宗教者が核燃サイクル事業廃止を求める裁判(宗教者核燃裁判)を知っていますか?

日本福音ルーテル教会の内藤新吾牧師が、青森県六ヶ所村で運転計画中の核燃料再処理工場で懸念される危険と最悪の環境汚染、そして、宗教者核燃裁判の目的について語る動画が、8月13日に「日本カトリック正義と平和協議会」のYoutubeチャンネルから配信されました。

宗教者核燃裁判には、聖公会の教役者や信徒も原告として加わっています。
この裁判についても広く知ってもらい、多くの人との連帯を強めたいと原発問題プロジェクトでは考えています。知ることは、考えるための材料となります。26分間の動画です。どうぞご覧ください。

JP OnePoint メッセージ「宗教者核燃裁判」について 内藤新吾牧師(日本福音ルーテル教会)

宗教者が共通して人々に訴えるのは、なによりも、頂き物としてのいのちの大切さです。しかしそのいのちを生きるために、人間が作りだした科学技術や産業は、いつの間にかいのちを疎外するようにもなってしまいました。今日、いのちの疎外の頂点に立つのは、核・原子力とそれを製造する産業のシステムではないでしょうか。このシステムを根絶するために、日本の宗教者は連帯して立ち上がり、「宗教者核燃裁判」を起こしました。その中心で働かれる内藤新吾牧師(日本福音ルーテル教会)に、「宗教者核燃裁判」についてお話を伺いました。

「宗教者核燃裁判」ホームページ
https://www.kakunensaiban.tokyo/
国の原子力政策の肝である核燃料サイクル事業を断念させれば、すべての原発も既に使用済み核燃料で一杯ですので止まります。裁判は現在、第三次原告を募集中です(第四次と続きます)。 支援も感謝です。ホームページをご覧ください。

動画の概要欄より転載

内藤新吾牧師プロフィール

1961年生まれ。日本ルーテル神学大学・日本ルーテル神学校卒業。静岡県時代に「浜岡原発を考える静岡ネットワーク」役員を経験、現在は千葉県の日本福音ルーテル稔台教会牧師、日本キリスト教協議会「平和・核問題委員会」長、「原発体制を問うキリスト者ネットワーク」共同代表、「原子力行政を問い直す宗教者の会」事務局の一人。
2019年 日本聖公会「原発のない世界を求める国際協議会」参加者。