、宗派の違いを超えた宗教者や信者が、青森県六ヶ所村の原子力施設(再処理工場など)の運転差止を求めて、提訴した裁判です。2020年3月9日に日本原燃株式会社を提訴しました。
2024年12月現在原告は266名です。日本聖公会の教役者や信徒も原告団に加わっています。原発回帰の政策が進められている今、根本的な原発依存からの脱却を求め、核燃サイクル廃止を訴えるより多くの宗教者が必要です。原告に加わってくださる方、サポーターとしてこの運動を支持してくださる方を募集しています。

裁判の経過
2020年3月9日
宗教者・信仰者が青森県六ケ所村の原子力施設(再処理工場など)の運転差止を求めて、日本原燃株式会社を被告に東京地方裁判所へ提訴。
2020年12月17日
東京地裁にて初の口頭弁論。
次世代に核廃棄物を残す核燃サイクルは、「生命をつなぐ権利」に反する憲法違反だと訴える。被告の日本原電は、反論に時間がかかるとして、準備書面の提出は2021年3月と6月になる見通し。2021年4月8日
東京地裁にて第2回口頭弁論期日。
福島県在住の原告・片岡輝美さんが陳述した。今後も核と命は共存できないということを宗教者・信仰者の視点から訴えていく。2021年10月7日
東京地裁にて、第3回口頭弁論期日。
日本聖公会の信徒・池住義憲さんが陳述し「自分たちの世代の幸せだけを考えてはいけない」ことを訴えた。(『原告団NEWS』紹介: https://www.kakunensaiban.tokyo/2021/12/13/news05/ )2022年7月7日
東京地裁にて第4回口頭弁論期日。
北村賢二郎弁護士によって、プレート間巨大地震における被告の地震動評価が不合理であることなど、パワーポイント資料を用いて説明され、日蓮宗法運寺住職の梅森寛誠さんによる意見陳述が行われた。2022年12月20日
東京地裁にて第5回口頭弁論期日。
井戸謙一弁護士が、原発の安全基準となっている最大震度の想定がいかに現実からかけ離れて低く設定・設計されているかをパワーポイント資料を用いて明確に説明され、日本キリスト教団の秋葉正二牧師による意見陳述が行われた。2023年10月5日
東京地裁にて第6回口頭弁論期日。
元福井地裁裁判長・樋口英明さんを始め多くの支援者が傍聴した。原告代理人である北村賢二郎弁護士は六ヶ所再処理工場が地震に対して脆弱であり、危険であることを、池上直樹弁護士は宗教者信仰者が訴える「命をつなぐ権利」は安全な未来を次世代に手渡す権利であり義務であることを主張した。
また原告側の共同代表である内藤新吾牧師(日本福音ルーテル稔台教会)が意見陳述を行い、宗教者信仰者としてこの裁判を起こした理由を述べた。2024年1月30日
東京地裁にて第7回口頭弁論期日。
メディア掲載・関連資料
- 核燃サイクル事業は「憲法違反」 宗教者「倫理性に反する」と提訴 (キリスト新聞 2020/3/14)
- 核燃サイクル事業は「憲法違反」〜宗教者裁判で初の口頭弁論 (OurPlanet-TV 2020/12/18)
- 樋口英明氏(元福井地方裁判所裁判長)オンライン講演会「六ヶ所再処理工場を動かしてはいけない理由」(2020/12/17)
- 日本カトリック正義と平和協議会 OnePoint メッセージ「宗教者核燃裁判」について 内藤新吾牧師(日本福音ルーテル教会)(YouTube 2021/8/13)
- 宗教者核燃裁判 連続オンラインセミナー 第1回「宗教者核燃裁判への歩み」
発題者:長田浩昭(兵庫県・真宗大谷派)(YouTube 2022/5/12) - 宗教者核燃裁判 連続オンラインセミナー 第2回「六ヶ所再処理施設の危険性」
発題者:内藤新吾(千葉県・日本福音ルーテル教会)(YouTube 2022/6/9) - 宗教者核燃裁判 連続オンラインセミナー 第3回「核燃裁判における樋口理論の展開 -本当は誰にでも分かる原発裁判 」
発題者:樋口英明先生(元福井地裁裁判長)(YouTube 2022/9/1) - 宗教者核燃裁判 連続オンラインセミナー 第4回「日本原燃の不合理な想定」
発題者:北村賢二郎弁護士(YouTube 2022/10/6) - 宗教者核燃裁判 連続オンラインセミナー 第5回「宗教者核燃裁判が求める『命をつなぐ権利』とは?」
発題者:池田直樹弁護士(YouTube 2022/11/17)
関連トピック
当サイトの記事から、宗教者核燃裁判に関連するものをご紹介します。
プロジェクトと関わりがある団体/組織自然エネルギー100%プラットフォーム
正義と平和委員会が賛同団体として名前を連ねているネットワークです。
気候ネットワークとのつながりで地球環境に関する学びを開催したことがきっかけです。持続可能な社会とエネルギーの問題について議論を喚起していきます。

関連トピック
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プロジェクトと関わりがある団体/組織東北HELP
東日本大震災後、被災者及び被災地域を教会を通して支援していくためにいち早く立ち上げた超教派による「仙台キリスト教連合被災支援ネットワーク」です。

日本聖公会が関わっている団体/組織
WCRP日本委員会
1970年に行なわれた第1回世界宗教者平和会議(WCRP)に始まり、カトリック・NCCをはじめイスラムや神道、仏教者が平和のための宗教協力を行なっています。環境問題や核兵器禁廃絶、平和構築などに取り組み、日本聖公会も複数のメンバーを派遣しています。
ウェブサイト:https://www.wcrp.or.jp/information/日本キリスト教協議会
世界教会協議会(WCC)やアジアキリスト教協議会(CCA)につながる、プロテスタント諸教派・団体のエキュメニカル共同体です。平和・核問題委員会をはじめ、種々の委員会があります。日本聖公会も正式に加盟し、各員会に委員を派遣しています。
ウェブサイト:https://ncc-j.orgキリスト者平和ネット
カトリックやプロテスタント諸教派・団体が加盟し、戦争により二度と同じ過ちを繰り返さないと誓い、祈りと言葉と行動で「主の平和」を求め続けるネットワークです。
ウェブサイト: http://cpnet.bona.jp