汚染水海洋放水に対する抗議声明

2021年4月の関係閣僚会議において、福島第一原発にたまり続けている汚染処理水の海洋放出を、2年後を目途に開始することが決められました。海外の反応はさまざまですが、中国や韓国、台湾など近隣諸国からは大きな懸念が示され、抗議の声があげられています。

日本聖公会・正義と平和委員会は、日韓協働委員会及び韓日共同委員会[1]と連名で、「日韓教会(NCCK-NCCJ)共同声明文[2]」の支持を表明し、日本政府に対し海洋放出の撤回を求めています。また、日本キリスト教協議会・平和核問題委員会[3]でも抗議声明を出しています。

[ 注 ]

  1. 日韓協働委員会・韓日共同委員会:
    日本聖公会・日韓協働委員会と大韓聖公会・韓日共同委員会。二つの委員会は2024年に設立40周年を迎えようとしています。それぞれの国での委員会活動と、合同の委員会活動があります。
  2. 日韓教会(NCCK―NCCJ)共同声明文:
    韓国基督教教会協議会(NCCK)と日本キリスト教協議会(NCCJ)による共同声明文です。
  3. 日本キリスト教協議会:
    世界教会協議会(WCC)やアジアキリスト教協議会(CCA)につながる、プロテスタント諸教派・団体のエキュメニカル共同体です。平和・核問題委員会や種々の委員会があります。

以下は、それぞれの抗議声明です。私たちの声が政府に届くまで、海洋放出撤回を訴え続けて行きたいと思います。

※画像をクリックするとPDFファイルを表示します

「日本聖公会日韓協働委員会」「日本聖公会正義と平和委員会」「大韓聖公会韓日共同委員会」声明
日韓教会(NCCK-NCCJ) 共同声明文
日韓教会(NCCK-NCCJ) 共同声明文
日本キリスト教協議会 抗議声明

トリチウム汚染処理水の問題については、河田昌東さん(NPO法人チェルノブイリ 救援・中部)の解説をこのウェブサイトでも取り上げています。合わせてご覧ください。

資料ページ:『福島原発事故の今とこれから』(PDFファイル)