東京教区 教会・礼拝堂の皆さま

 ハマスとイスラエルの間で引き起こされている戦争の中で、ガザ市中心部の、いのちを守る尊い使命を果たしているアル・アハリ聖公会病院で大規模なロケット弾が爆発し、他に避難場所もなくそこに集まっていた多くの市民が亡くなり、あるいは重傷を負われました。犠牲となった方がたを思う時、他人事として見過ごすことはできません。
 私たちは遠く離れた場所に暮らしてはいますが、神様からの尊い授かりもの、賜物であるいのちを無残にも損なう出来事に対し、悲しみと悔い改めの心を持ちたいと切に願います。
 犠牲となった方がたの魂の平安、そして聖なる都で流されている不要な血が取り除かれ、真の聖なる都としての姿を一日も早く取り戻されますよう、そして尊いいのちの繋がりが生み出されますようともに心を一つにして祈り続けてまいります。どうぞ、ご一緒に祈りを捧げ続けて下さることをお願いいたします。

2023年10月27日
主教 フランシスコ・ザビエル 髙橋宏幸